▼メインカード第1試合 フェザー級リーグ戦 3分3R
〇ヴュー・ペッコウーソン(タイ)=6P
判定3-0
×ヨードクンスック・ムーバーンチョンブーン(タイ)=0P
ヴューはBBTVフェザー級王座、オムノーイスタジアム認定スーパー・フライ級王座、タイ国プロムエタイ協会バンタム級王座を獲得。2017年からムエタイの2大殿堂のひとつであるルンピニースタジアムに上がり、2020年からはテレビマッチ=7チャンネル(BBTV)でも戦っている。コンペットとの直接対決では3勝1敗と勝ち越し。現代ムエタイ軽量級の最高峰に位置している。
2023年3月、K-1初参戦にしてフェザー級王者・軍司泰斗に挑戦したが、判定で敗れた。7月の再来日では斗麗に3RでKO負け。K-1ルールでは実力を発揮できずに終わった。
ヨードクンスックは2016年にオムノーイスタジアム認定スーパーバンタム級王座を獲得、その後2017年のラジャダムナンスタジアム創立記念年興行でメーティー・ソージョートイペッドリュウを3RKOで下してラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級王座も獲得した。長くスーパーバンタム級のトップ選手として活躍し、サミンダムやゴントラニー、ラムナムムーンレックといったトップ選手たちと鎬を削ってきている。
今年7月に名古屋で開催された「SukWanchai MuayThai Super Fight vol.10』に来日し、福田海斗とIMSA世界フェザー級王座決定戦を争ったが、4Rにヒジで切られてTKO負けを喫した。
1R、左ミドルを蹴るヴューにヨードクンスックは右ロー、ヨードクンスックの左ジャブにヴューは右クロスを合わせる。ヨードクンスックは首相撲から右のヒジ。ヴューは前蹴りでヨードクンスックを突き放していく。その前蹴りをキャッチしたヨードクンスックが右ストレートを打つと、ヴューもすかさずワンツーを打ち返す。ヨードクンスックの強い右ロー、左ミドル。ヴューは前蹴り。オープンスコアは10-9×3でヨードクンスックが取った。
2R、ヴューは前蹴りと左ミドル、踏み込んでのヒジ、右フックも繰り出す。ヨードクンスックは左ミドルを蹴るが、ヴューはそこへワンツー。首相撲になると同時にヒザを蹴る。前へ出ていくヴューがヒザ、右ミドル、左ミドル。ヴューの厳しい攻めにヨードクンスックはロープを背負う場面が多い。OPスコアは10-9×3でヴューが取り、イーブンに。
3R、ヨードクンスックの左ミドルにビューが右ミドルを返す。ヨードクンスックが左右フックを打てばビューは左ヒジ。ビューが足払いで鮮やかに転倒させる。ワンツーからヒジ、さらにヒザと前へ出るビュー。さらに右ミドルをヒットさせるとジャブ、前蹴りで距離を取り始める。
ビューの前蹴りとヒザに入れないヨードクンスックはビューの右ミドルをキャッチしてパンチを返そうとしたが、ヴューはヒザを使ってディフェンス。ジャブ、前蹴り、フットワークで完全に距離をとるビュー。最後はヨードクンスックが負けを認め、両者ステップを踏んで試合を終えた。
判定は3-0でビューが勝利。リーグ戦を全勝で終えた。