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【UFC】朝倉海がいきなりフライ級王者パントージャに挑戦「RIZINチャンプとして、日本の格闘技を背負って世界と勝負する」=12.7『UFC 310』ラスベガス

2024/10/13 02:10

同じフライ級の平良達郎は10月13日に1位ロイヴァルと対戦

 果たして、朝倉海は日本人初のUFC世界王者=アジア男子初の快挙を成し遂げるか。

 そのフライ級では、平良達郎と鶴屋怜の2人の日本人選手がUFCに参戦中で、鶴屋はMMA10勝無敗で、6月のUFCデビュー戦で勝利したばかり。年内にもう1試合を予定している。

 そして平良は、2022年5月のUFCデビュー戦以降、6連勝をマークし、フライ級5位にランクアップ。MMA16勝無敗で2024年10月12日(日本時間13日)には、フライ級1位のブランドン・ロイヴァルとの試合を迎える

 これまで“最もUFCベルトに近い日本人”と言われてきた平良は、オクタゴン連勝でこぎつけたロイヴァルとの試合で勝利すれば、王座挑戦は間違いなく、朝倉海とパントージャの勝者を待つことになる。

 10月、12月と続く、世界最高峰の決戦で、最後にベルトを巻くのは誰か。


【写真】本誌『ゴング格闘技』NO.334では朝倉海がパントージャ、平良達郎、そして盟友ドバリシビリについても語っている。

 朝倉海は、MMA21勝4敗。初代THE OUTSIDER 55-60kg級王者から、2017年12月にRIZIN初参戦し、堀口恭司、扇久保博正、フアン・アーチュレッタらを破り、第3代・第6代RIZINバンタム級王者となり、2024年6月に王座を返上。UFCと契約したことを発表していた。30歳。

 現UFC世界フライ級王者のパントージャは、2023年7月にブランドン・モレノに5R スプリット判定で勝利し、王座を獲得。12月にブランドン・ロイバルに判定勝ちし初防衛に成功すると、5月の地元ブラジル・リオ大会でスティーブ・エルセグに5R判定勝ち、2度目の王座防衛に成功している。34歳。

 朝倉の参戦により、UFCロースターに名を連ねる日本人選手はフライ級ランキング5位の平良達郎、女子ストロー級の魅津希、ウェルター級の木下憂朔、『ROAD TO UFC』シーズン1バンタム級ファイナリストの中村倫也(※2025年1月19日『UFC 311』でムイン・ガフロフと対戦)と風間敏臣、『ROAD TO UFC』シーズン2フライ級優勝者である鶴屋怜の7名となる。

 朝倉海の参戦に、UFCシニアバイスプレジデント兼アジア太平洋地域統括責任者を務めるケビン・チャンは、「我々のマッチメーカーが朝倉海を即座にタイトル戦に起用したことは、過去3年間に日本から生まれたトップレベルの才能の質の高さを裏付けています。平良達郎、中村倫也、そして鶴屋怜のような選手たちは、日本におけるMMAが再び黄金期を迎えることを示唆していると感じています」とのコメントを発表。

 また、オクタゴン初戦でフライ級タイトルに挑戦する朝倉は「UFCフライ級を盛り上げるためにやってきました。12月7日、日本時間では8日(日)にラスベガスのT-Mobileアリーナで開催されるUFC 310でフライ級王者のアレシャンドレ・パントージャ選手と戦うことが決まりました。デビュー戦がタイトルマッチということで、不利だという声も多いかとは思いますが、必ず勝って、UFC初の日本人チャンピオンになりたいと思います。そして、UFCファンの皆さんに今まで見たことのないエキサイティングな試合をお見せすることを約束します。楽しみにしていてください!」とコメントを寄せている。

 9月21日の『ゴング格闘技』11月号(N0.334)のロングインタビューでは「RIZINチャンプとして、日本の格闘技を背負って世界と勝負する」と意気込みを語っている朝倉。UFC日本大会も見据え、フライ級トップ戦線が過熱する。

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