▼第2試合 フライ級ムエタイ 3分3R
〇オマール・ドリッシ(イタリア)
KO 3R 2分16秒 ※右ストレート
×新田宗一朗(クロスポイント吉祥寺)
新田は空手、ボクシングを経て17歳からキックボクシングを始めた。2019年2月にプロデビューすると10戦無敗の快進撃を続けたが、2021年10月の『KNOCK OUT』で力也に初黒星。2022年4月にはINNOVATIONスーパーフェザー級王座を奪取し、7月のRIZINで大雅と対戦するも判定負け。10月にはカミシロに延長Rで勝利して再起したのも束の間、12月に初代KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座決定戦で久井大夢にKO負けを喫した。2023年4月のINNOVATION王座防衛戦はドローで防衛に成功。7月にはKrushに乗り込んだが、目黒翔大に判定負け。2024年5月の『ONE Friday Fights』初出場ではジャン・ジンフーに判定負けとなかなか勝ち星をつかめなかったが、8月のKNOCK OUTで山本太一に初回TKO勝ちを収めた。戦績は11勝(5KO)5敗4分。
ドリッシはWBCムエタイ欧州王座獲得の経歴があり、戦績は28勝12敗。
1R、まずは新田が左インローで様子を見るかと思いきや、いきなり緩急をつけた左ハイキック。ドリッシはワンツーを伸ばして来るが、新田はバックステップ。ロープを背にした新田にドリッシは右ストレートを当て、組むとヒザ蹴り。左インローからの右ストレートで反撃する新田にドリッシは首相撲からのヒザ。
離れるとパンチで前へ出るドリッシ。新田はミドルをキャッチされる。ロープを背にして右ストレートを打つ新田だが、前に出てくるドリッシに左ミドルを蹴ってもバランスを崩してしまう。コーナーに詰まった新田にパンチをまとめるドリッシ。新田はロープ伝いに逃げるが、打ち合ったところで右フックを打たれダウンを奪われる。
2R、右カーフを蹴っていく新田。ドリッシは新田の右ミドルをキャッチしての右ストレート。パンチを出して前へ出て行くドリッシに新田も打ち合い、左フックをクリーンヒット。動きが落ちたドリッシにパンチをまとめて右フックでダウンを奪い返す。ヒザ蹴りと左右フックで追い込む新田にドリッシは組む。右カーフからパンチで襲い掛かる新田だがドリッシに組まれる。ドリッシが反撃に転じ、ワンツー、そして首相撲からのヒザ蹴りに新田が倒れるがダウンにはならず。
ドリッシのワンツーを頭を下げてディフェンスする新田。ドリッシの猛攻に左フックから打ち返してさらに逆転するが、ドリッシはすぐに反撃に移る。額をカットして流血するドリッシ。
3R、前に出てくるドリッシはワンツーの連打と右ロー。新田も右ローと左右フックで反撃もドリッシの圧力に下がる。右ヒジを振る新田。頭を振りながら前へ出る新田。右ストレートを打つが、すぐにドリッシはワンツーの連打を打ち返す。右の連打をもらう新田。ドリッシのヒザとヒジに下がる新田は右ストレートを打ち抜かれてダウンし、レフェリーがここでストップした。