会見に出席したガヌーとフェレイラ。間に入ったのはジェイク・ポールだ。(C)PFL
2024年10月19日(現地時間)にサウジアラビアのリヤドで開催される『PFL Super Fights: Battle of the Giants』(U-NEXT配信)の会見が行われ、「PFLヘビー級 スーパーファイトチャンピオンシップ」(5分5R)を戦う、元UFC世界王者のフランシス・ガヌー(カメルーン)と、PFL2023年王者ヘナン・フェレイラ(ブラジル)らが出席。
大会に向けた質疑応答のなかで、ガヌーが、現UFC世界ヘビー級王者との対戦が実現しなかった経緯についてあらためて語った。
会見でガヌーは、UFC時代のジョン・ジョーンズとの試合について、「彼らは何度も会議でこう言ったんだ。『ああ、それはあり得ない。ジョン・ジョーンズはもう戦いたくないんだ。彼はアルバカーキに住んでいて、質素な生活を送っていて、銀行口座には大金があるんだ』」と、説明を受けたという。
UFCのダナ・ホワイト代表による、ガヌーが「ジョン・ジョーンズとの試合を実現するのを恐れていた」との言葉にガヌーはこう反論する。
「それが“新しい物語”だ。彼は何か言わなければならなかった。私の知る限り、彼らによると、私と戦いたくなかったのはジョン・ジョーンズの方だった。何度も試合を組むために話し合ったが、彼らは『ああ、それはあり得ない。ジョン・ジョーンズはもう試合をしたくない』と言ったんだ」と。
同時に、ガヌーは「物語をコントロールする人間は、何を言ってもいい」とも語る。
「しかし、それは単なる物語に過ぎない。私はジョン・ジョーンズ戦を要求した。しかし、私はそれで新たな契約に縛られることは望んでいなかった」とした。
また、ボクシングでタイソン・フューリーにスプリット判定で敗れ、アンソニー・ジョシュアにKO負けし、10月にMMAでフェレイラと対戦するガヌーは、「MMAを辞めたことはない。そして、ボクシングのキャリアを続けることも諦めていない」とも語っている。
ヘナン・フェレイラ「僕の手を恐れなければならない」
「フランシスはボクシングで2敗し、MMAで長い間試合に出ていなかった。今年は彼にとって最大の問題だった。彼は僕の手を恐れなければならない。僕はこの動きとスタイルで何度も何度も証明してきたように、僕に向かって打ち込んでくることで、僕が打つ力と繋がる。それが僕をより危険な存在にしているんだ」
「リオに引っ越してきて、ノゲイラ兄弟に会って、彼らがいかに偉大で伝説的でありながら、謙虚でいられるかを理解した。それがずっと心に残っていて、とても大切にしていることなんだ」