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インタビュー

【ONE】5連続フィニッシュ勝利中の“野生獣”手塚裕之、米国凱旋試合に向け、「当時の米国のコーチやチームメイトたちに自分がどれだけ成長したかを見せたい」「日本の米のクオリティを知ってもらいたい」

2024/08/26 18:08
【ONE】5連続フィニッシュ勝利中の“野生獣”手塚裕之、米国凱旋試合に向け、「当時の米国のコーチやチームメイトたちに自分がどれだけ成長したかを見せたい」「日本の米のクオリティを知ってもらいたい」

手塚裕之が米国で師事した名コーチ、MMA観、米作りなどのロングインタビューは発売中の『ゴング格闘技』NO.333にて掲載。(C)ゴング格闘技

 2024年9月6日(日本時間7日)に米国コロラド州デンバーで開催される『ONE 168: Denver』(U-NEXT配信)のウェルター級MMAマッチで、日本の手塚裕之(ハイブリッドレスリング山田道場/TGFC)が、イシ・フィティケフ(豪州/トンガ)と対戦する。

 手塚は“野生獣”の異名を取る第13代PANCRASEウェルター級王者。キャリア14勝で12フィニッシュと高い決定率を誇り、前戦となる2024年4月にはヴァミール・ダ・シウバに一本勝ち、5連続フィニッシュを決めている。

 対するフィティケフはニュージーランド生まれで豪州育ちのトンガ人で、元ラグビー選手という異色のキャリアを持つ。柔術も黒帯でキャリア8勝で6フィニッシュとこちらも高い決定率を誇る。

 農業研修中の米国でMMAに出会った手塚にとっての米国大会凱旋試合の意味とは? そしてうわさの“手塚米”についても、ONE公式インタビューで語った。

「MMA」では誰にも負けない

──米国大会の試合のオファーを受けたときの心境は?

「すごく嬉しかったです。前回の試合が終わってすぐのオファーだったんですけど。アメリカ大会ってことで大きい大会ですし、やっぱりずっと(アメリカで)試合をしたかったので、気合が入りました」

──手塚選手は過去に米国生活の経験があります。その時にアマ試合も行ったりしましたが、今回、米国に戻ってONEというビッグプロモーションで試合ができることをどう思いますか。

「(当時)アマチュアでやっていた時はプロになれるかな? ぐらいの感じだったですけど、実際にビッグプロモーションのONEでアメリカの地で戦えるのは率直に嬉しいです」

──今回の試合について、当時の友人と連絡を取り合っていますか?

「はい、しています。実際に見に来てくれる人も何人かいて。喜んでもらっています。ホームステイさせてもらったり、アメリカでお世話になった方々が結構たくさんいて、その人たちに活躍を見せることで恩返しというか、喜んでもらえたら嬉しいです」

──栃木県が自身の本拠地ですが、今回はある意味において“凱旋試合”になりますか。

「そうですね。自分の技術はもちろん栃木で練習したことになるのですが、そもそもはアメリカで始めた。総合格闘技自体、最初に始めたのはアメリカですし。自分の軸となっているボクシングっていうのは本当にアメリカで培ったものだし。当時のコーチたちやチームメイトたちに自分がどれだけ成長したっていうのを見せたいです」

──6月にもコロラド州などアメリカ修行を行ったかと思いいますが、その内容は?

「6月にメンバーでHIGH ALTITUDE MMAってところで出稽古に行きました。結構UFCのファイターとかONEファイターとか、本当にトップレベルのファイターとスパーリングをしたり、コーチに関してもトップリーグでサポートしているようなコーチたちが教えてくれて。良い練習ができました」

──インスタを拝見すると(元Bellator世界ライト級王者・現PFLファイターの)ブレント・プリムスと一緒に練習された様子を公開していましたよね。

「ブレントは自分のフレンド。実はアメリカに住んでいたアマチュア時代から練習したことがあって。オレゴン州だと本当に一番強いというか、最初にアマチュアの時にやって衝撃を受けた選手で」

──アメリカ合宿での手応えは?

「技術的なことで言えば、よりMMAに特化した技術。“グラップリング”とか“打撃“っていうよりは、その“混ぜ方”というか、“MMAストライキング”だったり、“MMAグランプリング”だったりを結構学べて、あとはトップ選手たちとスパーリングをして。自分の通用する部分と、ちょっとここは課題だなっていう部分も見つかり、本当にここは自信になるという部分も見えたので、実りのある合宿でした」

──その手応えの一つとして武器が増えましたか。

「総合格闘技として打・投・極がより回るというか、上手く噛み合ってくる感じで、MMAならではの技術がすごい伸びたと思います。MMAでは誰にも負けないっていう自信がつきました」

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