▼第4試合 キャッチウェイト (53.07kg) ムエタイ 3分3R
×サ・ソー・ティハ(ミャンマー)
[KO 2R 1分24秒]※左ミドルキック
〇平井将歳(BRAVELY GYM)
平井はMASA BRAVELYのリングネームで九州を中心に活躍、M-1世界バンタム級王座、WPMFインターナショナル・スーパーフライ級王座、スックワンキントーン・スーパーフライ級王座、M-1 JAPANバンタム級王座、WMC日本スーパーフライ級王座と5本ものベルトを獲得している。
2023年3月に『KNOCK OUT』に初参戦すると当時KNOCK OUT王者だった心直を判定に破った。6月の2度目の参戦では乙津陸にKOで敗れている。12月にはホームリングの『KODO』にてONEに出場したムァンコーンに2RでKO勝ち。2024年2月の『ONE Friday Fights 53』に初参戦も、BM・フェアテックスに判定負けを喫した。今回がONE2戦目。戦績は22勝12敗。
ティハはミャンマー出身のムエタイ選手で戦績は32勝18敗5分。現在3連勝中でONEには初出場。
1R、サウスポーの平井が左ミドルと左ミドルハイで先制。ティハは右ストレートを伸ばしてくる。ティハのパンチを左へ回り込んでかわす平井。ワンツーから左インロー、さらに左ストレートを打つ平井は、バックステップ&右回りと左回りを使い分けてティハの攻撃をかわしていく。パンチで入り込もうとしたティハへ、左の縦ヒジを合わせる平井。左ミドル&左ストレートで平井が距離を支配した。
2R、右のパンチを出してどんどん前へ出るティハに平井が左フックをヒット。左ミドルを蹴り、左のボディストレートも突き刺す平井。それでも前へ出てパンチを当てに来るティハの右ストレートに平井が左ミドルのカウンター。この一撃でティハが一瞬遅れて崩れ落ち、平井が鮮やかなKO勝ちを飾った。
「もちろん練習もしてきたんですけれど、今日は僕の師匠であるスリヤンレック選手が誕生日で、今日は何としても誕生日プレゼントとして自分の勝利を与えたいと思っていました」と言うと、会長たちに涙ぐみながらお礼をする。
すると35万バーツ(約150万円)のボーナスが贈られることが発表され、平井は「僕はONE Championshipの大ファンで毎週金曜日欠かさず地元でU-NEXTで見て今日まで来たので本当に嬉しいです。ありがとうございました」と再び涙した。