<質疑応答>
――勝ち上がって本戦で戦いたい相手は?
谷川「僕はリュウ・ツァーに負けているので。去年の王者ですし、リベンジ出来る舞台にはもってこい」
山口「僕は日本人が3人いるけれど一丸となって上を目指さないと成し遂げられないと思うので、日本人同士の決勝が出来たら嬉しいのでそこを目指して共に頑張っていきたいと思います」
K-Jee「特に憧れている選手がいるわけじゃないので誰とやりたいはないけれど、自ずとこれまで負けた選手全員にリベンジ出来ると思うので試合に勝つことが目標です」
カリミアン「誰だろうが関係ない。準備はできている」
――今回どんな試合を見せたい?
谷川「真向から打ち合ったら向こうの方が分がある。打たせずに打つ、昔のK-1で日本人が勝っていた活路を僕が復活させたい。大きい外国人選手に日本人が勝つというのは日本の希望にもなると思いますし、何が何でもあと5試合勝って、どんな勝ち方でも勝つところを見せたいと思います」
山口「とにかく日本を代表しているので勝つこと。相手が2メートル級でも、20~30kg重くても必ず勝つ。勝つためには空手時代の山口翔大を貫くというのが一番やと思う。王者になりたいのでどんな相手であっても勝つことをテーマにやっていきます」
K-Jee「俺は打ち合います! バカだなと思うかもしれないけれど、俺は殴り合いが好きなので。1Rから殴り合って勝ちたいと思います」
カリミアン「皆さんがご覧になっている通りヘビー級で勝負するので、化け物になって出て来ます。ReBOOTは私のための言葉です」
――谷川選手は今後の階級はどうするんですか?
谷川「ミドル級には2度としない。無理です(笑)。でも経験しないで言うのは違うと思いました。減量のしんどさも分かりました。正直今まで大きかったら多少ぽちゃぽちゃしててもいいと思っていたんですが、見た目も大事だし。ただ強ければいい時代じゃない。最低限強そうな身体に見せるとか。栄養の勉強もたくさんしてそれが生きてきて、今は95kgくらい。これを食べれば調子がいいとか、今までは好きなものを好きなだけ食べてきたが、そういうことをすることによって格闘技に懸ける想いってまだ甘かったんだなと痛感しました。それを踏まえて、無差別は無理と言われますが、それを決めるのは僕なので。無差別かクルーザーかどっちも出きますが、腹筋は割れます」
――K-Jee選手は3月にイタリアで試合をした経験は活かせそう?
「あの試合はどう活きるでしょうね。ルールも違ったし、分からないですね。ルールに対応できてない自分の実力不足を感じました。組みがありましたね。あの試合で思ったのは、ルールに対しての戦い方の準備が出来ていないことが勉強になりました」
――山口選手は無差別でどこまで通用するか、空手でやってきた自信が根底にある?
「自信があるかないかと言われると怪しい(笑)。でも僕にしか出来ない戦い方があるので、みんなそうでしょうけれど一番可能性があるのかなと勝手に僕も信じているので。5歳から空手をやっているので、ここで負けたら寂しいじゃないですか。人生が空手やったので。その人生を肯定したいというところで頑張っているので、通用すると信じています。めちゃめちゃ泥試合すると思うので期待しないでください(笑)」
――カリミアン選手は、東欧予選でクラウディオ・イストラテ選手が試合放棄したことをどう思いましたか?
カリミアン「解説で試合に対してコメントしましたが、彼は何も変わってないようにしか見えなかった。すぐに言い訳するし、辞めることしか見えなかったのでそういう選手なんでしょう」
――もし再戦が組まれたら?
カリミアン「彼が戦いたいのであればいつでも大丈夫です。何度見てもスタミナが無いし、言い訳ばかりだし、金的を蹴られたふりや、マウスピースを口から出して時間稼ぎする選手だと思っています」
――トーナメントでリュウ・ツァーにもリベンジしたい?
カリミアン「当然リベンジしたいです。言い訳はしたくないですが当時は15kgの減量もあって本調子ではなかった。ただし、彼は強いとか弱いではなく、K-1で戦っている中では愛鷹亮の方がはるかに強かった。本調子なら勝てるのでリベンジしたい」
――無差別トーナメントで最後まで勝ち上がるためには何が必要だと思いますか?
谷川「気持ちが折れない根性と、K-1をデカくするという覚悟かなと思います、あとは集中力。他の階級より一瞬のミスが大事故になるので集中力が8月、10月、12月は僕のテーマかなと思っています」
山口「日本を背負う気持ちやと思っています。空手時代から個人競技なんですけれど一丸となって日本の王座を守るっていう世界で生きてきたので、その思考でK-1でも日本代表一丸となって日本に王座をもたらしたい」
K-Jee「ステロイドが大事だと思います(笑)。それは冗談で、気持ちですね。自分が優勝しているイメージを作っていくことです」
カリミアン「私は家族のために戦っています。それ以上のことはないです。絶対に勝たないといけないです」
――カリミアン選手はどれくらいの体重で?
カリミアン「10月に向けて110~115kgを目指して今は1日6食で順調に体重を上げている。日本のファンに化け物時代を思い出させたいと思う。常にスピードが落ちているとは感じないし、他のヘビー級選手と比べると私の方がスピードは上だし、シェイプもしている。とにかく身体を大きくして戦いたいだけです」
――ファイトキャンプはどこで?
カリミアン「まだ決まってないですが、チームと話し合って具体的なプランをこれから考えます」
――最後にファンへメッセージを。
谷川「8月、10月、12月は人生を懸けた大勝負。皆さんに見てもらわないと始まらないので、しっかり半年間の谷川に注目してもらって応援してよかったと思ってもらって年越ししてもらいたい」
山口「地元大阪開催ということで出させていただくからには空手の子供たち、僕たちがK-1を見て育ったように今の子供がK-1を見て育って、憧れる空手家になりたいので空手界の皆さん、応援よろしくお願いします」
K-Jee「日本人が戦えるところ、日本に勇気を与える試合をしてみんなに強いところを伝えたいです」
カリミアン「日本のファンの皆さんに感謝の気持ちを伝えたい。勝っても負けても応援してくれているのが心強い。これからも頑張ってチャンピオンになります」