試合から一夜明け、大会を振り返った斎藤(C)RIZIN FF
2024年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents 超RIZIN.3』の第9試合、フェザー級(66.0kg)5分3Rで久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)に2R4分19秒、KO負けを喫した斎藤裕(パラエストラ小岩)が自身のYouTubeチャンネルを更新。前夜の試合を振り返った。
試合後は念のため病院へ行って検査し、異常なしで夜中に帰宅したという斎藤。まずは応援してくれたファンへのお礼を述べると、久保戦を振り返り始めた。
「立ち技の選手は打撃の精度が高い、技術が高いというか。久保選手もそうだし、平本選手もそうだし、打撃の正確さを感じますね。距離も上手かったので修正して対応してやりたいなって思ったんですけれど、なかなか打開できずって感じでした」と、距離の修正が難しかったとする。
「1R目に組んだ時のあのブレイク、あれでブレイクになってしまうとちょっときついなと思うけれど、あれが作戦だったのかな。コーナー際に押し込んだやつ。あれがブレイクになるとストライカーが有利なルールになっちゃうよねっていうのはありますけれど」と、斎藤がダブルレッグからシングルレッグに移行し、引き出すが、久保がコーナーに戻り、左で差してダブルレッグに入る斎藤を差し上げる久保が右ヒザ、右で小手に巻いたところでブレイクがかかったシーンは考えるところがあったとした。
「大きい怪我はないので身体は大丈夫なんですけれど。これ(右目上)を7針縫ったくらい」でと言い、「反省はたくさんある」「やはり負けたのは悔しい」と振り返る斎藤。
自分の試合を振り返った後、「朝倉選手がああいう負け方をするとは思わなかったですね。会場がけっこうどよめいていたと思うんですよね、あの1R決着は。僕もちょっとショックでしたね」と、1勝1敗のライバルである朝倉未来のKO負けにショックを受けたと吐露する。
「自分の試合が終わって、ドクター(ルーム)から帰ってきた時に座って見ていたんですけれど、なんか…言葉にできない。選手はみんなリスクを背負って戦いに行った結果なので。心ない言葉をかける人もいますけれど、そうじゃなくて。格闘技の良さっていうかね、これだけ世間に広まったんだから、盛り上がったんだから、正しく素晴らしさが伝わって欲しいと思うんですけれどね。…なんか言葉ないなって感じですね」と、複雑な感情が胸の内にあると語った。