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【COMBATE GLOBAL】「メキシコvs.日本 2」で芦田崇宏、山田聖真が参戦。芦田の相手ヒメネス入国不可でロベルト・ロメロに=7.27 マイアミ

2024/07/11 12:07
 2024年7月27日(日本時間28日)米国マイアミにて開催される『COMBATE GLOBAL』「メキシコvs.日本 2」の3カードが11日、発表された。  2023年5月の「Mexico vs. Japan」では、澤田千優、エフェヴィガ雄志が勝利し、安西信昌が敗れ、2勝1敗だった対抗戦の第2弾がマイアミで開催される。  日本から芦田崇宏、諏訪部哲平、山田聖真が参戦する今大会では、メインイベントのフェザー級戦で、芦田崇宏(BRAVE)が、10戦無敗の2023年COPA COMBATE王者ラミロ“エル・カチャニージャ”ヒメネス(メキシコ)と対戦する(※追記 ヒメネスが入国不可でロベルト・ロメロに変更も、ロメロが2kg体重超過でキャッチウェイト戦に)。 ▼フェザー級→キャッチウェイト 5分3Rロベルト・ロメロ・ヘルナンデス(メキシコ)7勝3敗1分芦田崇宏(日本/BRAVE)26勝14敗2分※ラミロ“エル・カチャニージャ”ヒメネス(メキシコ)はビザの問題で入国できず  25歳のヒメネスは2023年12月の『COPA COMBATE』で一晩で3人を破り、優勝。COMBATE GLOBAL史上5人目となる8人制ワンナイト・トーナメント覇者となり、優勝賞金10万ドル(約1,600万円)を獲得している。  5分2Rで行われた同トーナメントで、サウスポーのヒメネスは1回戦でチリのパブロ・バーゴスに判定2-0で勝利すると、2回戦でマウリシオ・エギルスと対戦。エギルスのシングルレッグを潰してパウンド。立ち上がり組んでくるエギルスを剥がして左ストレートで詰めると、エギルスのテイクダウンの動きに左ハイを当てて1R KO勝ちした。  そしてこの日3試合目となる決勝では、ドミニカ共和国のレスラー トミー・ガルシアと対戦。ガルシアのシングルレッグで組まれるもすぐに立ち上がり、バッククリンチにキムラクラッチ。サイドに回ったガルシアをキムラ&ブリッジで横に回してスイープ。最後はトップから頭に足をかけて1R、キムラロックを極めている。  10勝のうち5つのKO・TKOと3つの一本勝ち(キムラ2、RNC1)をマークするガルシアは、立って良し、寝て良しのファイターといえる。サブミッションを狙う分、ポジションを失う場面もあるがリカバリーも早く、左の打撃でのフィニュシュも多い。  対する34歳の芦田は、元DEEPフェザー級王者。2022年のRIZINで8月に今成正和、10月に中田大貴に判定で連勝も、2023年5月に摩嶋一整のヴォンフルーチョークに一本負け。2024年2月の前戦では鈴木博昭にダブルレッグを切られて引き込んだところをサッカーキックとパウンドでTKO負けを喫している。  2017年2月のブラジルArzalet、3月グアムPXC以来となる海外での試合で芦田は、無敗のプロスペクトを相手にベテランの意地を見せるか。  COMBATE GLOBALのキャンベル・マクラーレンCEOは、このメインイベントに「クラシックな対決だ。“現代のアステカ対サムライ”。両者とも偉大な格闘技の伝統を持つ国なので、火花が散りそうだ」と期待を寄せている。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3Rマルコス“エル・ロボ”ロレダ(米国)14勝8敗山田聖真(日本)3勝2敗  ウェルター級戦では、26歳で3勝2敗の山田聖真(KING CONNECTION/ISHITSUNA MMA)が、14勝8敗で現在3連勝中のマルコス“エル・ロボ”ロレダ(米国・32歳)と対戦する。  188cmと長身のロレダは、オーソから長い手足で圧力をかけて、器用な左アッパーも突き、テイクダウンから削るオールラウンダー。14勝中、2つのKO・TKOと4つのサブミッションをマークも極めよりもパウンドで削り判定で競り勝つ試合が多い。  対する山田は、プロ6戦目で早くも2つめの国際戦。AFCとHEATの対抗戦では強豪キム・サンウクに判定負けも、以降はDEEPで3勝1敗。2024年5月の前戦ではTRIBEの後藤亮との接戦をスプリット判定で制している。  オーソから右ハイなど蹴りも速い山田は、柔道ベースの足技も混ぜてテイクダウンを奪う組み寄りのファイター。同じく判定勝ちの多いロレダを相手にトップを取れるか。 ▼コ・メイン バンタム級 5分3Rイスマエル・“クラーケン”・ザモラ(メキシコ)8勝2敗諏訪部哲平(日本/IGGY HAND'S GYM)13勝11敗1分  すでに発表されていたバンタム級(135ポンド)マッチ、イスマエル・“クラーケン”・ザモラ(8勝2敗)と諏訪部哲平(13勝11敗1分)の一戦が、諏訪部が一身上の都合により出場辞退を余儀なくされたため、変更となった。  サモラ(メキシコシティ)は代わりに135ポンドでベテランのフアン・プエルタ(マイアミ、24勝8敗)と対戦する。  ザモラとプエルタの対戦は事前に録画され、カードのスイングバウトとして活用される。  バンタム級(135ポンド)のコメインでは、諏訪部鉄平(IGGY HAND'S GYM)が、イスマエル・“クラーケン”・ザモラ(メキシコ)と対戦する(※追記 DEEP公式によると「訪部哲平は出場しません。間違えてリリースされたようです」とのこと)。  ザモラはメキシコシティ出身の24歳で、メキシコのトップMMAジムであるBonebreakers MMA所属。UFCファイターのアウグスト・モンターニョや朝倉未来と対戦したダニエル・サラスが指導するジムで、2022年に開催された「COMBATE GLOBAL」リアリティ・テレビ・シリーズでは、賞金5万ドルを賭けて世界4カ所のジムのファイターたちが対戦し、栄冠を勝ち取っている。  オーソドックス構えのザモラは、現在3連勝中。2019年IMMMAFパンアメリカ代表としてアマチュア世界選手権にも出場。プロでは8勝2敗で4KO・TKOに2つの一本勝ちをマークし、「MMA NINJA」の異名を持つ通り、スタンドでの出所の見えにくい右オーバーハンド、グラウンドでも下からのヒールフックや腕十字も仕掛けるアグレッシブファイターだ。諏訪部戦で4連勝を狙う。  34歳の諏訪部は、DEEP2連勝中。2023年9月にボンサイ柔術の内山拓真の寝技をトップ攻めで上回りパウンドでTKO勝ち後、12月に中務太陽には右を当てるもマスト判定2つで敗北。その後、西山亮翔を2R リアネイキドチョークで極めると、2024年5月の前戦で加藤ケンジを組んで倒して判定勝ち。打撃の進化とともに、ケージレスリングで組んで倒す強さが増している。組みも厭わないザモラを相手に寝技地獄に持ち込めるか。 【追記】女子フライ級(125ポンド)で無敗のレジーナ 「キル・ビル 」タリン(3勝0敗)とキックボクシング9連覇中のギセラ 「ラ・エンペラトリス 」ルナ(5勝2敗)の一戦が追加された。  タリンはメキシコシティ出身の19歳で、同国のトップMMA団体ボーンブレイカーズのメンバー。 6月8日にCOMBATE GLOBALデビューを果たし、1R(3分14秒)リアネイキドチョークでフェルナンダ・マルフォを破っている。  アルゼンチン・ブエノスアイレス出身の32歳、キックボクシングで36勝3敗1分という輝かしい戦績を持つルナは、MMAキャリア5勝のうち4勝を(T)KOか一本勝ちしている。
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