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【Bellator】ダブリンで初回一本勝ちの太田忍、空位の王座決定戦は「井上直樹vs.キム・スーチョルが順当」「大晦日に王座挑戦かサバテーロと」「『超RIZIN』は──」

2024/06/24 21:06
 2024年6月22日(日本時間23日)アイルランド・ダブリンの3Arenaで開催された『Bellator Champions Series: Dublin』(U-NEXT配信)にて、Bellatorデビュー戦を初回一本勝ちで飾った太田忍(THE BLACKBELT JAPAN)が、自身のSNSで今後について「9月に次戦を戦いたい」「大晦日ダニー・サバテーロ戦の打診を受けた」「空位の『バンタム級王座決定戦』は井上直樹vs.キム・スーチョルが順当、自分はそこにチャレンジャーで臨みたい」ことなどを語った。  RIZINでは、元K-1の芦澤竜誠、バンタム級転向の牛久絢太郎を相手に2連勝し、Bellatorアイルランド大会に乗り込んだオリンピアンの太田。プレリミナリーで、緊急参戦したロジャー・ブランク(スペイン)と対戦し、1R 2分18秒 ノースサウスチョークで一本勝ちした。  相手の蹴り足を掴んでテイクダウンし、脇を差して立とうとするブランクをダースチョーク狙いからジャパニーズネクタイの組みで寝かせて上四方、最後はノースサウスチョークで絞めてタップを奪った。  フィニッシュシーンでは、RIZINルールとユニファイドルールとの違いで一瞬戸惑ったが、「がぶったときに、思わず4点ヒザ行きそうになった。セコンドが『ヒザだめだよ』と言ってくれて“あっ、そうかヒザだめなんや”と思って引っ込めた」という動きのなかで、相手の首を極めて仰向けになったところをノースサウスチョークで絞めた。 「ノースサウスは“一番得意な技”じゃなくて、どちらか言うと5番目、6番目くらいの技。ダース狙って、ジャパニーズネックタイ気味になったやつを上を向いてきたから“じゃあノースサウスでいいや”みたいな感じで、準備してきたわけでもなく、その体勢になったから極めた。俺のこと『極めが無い』って言うヤツいるやんか。俺、極めあるからね。いっぱい極め持っているから。試合でそれで一本取るヤツらは相当凄いんだと思う。俺も10戦目でやっと一本勝ちだよ」と、練習での動きが試合でも極められる精度に高まってきたという。  フライ級でも戦うブランクについて、ファンから芦澤竜誠と比べて、と問われ、「芦澤より? 全然強かった。8年くらい(7年)MMAやっているし、芦澤より弱かったらBellator出られないから」と語った太田は、5勝5敗で4つのフィニッシュ勝利を持つブランクに何もさせずに勝ったことで、試合後にBellatorから、大晦日のBellatorファイターとの試合の打診があったことを明かす。 「Bellatorの“ボス”マイク・コーガンから、『相手が変わってちよっとレベルダウンしたけど、会場もすごく盛り上がったし、アンダーカードだったけど、お前の試合はもっとメインの方でやるべきだった。お前、強いな、そんな強いとは思わなかった』と言われて“ナメんじゃねえ”と思ったけど(笑)。『大晦日、(ダニー)サバテーロどう?』と言われたから『アイムレディ! 誰でも来い』と言ったら、『ちょっと考えておく。レスラー対決だね』と。俺は『全然大丈夫。俺は全然、(サバテーロに)勝てる』と返した。  俺はRIZINの選手だから、RIZINが背中を押してくれたらPFLでも行く。RIZINも『対世界』で矢地(祐介)選手がBellatorに出たり、俺が出たり、パトリシオ(ピットブル)が“大晦日に鈴木千裕とやりたい”と言っているから、きっと大晦日にやるかもしれない。そこにもう1人くらいBellatorの選手を呼んで、サバテーロとか連れてきてくれたら俺がやるよ」 [nextpage] 「井上直樹vs.キム・スーチョル」のチャレンジャーとして  大晦日の前に、次戦については「9月に全然、出来る。というのは去年の大晦日(vs.芦澤竜誠)くらいから全然、試合した感覚ないから。“試合やったぜ、あー疲れた”というのが無いから」と、9月参戦を希望する。  今回の試合が1R決着だったこともあって、周囲からは7月28日の『超RIZIN.3』にも参戦を期待する声も挙がったが、太田は、『空けておく』としながらも、連続参戦には前向きではない考えも示した。 「今回の試合はノーダメージ。(7.28 超RIZINも?)サイボーグじゃないから、(試合をするのは)減量して体調も整えなくちゃいけない。そんなにいっぱい試合は出来なくて、365日あるなかで4日しか試合できないわけで、少ない選手だと365日練習して、1日か2日しか試合できない」と、心身のダメージは、試合当日だけでなく、試合に向かう日々で蓄積することを語る。  その上で今後の目標の路線には、『超RIZIN.3』が入りにくいとした。 「『超RIZIN.3』に4、5万人入る、その盛り上がりは好きだよ。でも『超RIZIN.3』に俺とやれる選手がいるかどうかという問題もある。いちおう空けておきますよ、でもオファー早めにいただかないと対応できないんで。  もともと『超RIZIN.3』に興味が無いというか。せっかくBellatorに出て、『超RIZIN』に成り下がる……というか、あの“お笑い”というかエンタメというか、まあ俺らプロだからエンタメとか全然やってもいいけど、もっと上を目指すような試合をやりたい」という。 「上」を目指す上で、目標となるのは、海外強豪との試合、そしてRIZINでは朝倉海が返上したバンタム級のベルト獲得だ。 「大晦日タイトルマッチができれば、と考えていたけど、RIZIN的にはどうなるか分からないし、俺の予想では、9月に(バンタム級の)タイトルマッチがあって、その後に(王者が大晦日に)防衛戦してくれるか、って言ったら分からないから、RIZINで(タイトルマッチを)待つよりももっと強い海外選手とやってもいいかなって思ってます」と、9月の「バンタム級王座決定戦」後に、「王座挑戦」と「対Bellator」の2つの選択肢を挙げた。 「王座決定戦」があるとすれば、「井上直樹vs.太田忍で」とのファンの声に、太田は客観的な目線を交えて答える。 「王座決定戦は、順番的には俺は“チャレンジャー”で臨むしかないんじゃないかな。『井上直樹vs.キム・スーチョル』が順当だと思う。だってスーチョル、(中島太一に)あんないい勝ち方して、ROAD FCとの契約がどうなのか分からないけど、かわいそうじゃん。順番的には。(スーチョルvs.太田では?)スーチョルとはぶっちゃけやってみたい。ぐちゃぐちゃの試合になるけど。でも井上直樹は佐藤将光さんに勝っているから(井上vs.スーチョルになる)。俺は佐藤さんに負けたから、佐藤さんの方が(新王者に挑戦が)先かもしれないけど、俺の方が試合が面白いし」と、次期王座挑戦者に名乗りを挙げる。  9月に大会があるとすれば、凱旋試合の相手は誰になるか。 「チャンピオンシップをやる前に元谷(友貴)さんにリベンジしたいと思っているけど、なんか元谷さん、『やってもいいけど何回やっても同じ結果になる』とか言われてて、2年前も俺の体調が悪くて熱があるときに試合したときのこと言われてるから、大丈夫かなと思うけど」と、太田は元谷との再戦も望んでいたとする。  フェザー級同様にRIZINバンタム級戦線にも新たなファイターの参戦があるが、いまのところ太田の視野には入っていないようだ。  その1人に、2023年に3勝し、石原夜叉坊、元谷友貴の2人の日本人選手を下し、2024年5月には米国の『Tuff-N-Uff』でも一本勝ちしているヴィンス・モラレスの名前が挙がるが、太田は「興味が無い」という。 「ヴィンス・モラレス? 全然やってやってもいいけど、この前、ヴィンスが元谷さんに勝ったときに『やろうよ』って言ったら『お前じゃ全然相手になんねえ』って言われたから、別に逆に興味ないかな。RIZINもあんまりビンスを使うつもりはないようだし、あいつから俺と『やりたい』と言うんだったら(考える)だけど、あまり強いと思わないし。中途半端な選手よりも、サバテーロとかセルジオ・ペティスとか強い選手とやりたい。普通にビンスだったら勝てる気がする」  フェザー級戦線では、同じグレコローマンレスラーの武田光司を1R リアネイキドチョークで極めたラジャブアリ・シェイドゥラエフが注目度が高まり、このキルギス人戦士がバンタム級でも戦っていることから、太田に質問が飛んだが、太田は「怖くない」という。 「ラジャブアリ・シェイドゥラエフがRIZINとサインしたときに、RIZINの笹原(圭一)さんに『僕、この選手とやりたいです』って言ったら、『ROAD FCで63kgでも計量ミスしたからバンタムの体重は作れなくてフェザー級なんです』と言われて。シェイドゥラエフと武田は同じタイプでお互いの“強いところ”がシェイドゥラエフの方が強かったということ。怖くないんだよね、あのへんは」と、階級が異なること。そして同じ強味を持つ者として、上回れるとした。  海外勢については、Bellator参戦で、これまでより視野に入って来た。 「バンタム級では、パッチー・ミックスが最強だと思う。(ショーン)オマリーの方が強いという人がいるけど、パッチーの方が強いと思うんだけどな。(ミックスにスプリット判定で敗れた)マゴマゴ(マゴメド・マゴメドフ)が、Bellatorでセコンド(ハサン・マゴメドシャリポフとカスム・カスモフ)で来ていてクソデカかった。この選手、ライト級くらいの選手かなと思ったら、えっ? って」と、実感を語る。  そして、大晦日には、サバテーロを含め、それら海外勢が日本人選手と戦うことになりそうだ。 「(再びバンタムも視野に入れた)堀口選手はRIZINに残るのかな。そしてパッチーはRIZINに来てくれるかな? Bellatorの高給取りだった選手はPFLでなかなか試合が組まれないなか、RIZINで試合をしたいらしいのでRIIZNに流れて来る可能性は高い、と聞きました。俺的には、UFCに行く前にパッチー・ミックスと朝倉海選手を見たかったな。査定にもなったし。自分は、次の試合がどこで戦うかは分かりませんが、日本で戦うんだったら日本のチャンピオンを目指すし、海外で戦うならもっとランカーとかベルトにからめるようなファイターとやっていきたいと思います」──太田忍の2024年下半期にも注目だ。 [nextpage] 主なRIZINバンタム級ファイター 王者 空位(※朝倉海が返上)堀口恭司(※フライ級も)キム・スーチョル井上直樹ヴィンス・モラレス佐藤将光元谷友貴太田 忍中島太一倉本一真野瀬翔平後藤丈治石司晃一アラン・ヒロ・ヤマニハ牛久絢太郎瀧澤謙太金太郎ヤン・ジヨン芦澤竜誠皇治
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