▼セミファイナル(第8試合)Krushフェザー級 3分3R延長1R
〇玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/第6代Krushフェザー級王者)
TKO 1R 2分48秒 ※レフェリーストップ
×桝本翔也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
玖村は2017年6月にNJKFバンタム級王座を獲得。2018年6月からK-1 GROUPに参戦し、2022年5月には新美貴士を破りKrushフェザー級王座を奪取。8月の「K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」では1回戦でジャオスアヤイをKOしたが、準決勝で軍司にKO負け。12月のK-1で斗麗に敗れ、2023年3月には森坂陸に敗れて王座を失った。9月には『KNOCK OUT』のリングに乗り込むも、栗秋祥梧に初回KO負けを喫して4連敗中。今回の試合に再起をかける。戦績は19勝(9KO)13敗1無効試合。
桝本は39戦のキャリアを持ち、16勝(8KO)21敗2分。一発の強打を持ち、これまで江川優生、芦澤竜誠、朝久裕貴らに勝利。特に朝久とは3度対戦して3度とも勝利を収めている。2020年7月から4連敗中だが、2022年9月の鷹大戦からの復帰戦で連敗脱出に挑む。
1R、序盤から強い右ローを蹴っていく玖村。じりじりと前に出る桝本に玖村は下がりながらも左フック、右ストレート。玖村も左ボディから左フック。その左ボディに玖村は右フックを合わせる。
ガードせず攻撃に特化している桝本に玖村はジャブからワンツーを見舞うが、桝本は下がらず左フックを当てていく。玖村のジャブにも下がらず玖村をコーナーへ詰め、左ボディからの左フックで玖村をコーナーへ詰めるが、玖村が右フックで逆襲。落ちかけた桝本へもう一度右フックを見舞いダウンを奪う。
玖村は右ハイからワンツー、飛びヒザ。ワンツー、ヒザ蹴りで前へ出る玖村。桝本はダメージが深いが玖村のパンチをもらっても立ち続ける。しかし、玖村の右フックがクリーンヒットしたところでレフェリーがストップ。玖村のTKO勝ちとなった。
玖村はマイクを持つと「この舞台に命かけてきていろいろなものを背負って上京して王者にもなって。だけどベルトもなくなって2年間勝てませんでした。だからこのためにずっとトレーニング続けてきてよかったです。桝本選手のパンチ凄く強かったし、すっきりした勝ち方ではなかったけれど、完全復活とは言えないのでここからひとつずつ這い上がっていきます。もう1回、玖村兄弟ってみんなに応援してもらえるように弟に追いついて頑張るので、まずは7月7日、トーナメントの将史の試合もよろしくお願いします」と涙ながらに語った。