K-1K-1
K-1
インタビュー

【K-1】職業・船乗り「4カ月とか船に乗って海にいます。対戦相手よりも海の方が、全然怖いですよ」ヴィクトル・アキモフ

2024/06/19 13:06

K-1は試合とかじゃなくて本当に闘い、戦争


――最初に日本に来た場所は、富山県と聞いています。

「そうですね。ずっと富山です。富山でもずっと練習はしていたのですが、さらにキックボクシングのレベルを上げるために、岐阜に移住しました」

――そこでダニロ先生に出会い、キックボクシングの試合経験を積んでK-1に参戦することになったわけですね。人生は何があるか分からないですね。

「本当にそうですね。K-1が、僕につけてくれたニックネーム『ロシアンアドベンチャー』は気に入っているし、完璧だなと思いました(笑)」

――たしかに『アキモフの大冒険』という感じですね。アキモフ選手が考えるこれがK-1だという闘いはどういうものですか?

「K-1という舞台は、単純に闘いだけを見せるのではなく、子供の頃から習ったこと、その技術や思いをリングまでの花道、前日の計量、すべてを通してみんなに見せることだと思っています。全てがプロという感じがK-1にあります」

――それを3月の開幕戦で感じましたか。

「ええ。すべてがエモーションであり、人生で一番嬉しかったです」

――決勝トーナメント一回戦は、ロマーノ・バクボード選手に決まりました。抽選会では選ばれる形になりました。

「受け入れて楽しもうと思いました。最初から戦いたいと思っていた相手だったので、よかったです」

――バグボード選手は、アキモフ選手の試合を美しいと思い、対戦に名乗りを上げたようです。

「それは嬉しいですね。ありがとうございます」

――どんな展開になると予想されていますか?

「チャンピオンになりたいので、最後まで頑張るしかないですね。自分の強いところは今は言わないので、試合で見てください」

――トーナメント出場選手で気になる存在はいますか?

「好きな人とかは言えませんけど、みんなプロの選手なので同じです。今は、次の相手に集中しています」

――初戦のバグボード選手もそうですが、ブラジルのデング・シルバ選手は長身で攻撃力もあります。他の選手を見て怖さとかないですか?

「怖いとかは全然ないですね、僕はファイターとしては小さいけど行くしかないので。日本語で表現するのは難しいんだけど、K-1っていうのは試合とかじゃなくて本当に闘い、戦争ですね。勝つか死ぬかっていう感じです」

――それでも怖くないと。

「海の方が、もっと怖いです。対戦相手よりも海の方が、全然怖いですよ。僕は、そこで鍛えられて強くなったのかもしれません」

――最後に7月7日の大会への意気込みを教えてください。

「『ロシアンアドベンチャー』の活躍を楽しみにしてください。これからも、何歳になっても好きなことをずっと続けていれば、幸せになれることを証明していきます」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.332
2024年5月23日発売
特集「格闘サマーウォーズ」では堀口恭司vs.ペティス再戦、『超RIZIN.3』朝倉未来vs.平本蓮プレビューや、平良達郎、鶴屋怜、渡辺華奈、野杁正明、海人、クレベル、鈴木千裕の大一番に迫る!
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント