▼第5試合 キャッチウェイト(63.5kg)ムエタイ 3分3R
×コンクライ・ソー・ソンマイ(タイ)
[3R 1分34秒 TKO]※3ノックダウン
〇オーティス・ワグホーン(英国)
ワグホーンは22歳の新鋭で、WKO世界王座、ISKAインターナショナル王座、WBCナショナル王座などを保持し、7戦無敗の注目選手。
コンクライはONE Friday Fightsで2勝4敗の戦績を持つ。
1R、軽快なステップを踏むワグホーンはサウスポーのコンクライに対して、左側に入っていく。時折サウスポーにスイッチもするワグホーン。前に出てワンツーを狙ってくるコンクライに右ハイを見舞うワグホーン。右ストレートの強打を入れるが、すぐにコンクライが左フックを返してダウンを奪う。さらに打ち合いで右フックをヒットさせて2度目のダウンを追加するコンクライ。ワグホーンは右ミドルを蹴り、ステップを使ってコンクライのパンチをかわす。
2R、左ミドルを蹴るコンクライは左インローでワグホーンのバランスを崩す。ワグホーンは右ストレートで入り、ショートの右フック。コンクライは左ミドル、ワグホーンも右ハイを蹴る。組まれように下がりながら攻撃を出すワグホーンだが、コンクライの首相撲につかまってヒジをもらう。コンクライの左ミドル連発にスーパーマンパンチで対抗するコンクライ。しかし、コンクライが左ミドルを蹴ろうとしたところでワグホーンが右ストレートを直撃してダウンさせるが、これはスリップ判定に。
3R、右ストレートを伸ばしていくワグホーンにコンクライは左ミドル。ワグホーンが回転すると同時に前に出てバックスピンエルボーでコンクライをグラグラにさせ、追撃のパンチでダウンを奪う。コンクライはヒジやパンチで反撃するが、足元がフラつき続ける。ワグホーンに押されるようにして2度目のダウン。最後は右フック直撃でコンクライが倒れ、ワグホーンの大逆転KO勝ちとなった。
「小さいグローブで初めての試合だったので分からないことがあった。まだまだ勉強することがある」と勝利者インタビューに答えたワグホーンに35万バーツのボーナスが贈られた。