▼第4試合 キャッチウェイト(63.96kg)ムエタイ 3分3R
〇モー・テート・アウン(ミャンマー)
[判定2-1]
×山岸和樹(PCK連闘会)
山岸はリングネームがTAaaaCHAN(たーちゃん)。聖域統一ライト級王座、聖域統一スーパーライト級王座、INNOVATIONフェザー級王座を獲得した三冠王で、東北を拠点として活動。2022年11月のKNOCK OUTではバズーカ巧樹に判定2-0で敗れるもバズーカを手こずらせ、2023年2月のシュートボクシングでも笠原友希を相手にバックハンドブローや右オーバーハンドで善戦した。2024年は2月にNJKFでライト級1位の岩橋伸太郎を3RにTKO、4月には聖域で元ラジャダムナン王者シンダムに勝利と連勝中。
対戦相手のアウンは3月の『ONE Friday Fights 57』で丸山智也(紀州のマルちゃん)とダウン応酬の激しい打ち合いを演じ、最後は3Rに右ストレートでKO勝ちしたラウェイ戦績32勝(26KO)1敗の選手。
1R、山岸は右カーフを蹴りながら前へ出る。アウンは左ボディストレートから右カーフ。アウンが頭から入ってくると山岸は右ヒジを振り下ろす。アウンの右カーフには左フックを合わせる。ここで山岸の右足首付近から出血が見られ、試合が一旦止まる。
再開後、山岸の左フックがクリーンヒット。アウンも左フック、左フックからの右フックで逆襲する。山岸は左ボディ、左ミドル。さらにヒジを見舞う。組みつくと首相撲で投げる山岸。アウンは山岸のパンチをかわしてジャブを打つ。
2R、山岸は右足を引きずるように前へ出る。右フック、左ヒザ、アウンにロープを背負わせるとヒジを見舞う山岸。アウンは右カーフ。山岸のワンツーにクリンチするアウン。山岸は首を抱え込んで顔面へのヒザ。アウンの右ローからの右ストレートにマットに膝を着く山岸だがすぐに立ち上がり、前へ出ていく。左右フックの連打、さらに右アッパーでアウンを圧倒する山岸。その連打が止むとアウンも右フック、右ボディで反撃。山岸の左フックでアウンのアゴが跳ね上がる。
3R、右ローを蹴るアウンは左右フックから右ローでクリンチ。前に出る山岸のボディへ左ストレート、右ストレート、さらに右ロー。アウンは右飛びヒザから着地すると左ハイキック。これに山岸がグラつく。それでも前に出る山岸がパンチを打つが、アウンにボディを打たれる。カウンターの右ミドルももらう山岸。最後まで倒しに行った山岸だが、このラウンドはアウンのヒットが目立った。