次の試合はベアナックルファイトか、MMA第2戦か、それとも熱望する海人戦か
2024年6月2日(日)東京・アリーナ立川立飛で開催された『BreakingDown 12』。メインイベントでは体重無差別のスペシャルワンマッチで安保瑠輝也(MFL team CLUB es)とスダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT/PUREBRED)が対戦し、延長1R(本戦は1分3R)を戦った末に安保が判定5-0で勝利した。
安保は「蹴った足がめっちゃ痛いわ」と右足首を負傷し、松葉杖姿になりながらも試合翌日に榊原信行RIZIN CEOの元へ。安保のYouTubeチャンネルにてその動画が公開された。「あの人のGOがあったからこそ出来た試合やから挨拶に行きたいと思って」と理由を説明する安保。
榊原CEOは「やってよかったじゃん」とスダリオ戦を絶賛。安保も「何か嬉しかったです、僕。ああいうスダリオであってほしいんですよね。終わってからあの階級差の人とまだ因縁があって喧嘩とかなったらもう怖いじゃないですか。だからそこスッキリ出来てよかったです」と、戦って因縁が解消されたことがよかったとする。
「自分の蹴った足が多分、折れてはいないと思うんですけれど、付け根のところが踏ん張れなくて。それで松葉杖なんですけれど」と怪我の状況を説明する安保だが、「ところでいつRIZINは盛り上げさせてもらいましょうか?」と、さっそくRIZIN出場を交渉。
(写真)松葉杖をついて試合翌日に榊原CEOを訪問した安保(C)安保瑠輝也
「その脚だと7月は無理だな」と言う榊原CEOだが、安保は「もう枠いっぱいですか」と『超RIZIN.3』(7月28日・さいたまスーパーアリーナ)への出場を希望している様子。
そこで榊原CEOが提案したのは「何がいいかなと考えたんだけれどベアナックルでやるっていうのはどうかな?」とベアナックルファイトをやってみないかとする。
安保が「(相手は)誰ですか?」と聞くと「いや分からないけれど」と答える榊原CEOだが「はみ出してなんぼ。今の格闘技界、日本の格闘技界で言うと誰よりも求心力があるって言うかさ、気になってしょうがないじゃん、みんな」と安保が次に何をするのかはファンが気になっているところだとし、安保も「いやあ、嬉しいです」と笑顔に。
榊原CEOは「何か新しいチャレンジをまた。怪我を治してからだけど。7月間に合うなら相談しようよ」と、『超RIZIN.3』出場を視野に入れて相談しようとした。
安保自身は「僕的にはMMAに去年挑戦した時に本当にこれ極めたいと思ったんですね。でもK-1王者にまでなっていてやっぱりキックボクシングっていう道で僕はずっとやってきたので、そこに対してはちゃんと自分でやり切ったなってけじめをつけたいんですよ。野杁選手とやりたかったですけれど、ONEと契約しちゃったので。そこを僕も1回負けた身であんまり追い掛け回してもアレなので、野杁選手に勝った海人選手に勝ったら僕の中ではスッキリするもんがあるんじゃないかなって。僕的に、本当に今年中にどこかで出来れば嬉しいなと思って」と、シュートボクシング世界スーパーウェルター級王者・海人(TEAM F.O.D)との対戦を希望した。
海人は6月15日(土)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2024 act.3』のメインイベントで、元GLORYライト級9位&ISKA世界ライトミドル級王者アルマン・ハンバリアン(アルメニア)との対戦が決まっている。
榊原CEOは「こちらこそぜひ出てきて欲しいと思っているし、安保が出てきて何を魅せるんだっていう。そこを一緒に考えようよ」と締めくくった。