BreakingDown 122024年6月2日(日)東京・アリーナ立川立飛
▼無差別級スペシャルワンマッチ 1分3R×スダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT/PUREBRED)延長戦 判定0-5○安保瑠輝也(MFL team CLUB es)
安保は2019年6月、ゲーオ・ウィラサクレックを延長戦の末に判定で破り、第4代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座に就いた。12月にはゲーオとの再戦で延長戦の末に判定勝ちして防衛に成功。2020年3月にはわずか3カ月のスパンで2度目の防衛戦に臨み、不可思を判定に下している。しかし、9月の3度目の防衛戦で山崎秀晃に初回KOで敗れて王座を失った。2021年7月大会からウェルター級に階級を上げ、9月の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」で決勝へ進出したが、野杁正明にKOで敗れた。
2022年6月の『THE MATCH 2022』でRISEスーパーライト級王者の山田洸誓に勝利するとしばらく試合から離れていたが、今年2月の『BreakingDown』で元K-1ヘビー級ファイターのシリル・アビディと対戦し、KO勝ちすると、5月にRIZINでブアカーオとドロー。9月には宇佐美正パトリックに判定勝ち。戦績は26勝(14KO)5敗1分。大晦日にはMMAデビューを果たしたが、久保優太のリアネイキドチョークに敗れた。
スダリオは、大相撲で元貴ノ富士として活躍。2018年の3月場所で新十両昇進も2019年10月に引退。エンセン井上の指導を受けて、2020年9月の「RIZIN.24」でMMAデビュー。ディラン・ジェイムスにTKO勝ち。同年大晦日にはミノワマンにカーフキックを効かせ、TKO勝ち。21年3月に宮本和志を1Rわずか8秒でマットに沈め3連勝。試合後に渡米し強化合宿するが、6月の東京ドーム大会で柔術黒帯のシビサイ頌真に3Rにリアネイキドチョークを極められ初黒星を喫する。
再渡米から10月の横浜大会ではSAINT相手に再起戦を白星で飾ると、手術とリハビリを経て、22年7月に約9カ月ぶりとなった関根“シュレック”秀樹戦で1R 53秒で復帰戦勝利。大晦日にマーク・ハントの弟子であるジュニア・タファにTKO負け。23年4月のロッキー・マルティネス戦でフルマークの判定勝ちを収めた。23年10月にはイム・ドンファンに3R TKO勝ちを収めたが、大晦日の上田幹雄戦でKO負けを喫している。
1R、まずは安保が左ハイ。サウスポーになると左ハイ、左カーフ。スダリオが前へ出て手を伸ばすと安保がスリップで倒れる。安保の左ハイ、スダリオは左ロー。スダリオがカモンゼスチャーすると安保はサイドキック。
2Rはスダリオが前へ出てくる。安保は左ハイ。右は同時に出すが両者からぶり。安保はジャブ、左三日月、サイドキック。安保が当てて離れると上手く戦い、スダリオの攻撃はなかなか当たらない。
3Rも安保が左ハイ、ジャブ。スダリオは右カーフを蹴るがパンチは空振りさせられる。安保が右をかぶせ、顔面へ前蹴り。さらに右カーフ。スダリオの左カーフは空振り。スダリオの左フックにバランスを崩す安保だが、すぐに立て直す。
放送席のゲスト、観客の期待に応えて、朝倉未来CEOは「もう1Rいきましょう」と延長戦を許可。延長戦へ突入する。左ハイを蹴って倒れた安保が立ち上がったところにスダリオは右フック。安保は動きながらジャブ、右フック。スダリオのカーフは空振り。安保が右ローからワンツー。安保は胴廻し回転蹴りを繰り出す。立ち上がると安保がジャブ。
3R+特別延長1R、全て攻め切った安保、攻撃を当てることがほどんど出来なかったスダリオ。判定は5-0で安保が勝利。スダリオは両手を広げ、不満そうにケージを降りて行った。
安保はマイクを持つと「メインということもあって正直ぶっ倒すつもりだったんですけれど、なかなかテクニックもあったし、ちょっとかすっただけでめっちゃ腫れちゃったんですよね。因縁から始まってこの場で戦えたんですけれど、対戦相手ありきなのであまり言いたくないけれどスダリオ選手ありがとうございました。KOしてカッコいいこと言いたかったんですけれど、また近々リングに帰って来たいと思います。プロ格闘家の人から批判も浴びるけれど、俺はBreakingDownが大好きです」と語った。
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▼第22試合 バンタム級タイトルマッチ キックルール×冨澤大智(挑戦者)延長戦 判定0-5○井原良太郎(王者)※井原が初防衛に成功。 井原は足立区出身の喧嘩自慢で、「喧嘩自慢地区対抗戦」に足立区代表として出場。『BreakingDown 10』にてメカ君にKO勝ちした。「路上に咲く天才喧嘩坊や」の異名を持つ。「バンタム級トーナメント」の1回戦ではかずきんぐにKO勝ち、準決勝では西島恭平に延長戦で判定勝ち、決勝でダンチメン・あつきにKO勝ちして2月に初代王座に就いた。
冨澤は2019年にABEMAで放映された『格闘代理戦争 4th Season』にTEAM武尊のメンバーとして出演。番組終了後はK-1ジム総本部チームペガサスに入門し、2021年10月に『Krush-EX』でプロデビュー。渚に判定勝ちし、2022年1月の『Krush.133』でも内田竜斗に判定勝ち。プロ戦績はこの2戦のみ。
冨澤がワンツーで入ると井原がそれをかわして回り込み、逆に左右フック。打ち合いで井原の右フックがヒットして冨澤がグラつく。冨澤は下がらず左カーフ。冨澤は右の三日月蹴りから左カーフ、残り10秒で冨澤がラッシュを仕掛けて左フックをヒットさせる。
判定は0-0でドロー。延長戦へ突入する。左カーフを狙い撃ちにする冨澤へ伊澤が左右フックで勝負を懸け、右フックで豪快にダウンさせるがレフェリーはスリップと判断。井原は左フック、右フックをヒットさせ、冨澤は左ハイキックで逆転を狙ったが井原は倒れない。井原がまたも右ストレートをヒットさせ、前に出てきた冨澤へ左のカウンター。冨澤はガムシャラに攻めるが井原に有効打を当てることは出来ない。
判定5-0で井原が勝利。思わず涙を流す井原を冨澤が称えた。
初防衛に成功した井原は朝倉未来CEOにベルトを巻かれ、「俺が負けるつったヤツ、バーカ! 冨澤大智だから盛り上がった友うので、今後仲良くするとかはないけどそこに関しては冨澤大智のおかげなのでありがとうございました。これで引退するって言ってたけどそれはないでしょう。俺が輝くように他の雑魚を倒していって。雑魚狩り。よろしく」と、冨澤にひねくれたエールを送った。
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▼第21試合 ライト級トーナメント準々決勝 キックルール×LARGE HIGH判定0-5○YURA※YURAが準決勝へ進出 1回戦第4試合のLARGE HIGH vs.YURAについては「さすがに実力差あるマッチメイクなのかなと思いますけれど、LARGE HIGHくんもなんか結構興奮してたね。怖気づいてる感じじゃなかったから楽しみですね。どれくらい準備して強くなってくるか」と、YURA有利は動かないものの、LARGE HIGHがどれだけ強くなってYURAに挑むのかが楽しみだとした。
ジリジリと前に出るYURAにLARGE HIGHは左右へ動く。YURAが狙いすました右ストレート。さらにワンツーでLARGE HIGHがケージまで吹っ飛ぶ。またもYURAの右が押そうとLARGE HIGHはクリンチ。残り10秒でLARGE HIGHが前へ出るが、すぐにYURAの右ストレート、左フックに押し戻される。最後のパンチをまとめたYUARが判定5-0で危なげなく準決勝へ駒を進めた。
YURAはマイクを持つと「狙いすぎるとよくないですね。KO出来ずに申し訳ないです。トーナメント参戦したからには優勝しに行くので、次と次もガチで面白い試合をするので応援よろしくお願いします」と優勝を宣言した。
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▼第20試合 ライト級トーナメント準々決勝 キックルール○NAO延長戦 判定5-0×ミスター・ホンデ NAOは朝倉未来が「バケモン級に凄いよな。だって格闘技始めて半年でさ、バックボーン無しで出てきたじゃん。で、いきなりアジアチャンピオンかなんかのボクサー倒してさ、俺、絶対に負けると思ってたんだよね。めちゃめちゃ強かったから、その相手。前回のオーディションで覚えてたの。多分勝てないと思うからやってみようって。で、勝っちゃって。一瞬で。その後、有馬くんにも勝ったじゃん。柔道インターハイの。しかもMMAルールで。この間のオーディションでも勝っちゃったわけじゃん。凄くない? っていう」と才能を絶賛した。
対するミスター・ホンデは秋山成勲の推薦選手で、秋山と共に練習を積んでいる。
ホンデが右フックから左ロー、右フックから左アッパーとコンビネーションを繰り出す。NAOは左フックを強振、ヒザで飛び込む。NAOが飛び込みざまの右フックをヒットさせ、ホンデが打ち返したところにNAOがまたもヒザを突き刺したところで終了。
判定は0-0でドロー。延長戦へ。ジャブの突き合い、からホンデが飛び込んだところにNAOが左フックを合わせてヒザをつかせ、追撃の右ストレートでダウンを奪う。ホンデのジャブにNAOはテンカオ。NAOはジャブを繰り出し、ホンデのジャブをバックステップでかわすとすぐに飛び込んでのジャブをヒットさせる。ジャブを当てていくNAO。解説の朝倉未来は「天才ですね」と絶賛した。
判定は5-0でNAOが勝利。キックボクシングを始めて1年足らずのNAOがプロキックボクサーでBreakingDown無敗のホンデを破る番狂わせを起こした。
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▼第19試合 ライト級トーナメント準々決勝 キックルール○山本隆寛KO×秀虎※山本が準決勝へ進出
1回戦第2試合は第19試合の山本隆寛vs.秀虎。元OPBF東洋太平洋バンタム級王者のボクサー・山本と、THE OUTSIDER出身でプロMMAの経験もある秀虎の試合には「面白い試合になること間違いない」と太鼓判を押した。
サウスポーの秀虎は左ミドル、山本が前に出てくるところへテンカオを突き刺すが、山本は下がらず前へ出てパンチを打つ。秀虎は首相撲からのヒザで応戦も山本はボディを打ち、パンチを打ち続ける。
手を離した秀虎が右フックを打って前へ出ると、山本はカウンターの左フック。秀虎はもんどりうって倒れ、身体が硬直したかのような状態に。レフェリーが即座にストップし、山本のKO勝ちとなった。
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▼第18試合 ライト級トーナメント準々決勝 キックルール○たつKO×外枦保尋斗※たつが準決勝へ進出。
1回戦の第1試合は第18試合のたつvs.外枦保尋斗。朝倉未来BreakingDown CEOは「たつ選手はオーディション合わせて5戦くらいやっていて負けてない。とにかく強いんですよ、パンチ力があるんですよ。外枦保くんもめちゃめちゃ強くなっていると。大島選手にも勝ってね」と、BreakingDown負け無しのたつと元プロキックボクサーの外枦保は強い者同士の対戦になったという。
同時に前へ出た両者。ほぼ同時に左フックを放ったが、先にヒットしたのは左へ回り込みながら打ったたつの左フック。外枦保は仰向けに豪快に倒れ、ダウン。カウントが数えられるが、外枦保は立てずたつの秒殺KO勝ちとなった。
たつはマイクを持つと「ダークホースのたつです。まず、記者会見で外枦保くんに失礼な煽りをしてしまって。自分は外枦保くんが冷静に戦ったら強い選手だって分かっていたので、ちょっと怒らせたくて。すいません、身内ネタのいじりをしてしまいまして申し訳ないです」と謝罪。
「ただ、自分はこの戦いに懸けてきたので外枦保くんの気持ち背負って次、必ず倒します。皆さん、僕のこと覚えておいてください。BreakingDown最高!」とアピールした。
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▼第17試合 バンタム級 MMA完全決着ルール×YUSHIKO 1R○ジョリー
YUSHIのBreakingDown出場は2023年2月のこめお戦(YUSHIが延長戦でKO勝ち)以来2度目。RIZIN大晦日には2021年から3年連続で出場しているが、そのポジションにジョリーが取って代わるのか。
1R、サウスポーのジョリーはノーモーションの左ストレートからテイクダウンに行く。上になったジョリーだが10秒でブレイク。右へ回り込みながら左ストレートを打つジョリーは、下がったYUSHIへ左ハイキック。YUSHIが崩れ落ちる。両足にしがみついてテイクダウンに行ったYUSHIだがブレイク。
立ち上がると足元がフラつきダメージは明らかなYUSHI。ジョリーは左の飛びヒザ蹴りを見舞うとYUSHIが崩れ落ち、鮮やかなKO勝ちを収めた。
ジョリーはマイクを持つと「未来さん、約束通り視聴者のみんなが怖いので僕と一緒に直談判、榊原さんに行ってくれないですか?」と問いかけると、放送席にいた朝倉未来はサムズアップして「OK」の答え。大喜びのジョリーは「じゃあ、もう話すことはないです。満足です」と笑顔でケージから降りた。
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▼第16試合 ミドル級 キックルール○SATORU判定5-0×てる
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▼第15試合 ミドル級 キックルール×我龍真吾判定0-4○萩原裕介
我龍は元暴走族で、新日本キックボクシング協会でプロデビュー。日本ライト級王座に就いた。フリーとなってからは各団体にひっぱりだこの人気者となり、J-NETWORKウェルター級王座、M-1ミドル級王座、WMAF世界ミドル級王座、UKF世界ライトミドル級王座、WMF世界ライトヘビー級王座を獲得。MMAやプロレスにも挑戦した。2011年7月に引退試合を行っている。現在48歳。
萩原はボクシングでインターハイにも出場したことがあるという。THE OUTSIDERでは7勝2敗1分、BreakingDownは2勝1敗。
我龍がリング中央でお馴染みのメンチ切りをして試合開始。我龍はさっそく両手を差し出して我龍タイムを誘うが、萩原は手を振ってこれを拒否。我龍は右ローから左ストレートを打つがスピードがない。前に出続けるがスピードがなく、身体も動いていない我龍に萩原が下がりながらのパンチ、右ミドルを当てる。
前へ出てパンチを繰り出す我龍だが、萩原が下がりながら左右フックを当てる展開が続く。しかし、打たれても打たれても前に出る我龍のパンチも終盤は当たり始める。
後半は意地を見せた我龍だったが、判定4-0で萩原の勝利となった。
萩原はマイクを持つと「我龍さん、バケモノすぎましたね。多分今までやった中でトップクラスなタフな選手で、気持ちで立っていたと思うので。ああいう僕よりも年上の人がこういうところに勇気をもって出てきてくれるというのは僕も心を打たれたところがあったので、もう少し僕も頑張れたらと思います」と語った。
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▼第14試合 ミドル級 キックルール○シモミシュラン延長戦 判定5-0×ポーランドの刺客
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▼第13試合 ライト級 キックルール○黒石高大判定5-0×瓜田純士
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▼第12試合バンタム級 キックルール○よしきまる延長3回 判定3-2×村田将一
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▼第11試合 ミドル級 キックルール○ヒロ三河延長戦 判定5-0×生田侑希
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▼第10試合 ウェルター級 キックルール〇寿希也判定5-0×貴aka悪魔王子
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▼第9試合フェザー級 キックルール○ゆうと延長戦 判定5-0×前田島純
地下格闘技40勝5敗のゆうとと地下格闘技で300戦以上の経験があるという前田島の地下格闘技レジェンド対決。
両者サウスポー。左を蹴り合う中、圧をかけて行くのはゆうと。オーソドックスに戻ると右ストレート、左ミドル。ゆうとは右ストレートを顔面とボディへ打ち分ける。最後の10秒、ケージを背にした前田島へ打ちにいくゆうとに前田島も打ち合う。
判定は0-0でドロー、延長戦へ。ゆうとが右ミドルを蹴ると前田島も左ミドルで応戦。残り30秒、ゆうとはリング中央へ前田島を呼び込み、両者足を止めての打ち合いを繰り広げる。その中で右フックをヒットさせてふらつかせたのはゆうと。そのまま前へ出て行き連打を決める。前田島も最後まで打ち合ったが、判定5-0でゆうとの勝利となった。
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▼第8試合 無差別級 キックルール×殴られ屋ウルス延長戦 判定0-5〇金田一孝介
元パンクラス・ライト級1位の金田一と、日本人で最初にボブ・サップをKOしたというウルスの重量級対決。殴られ屋ウルスは135.0kg、金田一は95.0kg。両者はかなりの体格差だ。
開始と同時に飛び込む金田一。サウスポーから左ストレートを伸ばしていく。ウルスはジャブ。金田一は右カーフ、ボディを打つ。ウルスは右フックフルスイングを叩きつけ、場内にどよめきが起こる。金田一は右インローを蹴るがこれはローブローに。再開後、金田一が左ミドルを蹴って前へ出るがすぐにゴング。
大沢ケンジのみが金田一に票を入れたが、判定はドロー。延長戦へ。金田一は右カーフを蹴り、右のオーバーハンド。オーソとサウスポーを繰り返して左右のオーバーハンドを放つ。ウルスは前へ出てヒザ蹴りもバランスを崩し、棒立ちとなって金田一のパンチをもらう場面が多かった。
判定5-0で金田一が体格差を克服して勝利の雄叫びをあげた。金田一には勝利者賞として餃子200人前が贈られた。
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▼第7試合 ライト級 68kg以下 キックルール〇sakkki判定5-0×井上力斗
開始と同時に両者打ち合い。より前へ出て攻めるのはsakkki。井上はケージを背にして打ち返す。手数を出すsakkkiに対し、井上は強打を返していくが、ラスト10秒でsakkkiがラッシュをかけて連続ヒットを奪った。
判定は5-0でsakkkiが勝利した。
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▼第6試合 ライト級 70kg以下 キックルール〇カウアン・オカモト延長戦 判定4-1×こめお
BreakingDownの人気者こめおが約1年ぶりの登場。対するは某大手男性アイドル事務所出身のオカモト。
1R、前蹴りから前に出るこめおにバランスを崩すオカモト。こめとはすかさず左右フックを振り回して襲い掛かる。オカモトも右のパンチで応戦し、こめおは左ミドルからワンツー。オカモトはこめおのシャツを掴んでのパンチを見舞い注意を受ける。
オーディエンスジャッジのみこめおに1票入ったが、ドローで延長戦へ。勢いよく前へ出るのはこめお。左右フックを振り回す。しかし終盤、スタミナが切れたか動きが悪くなり、オカモトに押されるような展開に。足を止めてガムシャラにパンチを振り回すが当たらない。オカモトもスタミナ切れでパンチを返すまでには至らないが、当てている。
判定はオーディエンスジャッジのみがこめを支持、判定4-1でオカモトが勝利した。
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▼第5試合 バンタム級 61kg以下 キックルール〇リキ延長戦 判定5-0×よーでぃー
BreakingDown3戦3勝のリキはキックボクシング&MMA歴1年6カ月、1勝のよーでぃーはボクシング歴5年。
お互い慎重なスタート。リキは右カーフを蹴り、いきなり飛びヒザ蹴り。前に出てパンチで攻めるよーでぃーにリキはヒザ蹴りで対抗。最後は打ち合いになるが最初の30秒は両者とも慎重で手数が少なかったか。
判定は0-1で延長戦へ。よーでぃーの前蹴りがリキの急所に入ってしまい、試合は中断。再開後、右カーフを蹴るリキはよーでぃーがパンチで入ってきたところに飛びヒザを合わせてよーでぃーを転倒させる。
左右フックを振り回して前へ出るよーでぃーにリキは首相撲からのヒザ。接近戦で左右フックの回転力で優ったよーでぃーだが、有効打のあったリキが判定5-0で勝利した。
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▼第4試合 フェザー級 キックルール×安保ソラ延長戦 判定1-4〇メカ君
安保は安保瑠輝也の従兄弟。メカ君は喧嘩屋。
右カーフを蹴り、組むとヒザ蹴り、そのまま安保を投げるメカ君。安保は勢いよく突っ込むがパンチが当たらない。逆にメカ君は振り回しながらもしっかりパンチを当て、安保が組んでくるとヒザ。パンチをひたすら繰り出して前に出る安保だが、メカ君はノーガードながらしっかりとパンチをかわす。
メカ君に1票入ったがドローで延長戦へ突入。両者とも至近距離で左右フックを振り回し、安保の右がヒット。メカ君は右カーフ。攻め続ける安保に、スタミナ切れ気味のメカ君はケージを背にガードしながら打ち返す。
どちらに上がってもおかしくない内容だったが、判定4-1でメカ君が勝利をつかんだ。
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▼第3試合 ライト級 キックルール×こゝろ荒木判定0-4〇阿部泰斗 阿部は地下格闘技で無敗、益荒男の元王者。荒木はとろサーモン久保田の舎弟であるお笑い芸人。
荒木は思い切り右ストレートを放って前へ出ると、阿部はハイキックやローキックを織り交ぜてのワンツー、顔面へのヒザ。阿部は右カーフで豪快に転倒させる。右ストレートを思い切り打ち込む久保田だが、阿部は左の蹴りを多用して距離をつくり、つかむとヒザ蹴り、ワンツーもヒットさせる。
両者手数を出し続けての1分間、有効打が多かった阿部の勝利となった。
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▼第2試合 ライトヘビー級 キックルール×たくまKO〇赤パンニキ 赤パンニキは村田将一の息子。対戦相手の欠場でたくまが対戦相手に名乗りをあげた。
赤パンはローとミドルから右ストレートをヒットさせると、左右フックと右顔面ヒザでラッシュをかけ、パンチの連打でたくまに背中を向かせてスタンディングダウンを奪う。たくまの顔面は腫れ、鼻血も吹き出す。
ワンツーを繰り出すたくまだが赤パンの左右フックのラッシュ、ボディへのヒザは止まらず、最後は右フックでたくまがフラついたところでレフェリーがストップ。赤パンのKO圧勝となった。
赤パンはマイクを持つと「たくまさんありがとうございます。初めての試合がたくまさんでよかったです。漢です。スター性なんてあとからついてくるものだろ。このあと12試合目も親父の試合があるので、絶対にKOで勝てよ」と父にメッセージを送った。
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▼第1試合 フェザー級 MMAルール×サイコ松本判定0-5〇足ポキニキ ワンツーからの顔面ヒザで攻める足ポキ。松本はテイクダウンに行きパウンドから足関節で足ポキを狙うもブレイク。
立ち上がった足ポキはケージを背にした松本のボディへヒザを突き刺す。松本は胴廻し回転蹴りの空振りから下になり、腕十字を狙うが足ポキが上からパウンド。
ブレイクで立ち上がると足ポキが首相撲からのヒザを連打する。
スタンドの打撃で優勢だった足ポキが判定5-0で快勝した。