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【DEEP OSAKA】濱口の打撃に安谷屋がカットもトップを奪って判定勝ち、ボンサイ柔術ペレイラに前薗が競り勝ちMMA7連勝に、元DEEP KICK王者・谷岡が切嶋を一撃KO、青野ひかるがMMAでも再起の判定勝ち=6月2日(日)『DEEP OSAKA』

2024/06/03 15:06
【DEEP OSAKA】濱口の打撃に安谷屋がカットもトップを奪って判定勝ち、ボンサイ柔術ペレイラに前薗が競り勝ちMMA7連勝に、元DEEP KICK王者・谷岡が切嶋を一撃KO、青野ひかるがMMAでも再起の判定勝ち=6月2日(日)『DEEP OSAKA』

(C)DEEP

 2024年6月2日(日)大阪・錦秀会住吉区民センター大ホールにて『DEEP OSAKA IMPACT 2024 2nd ROUND』が開催された(DEEP YouTube配信)。

▼DEEP 60kg以下契約 5分3R
〇安谷屋智弘(氷ヲ刻メ/池田道場)59.75kg
[判定3-0] ※29-28×3
×濱口奏琉(パラエストラ和泉)49.85kg

 60kg以下契約試合(5分3R)として、大阪期待の新鋭・濱口奏琉(パラエストラ和泉)が怪我から復帰。沖縄フライ級の雄・安谷屋智弘に挑む。

 濱口は、柔道・極真空手・レスリングをバックボーンに、2022年DEEPフューチャーキングトーナメント優勝。デビュー2戦目でRYOGAに一本負けも、2023年3月に武利侑都に判定勝ち。7月にマル・ザ・ヘンペーソクにリアネイキドチョークで一本勝ちで2連勝中。

 対する安谷屋は、2023年5月にヒロヤに判定勝ち後、2023年12月に林健太にスプリット判定負け(※6連勝中の林は2024年5月に村元友太郎にスプリット判定負け)。新鋭相手にベテランの引き出しを見せるか。

 1R、地元の濱口に「奏琉」コールが沸くなかゴング。ともにオーソドックス構え。中央とトル濱口は安谷屋のローをかわして左ジャブ。さばく安谷屋は左インローを当て、左右の連打で前に。かわす濱口に安谷屋は右ローをヒット。濱口も左ローを当てるとサウスポー構えにスイッチして左ミドルを当てる。

 踏み込んで右ローを返す安谷屋に、濱口はオーソに。濱口の圧力に右オーバーハンドを振って押し戻す。濱口は左ハイもバックステップでさばく安谷屋。安谷屋の右オーバーハンドが濱口のガードを越えて叩く。左インローの濱口。安谷屋の右ローをかわしてワンツー。

 それをかわした安谷屋が組みつくも、左で差した濱口が金網に押し込み。四つで金網背にする安谷屋はクラッチを外して頭にパンチを入れながら突き放す。

 左右スイッチする濱口に右ローの安谷屋。すぐに濱口も蹴り返し。濱口は左ハイでけん制。オーソから左ミドル。ブロックする安谷屋は右ロー。右フックで前進。右回りにかわす濱口は右ミドルハイ。ブロックする安谷屋の詰めに右に回る。左インローを当てる濱口。

 安谷屋はレベルチェンジして頭を下げてフェイント。左ローを当てる濱口。左右のフックの安谷屋をガードして左ローを当てる。安谷屋の左ローに間合いを詰めた濱口だが、すぐに安谷屋は左右を連打。濱口は組んで両脇を差して押し込むとヒザ。安谷屋の左右に自ら離れると左ハイも安谷屋がかわして左ローを突いてゴング。

 2R、レベルチェンジを見せる安谷屋に、濱口は右のヒザ蹴り。詰める安谷屋の左右を右に回ってかわす。走り込んでの安谷屋のシングルレッグを切った濱口は、その立ち際に右! さらに右ハイ。安谷屋の右の打ち返しをかわして金網を背負わせると右ストレートで詰めて右から左の二段蹴り。安谷屋は右ローを返す。

 右の後ろ蹴りを腹に突き刺す濱口。左右で押し戻す安谷屋に右に回る濱口は右カーフをヒット。安谷屋の右をかわして前に出ると、左ジャブで安谷屋の頭を上げさせる。さらに右カーフ! 安谷屋も右ローを返すと、濱口は左インローから左ハイ。これはブロックした安谷屋は左右で前に出るも左目下から出血。

 バックステップでかわす濱口は、跳びヒザで前に詰めるが、その打ち終わりに右を当てた安谷屋が前に。セコンドの「行け」の声に、左右から組んで押し込み。体を入れ替える濱口は左差し。離れ際に右ヒジもこれは安谷屋がブロック。

 オーソから左ハイでけん制する濱口は、サウスポー構えに。左に回る安谷屋は右インロー。首を振ってみせる濱口。安谷屋は4連打で詰めるが、左差しで体を入れ替える濱口は両差しにして左ヒザ。ブロックした安谷屋が突き放す。左インローを当てる安谷屋に濱口は左ミドルを当てて、右ストレートを見せてゴング。濱口が取り返したラウンドに。

 3R、開始すぐに安谷屋の左瞼カットのドクターチェック。再開。一気に左右で前に出た安谷屋は組んでボディロックテイクダウン。しかし金網使い立つ濱口が体を入れ替え、ボディロック。安谷屋の首投げを警戒し、自ら離れる。濱口にケージ掴みの「注意」。

 再開。左右連打で間合いを詰める安谷屋に、右回りの濱口は左ジャブを突く。しかし前進を止めない安谷屋は頭を下げての右で濱口を下げさせると濱口は組んでヒザで離れる。ここも距離を作らせない安谷屋が左右からダブルレッグからボディロックに移行し、左に回して投げてテイクダウン!

 左肩をアゴにあてて寝かせる安谷屋。背中を着いてクローズドガードの濱口は下から抱きつき。金網まで動く濱口にパウンドの安谷屋。濱口は後転して立ち上がり左差しで押し込みも、ここで左腕でギロチンチョークを仕掛ける安谷屋。頭を上げた濱口が抜くと再びシングルレッグも、その頭が下がったところに安谷屋は再び老獪に左ギロチンチョーク。頭を抜いて、シングルレッグを決めた濱口。

 いったん尻を着くもすぐに立ち上がる安谷屋は左腕を得意のキムラクラッチに組んで後方に回して投げに。浅い組みの捨て身の投げの形になった安谷屋を潰して上から鉄槌の濱口はすぐに立ち上がる安谷屋に右ハイ。左手でブロックする安谷屋に、いったん呼吸を置いて中央に離れる濱口。

 間合いを取って右ハイを打つ濱口だが、かわした安谷屋に濱口はスリップして下に。すさかず上を取る安谷屋がインサイドガードからパウンド。抱きつく濱口を上半身で持ち上げてスラムしながら金網に押し込みパウンドしてゴング。

 判定は3-0(29-28×3)で安谷屋が接戦を勝利。舌を出した安谷屋に、うなだれた濱口。安谷屋は濱口の両肩を叩いて声をかけて、ケージを後にした。

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