▼DEEP フェザー級 5分3R
〇五明宏人(JAPAN TOP TEAM)66.2kg
[判定3-0] ※30-27×3
×瀧口脩生(総合格闘技スタジオ STYLE)61.65kg
伝統派空手ベースでJTTの五明は、2022年3月のフューチャーキングトーナメントで優勝し、5月のプロデビューから3戦全勝。わずか9カ月で王座戦に抜擢されたが、神田コウヤに判定5-0で敗れ、プロ4戦目での戴冠はならなかった。2023年7月には海飛との空手対決でスプリット判定負けで強豪相手に2連敗も、2023年9月に劉獅を1R、左ストレートからのパウンドでTKOに下して再起。しかし、2024年3月の前戦で木下カラテとの空手対決で1R 左ヒザからのパウンドでTKO負け。今回は2カ月のインターバルで再起戦に臨む。
対する瀧口は、フェザー級で4連勝から前園渓に敗れたものの、2023年11月に牧野滉風に判定勝ちで復活。しかし、2024年3月の『DEEP OSAKA IMPACT 2024 1st ROUND』で銀グラップリングシュートボクサーズにスプリット判定で惜敗している。
組みの瀧口に打撃の五明の構図だが、それがMMAのなかでいかに出るか。
五明「相手は昔(白川)陸斗さんに勝ってるので、借りを返すようにします。鬼木さんの募金もあります。DEEPの力を見せましょう」
瀧口「今回初めて東京で試合。五明選手との初の試合も大変楽しみなんで、一番の試合をしましょう」
1R、サウスポー構えの五明。オーソの瀧口。五明は左の飛び込み。左ハイ。さばく瀧口の入りに右前手を当てる五明。蹴り終わりに瀧口はダブルレッグテイクダウン。すぐに立つ五明に右足をかける瀧口。五明は右で差して正対して押し込み。体を入れ替える瀧口は右で差して押し込み。五明は再び体を入れ替えブレーク。
前手を触り、左フックの瀧口はシングルレッグ。それを差し上げる五明。四つの瀧口は左ヒジを打ってすぐ組みに戻す。五明が体入れ替えブレーク。左を突いて組む瀧口。右で差し上げ押し込む五明。ゴング。
2R、五明の左ローがローブローに。中断後、再開。右インローの瀧口に左テンカオを刺した五明! 組んだ瀧口を右で差し上げ体を入れ替える五明。金網背に組む瀧口。ブレーク。間合い詰める瀧口に組み負けない五明。
離れて右ミドルは五明もその蹴り足を掴んでテイクダウンは瀧口。背中を見せて立つ五明は金網まで動き、そこでバッククリンチの瀧口はヒザ。しかし五明は正対。離れて右ヒザ! 下がる瀧口だが打ち合いのなかで組んで、蹴り足を掴んでテイクダウン。下の五明はクローズドガードでゴング。
3R、詰める瀧口に左ヒザは五明。左ミドルも当てるが、蹴り足を掴んだ瀧口がテイクダウン。五明の立ち上がりにバックにつこうとするが五明はここも正対し離れる。五明の右の蹴りを掴んだ瀧口。バッククリンチから立ち上がる五明にダブルレッグに切り替え。なおもバック狙うが、ここも五明は正対。
離れてすぐに詰める瀧口。首投げの体勢も首を抜いた五明。果敢に前に詰める瀧口は右ローも、ローブローに。中断。再開。ここでも先に前に出るのは瀧口。しかし、組みで体を入れ替えるのは五明。ブレーク。ついに左を当てた五明! ダウンした瀧口にパウンドラッシュも瀧口はガードで凌ぎ、レフェリーを間に入れず。判定へ。
判定は3-0(30-27×3)で五明が勝利。