▼第5試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級 3分3R・延長1R
〇朝久泰央(朝久道場)
判定3-0 ※30-29×3
×横山朋哉(リーブルロア)
朝久は幼少の頃から父である朝久篤館長のもとで空手、そして朝久館長が創った格闘術と朝久流養我(あさひさりゅうようが)と呼ばれる鍛練法で己を鍛え、2015年からKRUSHに参戦。大沢文也や大岩龍矢から勝利を収め、前戦は5月に山本直樹から勝利した。戦績は12勝(1KO)7敗。
横山はK-1甲子園2017 -60kgで準優勝を収め、2018年6月からK-1 JAPAN GROUPの大会に参戦して現在まで4戦全勝(3KO)と好成績をあげている。戦績は6勝(3KO)1敗。
KRUSHスーパー・フェザー級のトップクラスに位置する朝久に、上り調子で勢いのある横山が挑む形となる。
1Rが始まると同時にサウスポーの横山が奇襲ラッシュを仕掛け、朝久もこれに応戦。いきなり激しい打ち合いが繰り広げられる。1分を過ぎると両者距離を取り、朝久が構えを左右に変えながら頭部への蹴り、ロー、右ストレートを当てに行く。
2R、朝久はワンツー、さらにボディへのパンチと上下の蹴り分けで横山を追い詰めていく。横山も左ローを蹴り、バックハンドブローで反撃するが、朝久が前へ出て多彩な蹴りで横山を突き放す。
3R、朝久はワンツーで攻め込み、横山のパンチには鋭いヒザを突き刺す。前に出る朝久に下がる横山だが左のカウンターを狙う。残り30秒でラッシュを仕掛ける朝久が顔面とボディへの連打で横山をコーナーへ詰め、顔面前蹴りとローも見舞って判定勝ち。健闘した横山を振り切った。
▼第4試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級 3分3R・延長1R
〇瑠久(K-1 GYM横浜infinity)
KO 2R 2分46秒 ※右フック
×松岡翔大(ISHITSUNA MMA)
1R、体格で優る松岡はサウスポーから強烈な左ミドルを放っていき、右の変則ハイキックも繰り出す。瑠久は右ローで対抗。松岡は飛び込んでの左ヒザをボディへ突き刺し、コーナーへ吹っ飛んだ瑠久にパンチとヒザを連打してダウンを奪う。右フックをヒットさせる瑠久だが松岡はパンチの猛攻で瑠久をコーナーへ釘付け。
2R、手数の減った松岡を瑠久の右のパンチがたびたび捉える。左右フックの連打にグラつく松岡へ瑠久はフックをまとめてダウンを奪い返す。左フックで松岡の頭が跳ね上がり、右の連打決まる。棒立ちの松岡を右フックでダウンさせる瑠久。レフェリーがここで試合をストップした。
勝利の雄叫びをあげた瑠久は「1R目、素直にちょっと効いちゃって。気持ちが折れかけたんですが大先輩の里美先輩に行けって言われたからには行くしかないと思って行っちゃいました。俺、KO勝ちしたので11月24日にある(K-1)横浜アリーナ、俺は横浜出身で生粋の横浜なので、俺が出なかったら盛り上がらない。中村プロデューサー、俺は下剋上するのでよろしくお願いします」とマイクでK-1横浜アリーナ大会への参戦をアピールした。
▼第3試合 K-1 KRUSH FIGHTフェザー級 3分3R・延長1R
〇佐野天馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定3-0 ※30-28、30-29、30-28
×森坂 陸(エスジム)
1R、ローの蹴り合いからスタート。左ミドルをヒットさせていく森坂に、佐野は蹴りにパンチを合わせに行く。佐野は左ボディブローで左ミドルに対抗。終盤には右ハイをヒットさせる場面も。
2R、森坂が蹴ると連打をまとめて返す佐野。森坂は左ミドル、後ろ蹴りでレバー狙い。ジャブをもらい続ける森坂だが、前へ出て蹴りを放っていく。
3Rは佐野も負けじと左ミドルを蹴り、森坂が蹴ってくるとパンチをまとめて返す。ローの蹴り合いの中で森坂がバックハンドブロー。佐野は右ローと左右ボディで森坂を下がらせる。次第に手数が減る森坂へ佐野が左フック、ヒザ蹴りと最後まで攻め続け、佐野の判定勝ちとなった。