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レポート

【修斗】藤野恵実がKO勝ちでプロデビュー20年目の世界王座獲得「いい格闘技人生です」、田上こゆるが旭那拳をKOし、関口祐冬が石井逸人にKO勝ちで王者の新井に2人続けて対戦要求、フェザー級・齋藤翼が青井太一に判定勝ち

2024/05/19 12:05

▼第1試合 フライ級 5分2R
×シューティングガイコツ(THE BLACKBELT JAPAN)56.6kg
[2R 2分32秒 リアネイキドチョーク]
○岡田嵐士(リバーサルジム新宿Me,We)56.5kg

 今年より若山達也から改名したシューティングガイコツは1978年生まれの45歳。ブラジルでの柔術修行で黒帯を取得。沖縄に移住し柔術道場を開いたが、総合格闘家の夢を捨てきれずに40歳で修斗でプロ昇格を果たす。修斗戦績は2勝7敗1分で、3月に香川で行われた『FORCE19』では、22歳年下の里見拓磨に2RKO負けし、現在3連敗中。今回の相手岡田とはさらに歳が離れ、23歳差となる。



 岡田はこれがプロデビュー戦。2022年アマチュアMMA全日本選手権バンタム級優勝、2023年アマチュア修斗バンタム級関東選手権優勝。2022年12月のパンクラス横浜大会では、IMMAF世界Jr.選手権準優勝の山口怜臣とアマチュアルールで対戦し判定負け。今年3月の配信イベント『修斗Live!』ではトライアウトマッチを行い、中村悠磨(和術慧舟會HEARTS)に2Rリアネイキドチョークで一本勝ちしてプロ昇格を決めている。バックボーンはテコンドー。



 1R、両者サウスポー。ワンツーを入れた岡田。シューティングガイコツのパンチの打ち終わりに左ストレートを入れた。タックルに入るシューティングガイコツだが、岡田は切ってバックに回る。スタンドバック。投げで崩してバックから殴っていく岡田。向き直ろうとするシューティングガイコツだが、岡田がバックをキープして殴っていく。



 岡田が右足をフックすると、シューティングガイコツが正対してガードに。岡田は足をサバいてパウンドを落とす。またバックに回り、立ったシューティングガイコツからスタンドバック。投げで崩してパンチで削る展開から、残りわずかでクラッチを離して右ハイキックを入れた岡田。1R終了。



 最終2R。ミドル、バックスピンキックを放つ岡田。ローからジャブの連打。シューティングガイコツがタックルに入るが、切られると引き込む。岡田離れずハーフからパウンドを落としていく。シューティングガイコツはディープハーフで潜ってスイープを狙うが、岡田が肘を落としていく。バックに回った岡田がリアネイキドチョーク。タップアウト!



 2R2分32秒、スリーパーホールドで岡田がプロデビュー戦一本勝ち。



岡田
「今日プロデビュー戦で、衝撃な勝ち方をしてやろうと思いすぎて、最初固くなってしまったんですけど、しっかりフィニッシュできて良かったです。この先にもっとたくさんの目標があるので、一つ一つ勝って、このまま上に行きたいと思います」

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