2024年5月28日(金)タイ・ルンピニースタジアムで開催される『ONE Friday Fights 68』(U-NEXT配信)にて、ONEストロー級キックボクシング世界王座決定戦3分5R、プラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ)vs.ジョナサン・ディベラ(イタリア/カナダ)が決定した。
プラジャンチャイは元ラジャダムナンスタジアム認定フライ級王者、元ルンピニースタジアム認定バンタム級&スーパーバンタム級王者。ボクシングでもWBAサウスアジア・バンタム級&フェザー級王座に就いている。スピードがあり、ハイレベルなテクニシャンタイプのムエタイトップファイターの一人。
2021年7月のONE初参戦で、いきなりサムエーに挑戦して判定勝ちでストロー級ムエタイ世界王座に就いたが、2022年5月の初防衛戦でジョセフ・ラシリにTKO負けで陥落。2023年1月の『ONE Friday Fights 1』で再起戦を行い、コンペットに勝利した。6月にはサムエーをもKOして暫定王座に就くと、12月にラシリとの王座統一戦を初回KOでリベンジに成功し、王座返り咲きを果たした。戦績は340勝52敗3分。また、プロボクシングでも3戦3勝。
ディベラは格闘家だった父に2歳から教えを受け、極真空手の黒帯を取得。アマチュアキックボクシングで20勝(17KO)無敗、アマチュアボクシング6勝無敗の戦績を収めてキックボクシングのプロに転向すると現在までISKA北米王座やISKAインターコンチネンタル王座を獲得。GLORYにも出場した。ONEとは2020年に契約を結んだが、新型コロナウイルスの影響のため試合が出来ず、2022年6月にモントリオールでボクシングの試合に出場して判定勝ち、その1カ月後にはカナダのキックボクシングの試合で2R KO勝ちを収めた。
2022年10月にONE初参戦を果たすと、いきなりONE世界ストロー級キックボクシング王座決定戦に抜擢され、ジャン・ペイメンを判定で破り新王座に就いた。2023年10月にはダニエル・ウイリアムスを判定で破り初防衛に成功。しかし、4月5日の『ONE Friday Fights 58』での2度目の防衛戦前にハイドレーションテストの検体を提出できず、計量が許可されなかったためプラジャンチャイとの試合は中止、王座は剥奪となった。戦績は12勝(4KO)無敗。
仕切り直しとなるプラジャンチャイvs.ディベラ。プラチャンチャイがムエタイ王座とキックボクシング王座の統一王者となるのか、それとも“人生無敗の男”ディベラが王座を取り戻すのか。注目のテクニシャン対決、今度こそ待ったなし。