▼第1試合 バンタム級MMA 5分3R
〇バットオチル・バットサイハン(モンゴル)
[1R 4分58秒 TKO]
×ファビオ・ハラダ(INFIGHT JAPAN)
ハラダは柔術茶帯でムエタイを習っていた経験もあり、2021年7月に『Fighting Nexus』でプロMMAデビュー。これまで6戦を行い、4戦目で横山武司に敗れるも5勝1敗の好戦績。5勝のうち3勝がKO・TKOでその全てが1R決着。1勝がリアネイキドチョークによるものでこれも1Rで決着している。ONEには初出場。
バットサイハンは2023年12月の『GLADIATOR 024』に来日、中川皓貴に判定勝ちしている。モンゴルで1度だけ開催されたことがあるIMMAFの大会で優勝し、タイガームエタイに滞在し世界レベルのトレーニングを積んできた。2023年1月に長谷川賢タレントリレーションズ代表が現地で視察をした際に戦績に関係なく、いの一番に来日候補に挙げたウェルラウンダーだが、当時は時期的に学業に専念せざるを得なく、招聘を諦めたという将来性の高さが買われているファイターだ。モンゴル人のパワーに洗練されたMMAを使いこなす。同じくONE初出場。
1R、バットサイハンのフレームの大きさが目立つ。サウスポーのバットサイハンはジャブ、ハラダはプレッシャーをかけるが先に仕掛けたのはバットサイハンで連打を繰り出す。長いジャブを出すバットサイハンにハラダはテイクダウンに行くが、バットサイハンが離れる。ハラダが入り込もうとしたところへバットサイハンが左ヒジを合わせた。
左ミドルからの左フックでグラついたハラダは打ち合いを挑むが、ダメージで足元が定まらない。ここでハラダが胴タックルに行くも逆に投げられてしまう。ハラダは足に絡みついて足関節を狙うがバットサイハンは離れた。
ジャブ、ワンツー、大きな左フックと攻めていくバットサイハンにハラダはなかなか攻めに転じることが出来ず。ハラダが組みを狙って身体を沈み込ませるとバットサイハンが左ハイ。バットサイハンの左ミドルをもらって下がるハラダ。ボディへ畳みかけるバットサイハンのヒザ蹴りでハラダがマットに転がるが、バットサイハンはカモンゼスチャーで立たせる。
左ストレートでダウン寸前となったハラダへバットサイハンがボディから顔面へのヒザ蹴り。うずくまったハラダのボディへ鉄槌を連打し、1R終了間際にレフェリーがストップ。