▼第3試合 キャッチウェイト(124LBS)ムエタイ 3分3R
×ペイマン・ゾルファガリ(イラン)
[1R 1分57秒 KO]※右ストレート
〇森岡悠樹(北流会君津ジム)
森岡は2022年11月に壱・センチャイジムと「第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント」の決勝戦を争ったが、判定2-0で敗れてタイトルを逃しリベンジ失敗。2023年は 「スックワンキントーン」にてスーパーバンタム級トーナメントを全試合KOで制し、自身初のベルトを獲得。8月にはK-1 GROUPとの対抗戦で内田晶を初回KOに仕留めて殺傷能力の高さを証明したが、9月に古木誠也に初回KO負けを喫した。12月には鈴木貫太に判定勝ち。戦績は15勝(8KO)9敗1分。ヒジあり、ヒジ無し両方で戦える。
ゾルファガリは2023年11月の『ONE Friday Fights 40』に初参戦してアリーフ・ソー・デチャパンに初回KO負けを喫したが、2024年2月の『ONE Friday Fights 51』ではペットナムコン・モンコルペットに判定勝ちで初勝利をあげている。
1R、森岡は右ローで先制。ゾルファガリは左ミドルをしっかり当ててくる。右ローから前へ出る森岡にゾルファガリはワンツー。森岡も打ちに行くが、打ち終わりにワンツー・左フックをもらって後方へ倒れダウンを喫する。
ゾルファガリは森岡のミドルをキャッチしてのフック。森岡はアグレッシブに前へ出てパンチを繰り出していき、ゾルファガリは組むと豪快に森岡を首相撲で投げる。組んでのヒザでも圧倒するゾルファガリ。
しかし、ロープを背負ったゾルファガリに森岡が飛び込んでのノーモーション右ストレートが直撃し、ゾルファガリは崩れ落ちるようにダウン。森岡の鮮やかな逆転KO勝ちとなった。
「初めてのルンピニーで緊張してしまったんですが、楽しかったです」と勝利者インタビューに答える森岡。ボーナスのことは考えたかと聞かれると「ボーナスのことは考えていました。欲しかったのでそれしか考えていなかったです(笑)」と答えると、35万バーツ(150万円)のボーナスが贈られることが発表され、森岡はガッツポーズで歓声に応えた。