瓜田の呼びかけに応え、黒石が引退撤回を決意した
2024年6月2日(日)東京・アリーナ立川立飛での開催が決定した『BreakingDown 12』のオーディション動画が、5月5日(日)より朝倉未来のYouTubeチャンネルにて公開された(1日おきに合計5本)。
9日に公開された「オーディションvol.3」で、審査員の瓜田純士が「今日、俺会場に一人呼んでるヤツがいて。通していいですか」と呼び出したのは『THE OUTSIDER』でスターとなった“濱の狂犬”こと黒石高大。
2023年11月23日の『BreakingDown 10』にて、黒石は「負ければBreakingDownからの引退」との条件で安藤叶華と対戦。延長戦で安藤の右フックにダウンを喫し、判定4-1で敗れた。ダウンを喫したにも関わらず、黒石にBreakingDown卒業をしてほしくないとの気持ちの表れか、オーディエンスジャッジ(視聴者投票)は黒石を支持していた。
瓜田は「前回、彼が引退を懸けてやったじゃないですか。実はあれからずっと引っかかっていて、彼の試合後に『本当に引退でいいの?』って何回か確認して。そうしたら彼の方は『まだ全然燃え尽きていない』と。それを聞いた時に、ただもう『てめえで言ったことなんで』って俺に強調してきたので本当にそれでいいのかなって頭悩ませてた部分があって。彼が今後、BreakingDownでもう1回やりたいのかっていう意思確認をまずしたかったんですよね、皆の前で」と、黒石を呼び出した理由を説明。
答えを求められた黒石は「正直、やりたいはやりたいです。ただ、引退を懸けると自分で言ってそれでやっぱり引退したくないですはカッコ悪すぎるので、それがずっと心に引っかかっています。これが正直な気持ちです」と話した。
その言葉を受けて瓜田は「彼はBreakingDownに来る前にアウトサイダーで本当に活躍していた選手なので、それが自分の言った約束に縛られてこのまま下がってしまうのはあまりにももったいないなって気もするんですよね」と言うと、黒石に「俺とやらない?」と対戦を持ちかける。
【写真】瓜田も2023年11月『BreakingDown 10』で萩原裕介にKO負けして以来の出場となる
「俺は高大に対して記者会見で喧嘩を売った過去もあるし、アウトサイダーの旗揚げ戦から一緒じゃん。俺がずっと行儀悪いことばっかりやっていたから、俺はずっとアウトサイダー組に引け目があったの。いま初めて俺もちゃんと練習したり、俺なりにやっているからさ。もし俺でよければ、俺が黒石高大と戦うことで1回引退を撤回してもらえたらなと思って」と、自分と戦って復帰しないかと提案した。
溝口COOも「僕たちの意向は瓜田さんと同じ見解です」とし、決断を求められた朝倉未来CEOは「まあ、いいカードですしね。決定ですね。黒石さんがよければ」と決定と認めた。
黒石は笑顔を見せると立ち上がり、「めちゃめちゃカッコ悪いですけれど、ぜひよろしくお願いします」と瓜田に頭を下げてから握手を求め、瓜田も「恨みもなんもないけれど思いっきりやろう」と全力で戦おうと握手を交わした。