野杁が自身のSNSに投稿した武尊とのツーショット(C)野杁正明
2024年5月4日(土)タイ・ルンピニースタジアムで開催される『ONE Fight Night 22』。U-NEXTにて午前9:00より配信される同番組にて、元K-1ウェルター級王者・野杁正明が解説を務める。
そこで、野杁のONEデビュー戦の日時と対戦相手が発表される。本人がSNSにて明かした。
野杁は2009年にK-1甲子園初となる高校1年生王者になり、“怪物”と呼ばれるようになった。圧倒的なテクニックと類まれなるセンスでプロ転向後すぐにトップクラス入りし、WBCムエタイ日本スーパー・ライト級王座、第2代Krushウェルター級王座、NDC -66kg王座などを獲得。2017年6月には日本人選手として初めてゲーオ・ウィラサクレックに勝利し、第2代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者に。
翌年にはウェルター級に転向し、ジョーダン・ピケオーには敗れたもののその後は連勝。2021年9月の「第2代ウェルター級王座決定トーナメント」を全試合KOで制して2階級制覇。2021年のMVPを獲得した。2022年6月の『THE MATCH』で海人との国内頂上決戦に敗れるが、2023年3月にジャバル・アスケロフを1Rわずか2分でKOして復活。
2023年7月にはアマンシオ・パラスキフを1RでKO。試合後のマイクで「今までは来るもの拒まずでオファーあれば誰とでも試合を受けていたんですけれど、もういいでしょう。さすがに世界の強豪と戦わせてください。そして僕に選ばせてください。これからは世界のトップとしか試合していかないので、これからの野杁正明が世界に挑戦していく姿を楽しみにしていてください」とアピールした。戦績は49勝(25KO)11敗。
2024年3月27日にはK-1との契約が円満に満了となり、保持していたK-1 WORLD GPウェルター級王座は返上したことを発表。4月23日にONE Championshipと独占複数試合契約を締結したことが発表されていた。
野杁は前戦が69.5kg、前々戦が69.0kg。K-1ウェルター級の-67.5kgにも下げられるとしていたが、ONEの階級はバンタム級(-65.8kg)の次がフェザー級(-70.3kg)となっており、フェザー級で戦うことが有力視されている。
ONEフェザー級キックボクシングには世界王者チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン/ベラルーシ)、暫定王者スーパーボン(タイ)、同級2位マラット・グレゴリアン(アルメニア)、同級5位ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)と世界四強を筆頭に、同級3位シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)、同級4位タワンチャイ・PK・センチャイ(タイ)など強豪がひしめいている。
いきなりランカーとの対決となるのか、注目される。
5月4日U-NEXTで配信されるONEの解説をします。その中で僕のONEデビュー戦の日時、対戦相手について発表しますので、是非見てください。 pic.twitter.com/w26Yde3sh5
— 野杁正明 (@noirimasaaki) May 2, 2024