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【DEEP】元谷友貴「強度の高い練習が動きに出ている」×平松翔「今までにないスタイルにビックリすると思う」=5月3日・後楽園

2024/05/02 21:05

平松「扇久保さんや太田さんは『行けるよ』と」

 一方、5月26日のニューピアホール大会で石塚晃一と対戦予定だった平松は、元谷戦を「断る理由はなかった」と語る。

「先週の火曜日に対戦相手の変更を聞いたのですが、最初に鶴屋(浩・BBJ代表)さんから電話で聞かれたときは、『無理だと思うけど、元谷選手との試合の話が来ている』と。一瞬マジか、と考えたんですけど……今までだったら、自分にそういう話は来なかったと思います。魚井選手に勝ったり、ここまでの試合を評価されて、今回の話が来たんだなと思い、率直に嬉しかったし、元谷選手と試合できる機会はなかなかないんで断る理由はないなと思い、ほぼ即決で『やります』と答えました」

 約3週間早い試合にスライドとなり、追い込みのピークも早めなくてはならなかったが、「魚井戦の2日後には練習をしていたので、その点ではまったく問題なく、気持ち的にも相手が変わったことでちょっと調整が必要だったんですけど、そこも10日間でしっかり元谷選手に勝つための戦い方が作れたので、メンタルも含めて仕上がったと思います」と、自信をみせた。

 2024年3月の前戦では、魚井フルスイングに2R ギロチンチョークで一本勝ち。

 ストライカーによるまさかの極めを「魚井戦のギロチンチョークの形は思いつきで、ハイエルボーにして絞りました。グラップリングはディフェンスを中心にやっているので、僕が極めて、正直みんなびっくりしていました。『軌跡の一本だ』と」と笑うが、実際には、2つ目のギロチンチョークでの勝利で、
アマチュアでは3つの一本勝ちもマークしている。

 試合に向けて、元谷と対戦したファイターとも肌を合わせてきた。

「太田(忍)さん、神田コウヤ、征矢貴選手らと組んできました。太田さんは元谷選手と戦っていますし、どんな感じか聞いて。ただ、対策というよりは、僕の場合は結局“行ってまえ”感で戦っているので、(元谷と対戦している)扇久保(博正)さんや太田さんからは、『平松だったら行けるよ』と扇久保(博正)さんや太田さんからは、『平松だったら行けるよ』と言ってもらえたので、その勢いで行っちゃえるかなと思います」と、強豪ぞろいのTHE BLACKBELT JAPANでも、背中を押されたという。

 海飛を倒したノーモーションの右、スイッチしての蹴り、打ち合いに持ち込んでのタフさと思い切りのいいストレート。「行くべきときに行ける」のが平松の強みだ。

「僕の試合は結構、単純なんで対策はしやすいと思いますし、元谷選手も打撃も組み技もめちゃめちゃ強いことは分かっていますが、それでも僕の打撃は、今までにないスタイルだと思うので、最初はちょっとビックリするんじゃないかと思います」という平松は、「向こうはすごく強くて、僕には打撃しかない。ブン殴りたいと思います」と、打撃決着を予告した。

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