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2024年4月29日(月・祝)東京・有明アリーナ『RIZIN.46』の公開計量が、28日(日)都内にて行われた。午後2時までの本計量をクリアしている選手たちが登壇したが、1名だけ姿を現さなかった。
▼第3試合 58.9kg契約 ベアナックルファイト(BKFC)ルール 2分5R
篠塚辰樹(MASTER BRIDGE/剛毅會)=58.9kg
X(公開計量には現れず)=58.65kg
第3試合で「ベアナックル・ファイティング・チャンピオンシップ(BKFC)提供試合」として、ベアナックル・ルールに挑む篠塚辰樹の対戦相手「X」はこの日も姿を表さず。本計量をパスも、公開計量は欠席した。
榊原信行CEOは、公開計量後の囲み取材で、「X」について「明日のオープニングイベント(開会式)には出しちゃおうかと」と、試合当日発表とした。
対戦相手の公表が遅れたことについては「BKFCの提供試合なので、僕らがマッチアップして『これで』と言っても、BKFCの許可がないと出来ない。BKFCの最終ジャッジでこの選手になりました」という。
また、「海外から選手が来る場合も、国内選手も含めていろんな選手が候補としてラインナップされたなかで、BKFCも27日に、コナー(マクレガー)が、オーナーになると発表されたばかりで、彼らも自分達の大会もあり、なかなか決まらず、彼らの最終ジャッジが遅れました。中途半端な形でなく、当日会場の発表でとようやく段取りがつきました」と、BKFCが4月27日(日本時間28日)に米国LAでビッグマッチの『BKFC: Knuckle Mania 4』を控えるなかで、最終判断待ちだったことを明かした。
近年急速に拡大し、多くの国際的な会場を含む新しい市場に進出しているBKFCは、コナー・マクレガーの会社「マクレガー・スポーツ・アンド・エンターテイメント」がBKFCの共同所有者となったことを、日本時間28日に発表したばかり。
今回のRIZINでの提供試合はテストケースとして、榊原CEOは「レフェリーは米国から派遣されたアメリカ人で、ジャッジは日本人。そのかわり研修をしっかりして、BKFCのクオリティ、判定基準含めたレクチャーがなされた上でジャッジします」と説明した。
そして、BKFC試合初出場となる篠塚には、すでに今回「X」が誰かは知らされており、「篠塚には『この候補のなかから選ばれる』と事前に話していて、『最終的にこの選手になった』と伝えたのは数日前」とした。
「日本人選手なのか、外国人選手なのか、そこも含めて明日楽しみにしていただいて。せっかくここまで引っ張っちゃったので、誰になるだろうと楽しみにしていてください」──素手でボクシングシューズ着用、片手クリンチからの攻撃など、ボクシングともキックボクシングともMMAとも異なる、今回の試合で、果たしてリングに現れる「X」は、BKFC経験者となるか、注目だ。