(左から)K-1チームの佐々木、林、ゴンナパー。Krushチームの稲垣、寺島、塚本、FUMIYA(C)K-1
2024年4月28日(日)東京・後楽園ホール『Krush.160』の前日計量&記者会見が、27日(土)都内にて13:00より行われた。
計量は出場18選手のうち、4対4綱引きマッチに出場するジン・シジュン(韓国)が250グラムオーバー。ほか17選手は全員パスした。
今大会のメイン、後半4試合「K-1×Krush・4対4綱引きマッチ」の組み合わせは、大会当日に綱引き抽選によって決まるという異例の形式。前日会見には再計量となったジン・シジュン以外の7選手が登壇した。なお、当日は17時50分から初お披露目となるKrush GIRLS 2024が登場。18時から綱引き抽選というスケジュールが、宮田充プロデューサーからアナウンスされた。
7選手が登場すると、まずは意気込みを話した。
FUMIYA「相手が決まってないので、相手のことは分かんないですけど、思いっきりいい試合して会場を盛り上げればいいかなと思ってます」
塚本拓真「相手も決まってないんですけど、自分自身を高めて、本当に自信を持ってここまで来ました。明日は会場を盛り上げて、自分自身最高の日にするので、応援よろしくお願いします」
寺島輝「いい仕上がりで迎えられたなって感じなんで、明日全力でやるだけです」
稲垣柊「前回の会見の時は3対3だったんですけど、4対4になったりといろいろありましたけど、いい準備もできましたし、僕が65kgの世界を獲る第一歩の試合なので、しっかりそれを明日、リング上で示したいと思います」
佐々木大蔵「いよいよな感じでもうすごいわくわくしてます。明日、すごく楽しみなので、みんなでね、『Krush.160』盛り上げたいと思います」
林健太「立場的にK-1ファイターのこちら側は誰とやっても負けられないので、圧倒的に勝てるところを見せたいと思います」
ゴンナパー・ウィラサクレック「長い間ご無沙汰しておりましたが、久しぶりに戻ってこられて、とても嬉しく思ってます。明日は全力を出して皆さんに楽しんでいただきたいと思ってます」
続いての質疑応答ではまず、まだ対戦相手が決まっていないという状況で、普段の試合と違いがあるかという質問が飛んだ。
FUMIYA「僕はそんなによく考えてないんで(笑)。逆に考えてないからこそ、当日相手が決まっても変わらないで、自分らしい仕事、ファイトができればいいかなと。だからそんなに普段と変わらないかなと思います」
塚本「自分も別に、いつもの試合前と別に変わらずというか。誰とやることになっても、本当に強い選手たちなので、試合に対してもいい緊張感を持ってますし、そんなにいつもと違うということはないかなという感じです」
寺島「俺はちょっと違いましたかね。対戦相手が分かってないっていう状況だったので、すごく自分にフォーカスして練習できたっていうことと、精神面的にも、対戦相手が分かってはいなかったので、同じ内容でもちょっと違ったかなとは思ってます」
稲垣「僕は全く違いますね。今でも4選手の誰とやるのか分かんないですし、全員を考えてる感じです」
佐々木「違いますね、やっぱり全く別物だなと思いますし、だからこそワクワクがいつもより強いのかなっていうのは感じますね」
林「いつも通りです」
ゴンナパー「違いますね、やっぱり全く別物だなと思いますし、だからこそワクワクがいつもより強いのかなっていうのは感じますね」
ゴンナパーは一時タイに帰国しており、これが1年8カ月ぶりの試合。この間どうしていたのか、また翌日のファイトスタイルに変化はあるかという質問には、こう答えた。
ゴンナパー「試合してなかった間は自分の体を少し休めて、あとはいつも通りムエタイの練習に励んでました。ファイトスタイルに関しては今まで通り変わってないかと思います」
続いて、「誰との対戦になったとしても見せたいものは?」との質問が飛ぶと、宮田プロデューサーが「やりたい相手もぜひ聞きたい」と追加。
FUMIYA「4選手全員リスペクトしてるんですけど、ちょっと前にタイで1ヵ月練習してきたというのもあるので、ゴンナパー選手とやって、ゴンナパー選手の蹴りがどれぐらい強いのか、それと僕の蹴りはどれぐらい通用するのかを試したいというのがすごくあるので、ゴンナパー選手とやりたいです。僕はKO勝率100\%なので、どの選手とやったとしても最終的にはKOで勝たなきゃいけないのかなと思っています」(これに宮田プロデューサーが「蹴るの?」と聞くと、FUMIYAは「僕はパンチで」と答えた)
塚本「強さで言うと、ゴンナパー選手に勝った時の見返りはすごく大きいものが来ると思ってるのでゴンナパー選手とはやりたいです。ただ以前、一夜明け会見で目の前に佐々木大蔵選手が座っていたことがあって、その頃はKrushのベルトを持っていたので、『いつか目の前にたどり着くので、覚えといてください」みたいなことを言って、真崎選手も会見が終わった後に話してくれたということがあって。そういうストーリーもあったので、佐々木選手に自分が今どれぐらい通用するのか、しっかり勝てるのかというのもやってみたいなっていうのもあります。林選手も元K-1チャンピオンなので1人に絞れないですけど。
試合では、やっぱりKrushらしい試合、みんなが盛り上がるような試合をして、しっかり勝ち切りたいなと思います」
寺島「1回負けてるので、佐々木選手です。世界一を見据えてやってるので、その査定試合にもなると思ってるので、そこを分かりやすくバッチリ見せようかなって思ってます」
稲垣「今回に関してはもう全員とやりたいですね。全員強いと思ってますし、みんな僕がアマチュアの時から活躍した選手なので。でもその中でも一番やりたいのはゴンナパー選手ですかね。正直一番強いと思ってますし、そこに勝った見返りも自分の中で大きいと思うので、引きたいですね。自分の手で綱を引くので、必ず引き当てたいと思います。世界トーナメントを見据えてやってるので、それをしっかりリング上で示したいと思います」
佐々木「僕もみんなとやりたいですね。だけど塚本選手が僕の名前を挙げてくださって会見のときのこともすごく覚えてるし、そのときに交わした言葉も覚えてるんで交わるったことがない塚本選手とできればいいなと思ってますね。稲垣選手とはスパーリング、寺島選手とは一度試合して、あとFUMIYA選手に関しては、プライベートでも交わったことがあるので、交わったことのない塚本選手と」
ここで宮田プロデューサーから「プライベートでって?」とツッコミ。佐々木は「家族でご飯行ったり、以前、中国での日本対中国の大会に日本代表メンバーで一緒に行ったこともあったので、そこからの付き合いです」と答えた。そして「自分としては本当に試合するのが10カ月ぶりということで、この10か月間の思いがすごく今乗ってるというか、本当に今日この会見もそうだし、計量もそうだし、明日がすごく楽しみでなおかつ綱引きマッチということで対戦相手が決まってない中という、もう本当ワクワクが詰まりすぎた状態なので、そういったワクワクがどういう方に向くのかをまたさらに楽しみたいです」と付け加えた。
林「話聞いてたら、ゴンナパー、ゴンナパーうるさいので、俺のこと見えてんのかなと思うのでそれがちょっとイラッときますね。だから僕は誰でもいいですけど、全力でド突きたいですね」
ゴンナパー「誰でもOKです」
Krush側の選手たちからは「一番強いゴンナパーと」という声が相次いだ。それに対しては「皆さんにやりたいと言っていただけることは本当にうれしいと思います。ですので明日は誰と対戦することになっても、皆さんに面白いと言ってもらえるような試合をしたいと思います」と回答。