ライトヘビー級グランプリへ向けてアミネvs.トゥーレ
第6試合でもライトヘビー級マッチとして、同級5位モハメド・アミネ(モロッコ)vs.同級9位パスカル・トゥーレ(フランス)が行われる。
アミネは「フランスで戦えることに本当に興奮している。ロッテルダムとは違うよね。そして、ここで勝って新しいファンを得たい。動きも良くなったし、さらに自信もついた。あとは明日のサプライズにするよ」とコメント。
いつもならトラッシュトークを展開するのに、今回はないのはなぜかとの質問には「今は試合に集中していて、メディアのことは考えていない。もちろん、これまではチケットを売って金を稼ぐためにメディア対応を頑張っていた。でも、ここ2試合はうまくいかなかったし、今回は勝つことに集中している。そもそも、なぜ今トラッシュトークをしないといけないんだい? もし相手が突っかかってきたら返答するかもしれないが、彼は非常に敬意を払ってくれているだろ。だから、俺だって敬意を払うよ」と紳士な答え。
メインのウェルター級タイトルマッチの予想を聞かれると「もちろんチコだ。俺はチコを12年近く見ている。彼はジムの中でも、最も熱い努力家だ。ヘビー級を含めても、俺たちの中で最もタフなんだよ。彼は自分に自信を持っているし、彼が勝つだろう」と、チームメイトのチコ・クワジの勝利を予想した。
一方、トゥーレは「ゴールは勝つこと。準備は出来ている。試合が楽しみだよ」と言い、どうやってアミンを倒すつもりかと聞かれると「みんなと全く同じだが、サプライズだ(笑)。でも、俺たちはみんな良い試合を見せるよ」と自分も“サプライズ”を起こすと笑った。
トラッシュトークを仕掛けられたら返すとアミネは言っているが、と煽られると「いやいや(笑)。彼が言うように、俺は相手に敬意を払っているよ。自分に自信を持っているけれど、俺たちは謙虚であり続ける。俺は、もし今回勝てばトーナメントに出場するよ。強豪揃いの中で戦うのは大きいチャンスだ。トーナメント出場のチケットを得るために戦うのは、本当に興奮するよ」と煽りには乗らず、グランプリ出場を目指したいと話した。
また、今大会最大の注目と言ってもいいのが、ユセフ・ブガネム(モロッコ)。2016年8月にラジャダムナンスタジアム認定ミドル級王座、2018年5月にルンピニースタジアム認定ミドル級王座も獲得し、史上初の外国人2大殿堂制覇王者となったミドル級(-72.5kg)世界最強の呼び声も高い男が、ついにGLORY参戦を果たす。対戦相手はスタニスラフ・カザンツェフ(ウクライナ)。この一戦はコー・メインの前に行われる。