ムエタイ
レポート

【ONE FF】劣勢のスアキムが一撃KO勝ち、GRACHANの小田魁斗が初参戦初勝利、小笠原瑛作が3勝3KOの強敵に勝利、町田真美が下がらない突進ファイトで奮戦も判定負け

2024/04/26 22:04

▼第2試合 アトム級ムエタイ 3分3R
〇ジュニア・フェアテックス(タイ)
判定3-0
×町田真美(Team immortaL)


 町田(日本でのリングネームは真美)はアマチュアで15戦全勝の戦績を引っ提げて2018年10月にプロデビュー。2021年11月にERIKOを破り、NJKFミネルヴァ・ライトフライ級王座を獲得した。2020年6月からはKrushにも参戦し、4勝2敗。2023年9月にデビューから3年でS1レディース世界ライトフライ級王座にも就いた。1月にはタイでの初試合でKO勝ちを収めている。戦績は16勝(4KO)5敗。


 対戦相手のジュニアは2023年3月に『ONE Friday Fights 8』でONEデビューすると、2024年2月の『ONE Friday Fights 51』までタイ、中国、トルコ、アメリカの選手を相手に4連勝を飾っている18歳の強豪だ。


 1R、ジュニアの右ミドルに真美は右ロー、そして両腕ガードを高く上げてパンチで前へ出ていく。ジュニアはジャブ、ヒジでガードの隙間を狙い、前蹴りで崩しに行く。ジュニアのパンチをもらいながらも前に出る真美は右ロー。なかなかパンチを当てられなかった真美だが、右ボディストレートの連打から右ストレートをヒットさせる。ジュニアはジャブと前蹴り、右ミドルで止めにいく。前に出る真美に右ストレートと右ミドルをしっかりと当てていくジュニア。


 2Rも前に出てパンチを打つ真美にジュニアは前蹴りと左ミドル、ヒジで対抗。手数を出すのは真美だが、ジャブや蹴りを当てるのはジュニアだ。真美の右ローからのワンツーがヒットするが、ジュニアは右ミドルや前蹴りで後退していき、ジャブと右ストレートをしっかり当てる。それでも前に出る真美だが、空振りしたところにジュニアにパンチとヒジをもらう。右ヒジをヒットさせるジュニアだが、真美の前進に披露を感じさせる。


 3R、右ローからワンツーで前へ出る真美はスーパーマンパンチを繰り出す。ジュニアは左右ミドルとジャブ。真美は下がって回り込むジュニアを追いかけていき、ジャブと右ストレートを打っていく。ジュニアの左フックにバランスを崩してロープにもたれかかる真美だが、すぐに前進してパンチを繰り出していく。圧倒的な手数でジュニアを追い詰めていった真美。


 判定3-0で的確に攻撃を当てていったジュニアの勝利となった。

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