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【Krush】スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント開幕、優勝者の初防衛戦の相手に城戸康裕の名も。小田尋久がマッスルトーク旋風

2024/04/17 19:04
【Krush】スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント開幕、優勝者の初防衛戦の相手に城戸康裕の名も。小田尋久がマッスルトーク旋風

(左から)森田、小田、宮田Krushプロデューサー、藤村、璃久

 2024年5月26日(日)東京・後楽園ホール『Krush.161』の対戦カード発表記者会見が、4月17日(水)都内にて行われた。

 ジョーダン・ピケオーの返上で1年間空位となっていた「第5代Krushスーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」が4選手参加で今大会より開幕。決勝は8月大会となる。

 準決勝は森田奈男樹(エイワスポーツジム)vs.小田尋久(TEAM3K)、藤村大輔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs.璃久(HIGHSPEED GYM)の組み合わせとなった。


 森田はフルコンタクト空手出身で第4回JFKO全日本選手権軽重量級優勝など数々の実績を持つ。2021年6月のKrushでプロデビューすると5連勝4連続KO勝ちをマークしたが、2022年4月にK-1初出場でジョムトーンにKO負けで初黒星。2023年3月、ベテランの山崎陽一に判定勝ちして再起したのもつかの間、7月に璃久にKO負けを喫した。12月にアリヤン・モハマディを左フックでKOして再起を飾っている。戦績は6勝(4KO)2敗。


 新極真会出身の空手家である小田は2021年11月に『DEEP☆KICK』でプロデビュー。2023年2月の『Krush』から参戦して5戦5勝(3KO)とプロ無敗の快進撃を続けていたが、2023年11月、フランス遠征でのWAKO K-1ルール世界ミドル級(-75kg)タイトルマッチで初黒星。2024年2月にはKNOCK OUTに乗り込み中島弘貴に延長戦で判定勝ち。ハイ・ミドル・ロー、後ろ廻し蹴り、胴廻し回転蹴りと空手家らしく蹴り技を多用するスタイル。戦績は6勝(3KO)1敗。


 藤村は2015年8月にKrushでK-1グループデビュー。2019年3月の神保克哉戦後、K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTに移籍した。2020年3月に小鉄から勝利したものの、8月にMIKE JOE、11月に城戸康裕と対戦して連敗。2022年10月に夜叉猿から勝利を収め、2023年6月のビッグバンにて同団体のスーパーウェルター級王座を奪取した。戦績は15勝(7KO)10敗1分。


 璃久は2019年4月に『S-BATTLE』でプロデビュー。2戦目からはシュートボクシングを主戦場とし、4勝1敗の戦績を残す。『NO KICK NO LIFE』や『HOOST CUP』、『NJKF』などに出場し、2023年7月にKrush初参戦を果たすと森田奈男樹を3RでKOしてインパクトを残した。続けて12月のK-1ではアビラル・ヒマラヤン・チーターからダウンを奪って殊勲の勝利。2024年3月のK-1 WORLD MAX -70kg世界最強決定トーナメントに抜擢されたが、デング・シルバにTKO負けを喫した。アグレッシブかつ攻撃力の強さを発揮している。戦績は9勝(5KO)3敗1分。

 Krushスーパー・ウェルター級王座は2011年に初代王座決定トーナメントが行われ、健太が初代王座に就き、第2代が城戸康裕、第3代が中島弘貴、第4代がピケオーと錚々たる面々がベルトを巻いてきた。


 宮田充Krushプロデューサーは「70kgは海外からもオファーが多い。K-1グループとしてこれだという選手を育成していく必要があるということで企画した」と、優勝して王者になった選手には世界での活躍の舞台を与えたいという。また、小田か璃久の関西在住選手が王者になった場合は、10月のK-1大阪大会に出場枠を用意したいとも。

 また、初防衛戦について「城戸くんとか引っ張り上げて新王者とやっても面白いと思います。ピケオーが挑戦者でもう1回上がってきても面白い。MAXのトーナメントで優勝できなかった選手が挑戦者になっても面白い」と、新王者には様々な可能性があるとも話した。

 小田は「自分が一番若くて今ノリにノっている選手だと思うので優勝してベルトを巻きたい」、森田は「Krushに3年前に初参戦させていただいてから、ずっと狙っていたベルトなので待ち望んでいました。ベルトに対する想いが強いのでここでしっかり勝って王者になりたいと思います」と意気込み。


 璃久はK-1 WORLD MAXで1回戦敗退したことを「すいませんでした」と詫び、「ジョーカーになることは出来なかったんですけれど、日本人もみんな負けちゃって、あそこで僕が勝っていたらほんまにジョーカーやったんだけれど、上手いこといかんと思いました。レフェリーが早く止めてくれたのでこのベルトにつながったので、ここはしっかり勝って僕がこのベルトを巻くので応援お願いします」と挨拶。

 Bigbang王者でもある藤村は「K-1グループさんに参戦してから9年くらいになって、ベルト絡みの試合は初めて。遠回りしたけれどやっと来たチャンス、絶対に落とせない意気込みでやっています」と、二冠王を目指すとした。

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