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【PFL】渡辺華奈が体重超過の元UFCヤングに判定勝ちで初戦3P獲得、カモーシェがベラスケスとのトリロジー制す、欧州王者ディッチェバが初回KOで11戦無敗に。サントスが初回RNC勝利、ビショップも6P獲得! ヘビー級はモルダフスキーが6Pで首位に

2024/04/05 07:04

▼女子フライ級レギュラーシーズン 5分3R
〇リズ・カモーシェ(米国)21勝7敗・26lbs/51.15kg ※3P獲得
[判定3-0] ※30-27×3

×ジュリアナ・ベラスケス(ブラジル)12勝3敗・125.2lbs/56.79kg

 優勝賞金100万ドル(約1億5千万円)を賭けた各階級のリーグ戦が開幕。欧州王者ダコタ・ディッチェバ渡辺華奈も参戦する女子フライ級では、メインカードの第2試合で、現Bellator女子フライ級王者のリズ・カモーシェと、元王者のジュリアナ・ベラスケスがリーグ戦の初戦で3度目の対決に臨む。

 リーグ戦初戦でいきなり組まれた“トリロジー”。過去2戦はいずれもカモーシェが勝利。王者はその後もディアナ・ベネット、イリマ=レイ・マクファーレンを相手に王座防衛を果たし、Bellator王者として、猛者が集うPFLにレギュラーシーズンから参戦する。

 1R、左ストレートのベラスケスにいきなり左右で詰めたカモーシェが右で差して押し込み。「USA」コールのなか、ベラスケスも左で小手に巻き四つに。体を入れ替えたベラスケスをすぐに元に戻すカモーシェ。しかし柔道強豪のベラスケスも左差しで体を入れ替える。

 右で股間に差し込みスイッチ狙いのカモーシェに両脇差しのベラスケスは離れようとしたカモーシェに右で差して組んで押し込み。両脇を差すが、右で差し返すと、左ヒザはベラスケス。右インローのカモーシェが大きめの左右で前に。

 右で差して体を入れ替えるベラスケスが押し込み。しかしカモーシェは首相撲からヒザを突き、シングルレッグで前に。ここも差し上げたベラスケス。体を入れ替え腿に左の鉄槌。ホーンと同時に左小外がけでテイクダウンを奪い、ホーン。

 2R、先にインローを蹴って右を振って金網に押し込むカモーシェに、足を平行に腰を落としてディフェンスするベラスケス。それを引き出して中央側にテイクダウンはカモーシェ! ハーフから右で枕で肩で喉を押し込み寝かせて左でパウンド。

 フルガードに戻したカモーシェの頭を引き寄せるカモーシェだが、突き放すベラスケスにいったん立ち上がるカモーシェが下のベラスケスに蹴りから再びパウンドで飛び込む。ハーフのベラスケスに右枕で右にパスガードのカモーシェ! ヒジ打ちが無いなか、残り6秒でサイドから腕十字へ! ベラスケスは腕をクラッチしてホーン。

 3Rもダッシュで前に出てスペースを無くして組むカモーシェ。体を入れ替えるベラスケスに押し戻して右で差してヒザ蹴りのカモーシェ!

 サウスポー構えのベラスケスは左を突いて前に出るが、そこにシングルレッグはカモーシェ。フルガードにして背中を着いたベラスケスに右足をまたいだカモーシェだが、ベラスケスが足を戻して蹴り上げると、そこを詰めるカモーシェがかつぎパスからサイドを奪取!

 右で枕で寝かせてマウントへ。ヒジ打ち禁止のなか、シザースで上体を倒したベラスケスが足関節に。しかし内ヒールで絞るのはカモーシェ! そのままホーン。

 判定は3-0(30-27×3)のフルマークでカモーシェが勝利。難敵ベラスケスに3連勝を飾り、渡辺華奈と並ぶ3Pを獲得した。果たして次戦の相手は?

 試合後、カモーシェは「彼女はすごく強かった。PFLはバックステージでも素晴らしい仕事をしてくれた。私の試合が一番過酷だったから、実力を証明したと思う。もっと勝って実力を証明したい」と語った。

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