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2024年4月4日(日本時間5日)、米国テキサス州サンアントニオのボーイングセンターで開催される『PFL 1: 2024 Regular Season』(U-NEXT配信)に向け、3日(同4日)前日計量が同地にて行われ、日本の渡辺華奈(FIGHTER'S FLOW)が125ポンド(56.70kg)でパスも、対戦相手のシェイナ・ヤング(米国)が128.6ポンド(58.33kg)と1.18kgの体重超過。
テキサス州アスレチックコミッションのルールのもと、ヤングはファイトマネーの20%を対戦相手に支払う罰金とリーグ合計ポイントに1ポイントのペナルティが課せられた上で、129ポンドのキャッチウェイトでの試合を渡辺華奈が受け入れ、試合は行われることになった。
渡辺が試合を受けない場合、代替選手が代わりに出場となり、リーグ戦のポイントもゼロという状況下、最後の減量のダメージを負わなかったヤングと、渡辺は対することになる。
【追記】PFLルールより
※初戦欠場:リーグ初戦を行えなかったがリーグを欠場しないという場合もある。欠場選手は1ポイントのペナルティが科され、補欠選手のレギュラー戦の第2戦目への出場資格は、リーグ運営側が判断を下す。
渡辺は本計量後の公開フェイスオフで、レイ・セフォー代表立ち合いのもと、微笑してファイティングポーズを取るヤングに対し、腰の後ろで両手を結んで、視線をそらさず。フェイスオフ後はXで「ルールを守れない子はお仕置きだ」と、試合への決意を示している。
ルールを守れない子はお仕置きだ#PFL pic.twitter.com/F8xA5SpS5P
— Kana Watanabe×渡辺華奈 (@kanawatanabe821) April 3, 2024
渡辺は、MMA8連勝(Bellator2連勝)で2021年6月の『Bellator 261』で女子フライ級ランキング2位のリズ・カモーシュ(現王者)と対戦し、1R TKO負け。キャリア12戦目で初黒星を喫した。その後、Bellatorでデニス・キールホルツに三角絞めで一本勝ちすると、2023年4月にイリマレイ・マクファーレンのホームで際どいスプリット判定負け。7月の『超RIZIN.2』でヴィタ・アルテイガに判定勝ちしていた。
PFL初戦の対戦相手シャイナ・ヤングは、MMA9勝5敗(UFC1勝4敗)。UFCで初戦と2戦目で階級上のバンタム級で戦った後、フライ級に戻してジナ・マザニーに2R TKO勝ち。2022年11月にミランダ・マーベリックに判定負け後、2023年2月にPFL初参戦。『PFL Challenger Series 2023』でサンドラ・ラヴァドに判定勝ちを収めている。9勝中、2KO・TKOで3つの一本勝ち、4つの判定勝ちの戦績のヤングは、幼少時に伝統派空手、高校でレスリングを行い、BJJも習得、KOTCバンタム級王座にもついている。
体重超過した階級上の元UFCファイターを相手に、渡辺は立ち技の進化から得意の投げ技でドミネートできるか。リーグ戦大事な初戦は、日本時間の4月5日(金)午前7時半からU-NEXTでライブ配信される。