キックボクシング
インタビュー

【ONE】2連敗でムエタイを学び直した内藤大樹「自分がミドルキックをどう攻略するか、そこだと思います」インパクトを残してスーパーレック挑戦を狙う

2024/04/03 22:04

『ONE Friday Fights』の日本人選手を見て思うことは…


 ONEキックボクシング世界王者のスーパーレックは9月6日(日本時間7日)米国コロラド州デンバー『ONE 168: Denver』にて、ジョナサン・ハガティ(英国)が保持するONEバンタム級ムエタイ世界タイトルに挑戦することが決まっている。内藤は「スーパーレックは今乗っていると思うので、そうなるよなとは思いましたが、ハガティが勝つんじゃないかなと思っています」とハガティの勝利を予想。

 スーパーレックに関しては「ルールによりますが、キックルールでももちろん強いけれど、キックルールなら捕まえる自信あります。あとは自分次第なところがあるので、結果と内容でそろそろ内藤を行かせていいんじゃないかと言わせたいですね」と、スーパーレックにキックルールなら勝てる自信があるとし、タイトル挑戦のチャンスをつかみたいとした。


「次のデッドゥアンレックを圧倒的にKOすればもしかしたら次行けるのかなと思いますし、あとは自分のインパクト次第かなと思っています。次、フライで誰がスーパーレックに挑戦するのかと考えた時に、ロッタンか武尊選手との再戦かでレパートリーはなくなっている。新しい挑戦者という意味では、僕がインパクトを残せばダイレクトに行けると思うので、それを土曜日につかみたいと思います」と、デッドゥアンレック戦でインパクトのある勝ち方が出来れば、タイトル挑戦はあるのではないかと見ている。


「微妙な試合をしたら何も言えないぞと思っているので、今回は特にKOしないといけないと思っているし、狙って行こうと思います」と、KOは最低条件としてあげた。

 また、毎週金曜日の『ONE Friday Fights』に多くの日本人選手が参戦するようになったことをどう思うかと聞かれると「思うことはいろいろあります、日本人がたくさん出るのは。それはいいことだと思いますが、結果に出ちゃっているじゃないですか。日本人=ボーナスファイト(対戦相手がKOしてボーナスを受け取る)と思わせるところがあるんじゃないかなと。全員ではないですが、Friday Fights出場でONEに出られるみたいな、そういう選手と自分は違うよと思います。Friday FightsはChampionshipじゃないというのがあるので。もちろんFriday Fightsもレベルは高いですが、一緒にされたくないというのはあります」と、『ONE Championship』本戦で戦ってきた誇りを持っている。

「Friday Fightsのレベル自体はめちゃくちゃ強いし、Championshipでもやれる選手はいます。ただ日本人選手の意識として、浮かれて出ているから結果がボロボロに出ているんだよとは思います。そういう意識の選手とは一緒にされたくないし、早くFight Nightからナンバーシリーズに戻らないといけないと自分を奮い立たせてくれたと思っています」と、Friday Fightsに日本人選手が多く参戦して苦戦していることが逆に発奮材料になったと話した。

 では、武尊はどうかと聞かれると「武尊選手のことはリスペクトしていますし、それこそベルトを懸けたチャンピオンシップでいつか会えればいいなと思っています」と、ONEのタイトルを日本人2人で争う日が来れば戦いたいと語った。

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