「Friday Fights」で連敗を脱出し、「Fight Night」でリベンジを狙う内藤(C)ONE Championship
2024年4月6日(土)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Fight Night 21』(U-NEXT配信)にて、フライ級キックボクシング3分3Rでデッドゥアンレック・ティーデ99(タイ)と対戦する内藤大樹(BELLWOOD FIGHT TEAM)が3日(水)現地でインタビューに答えた。
「昨日タイに入っていい感じで過ごせています」とリラックスした様子の内藤。対戦するデッドゥアンレックとは2023年7月にフライ級ムエタイで対戦しており(内藤の判定負け)「相手のオファーが来た時はまたやるのかと思いましたが、負けているのでリベンジの機会はいいことだと思ったのですぐに返事を出しました」とする。
内藤は3月15日に5カ月ぶりの復帰戦でシャーゾット・カブトフを判定3-0で破り再起を飾ったばかりだが、今大会へのオファーは前回の試合の2週間前に来ていたという。
「去年試合があまりなかったので、間隔が短くて大変ですが試合が無いのに比べればありがたいし、しんどい間隔の方がいい動きが出来るんじゃないかと思い即答しました。その時点で相手は決まっておらず、相手を聞いたのは試合の次の日ですね。自分はけっこう蹴るので足は痛いけれど試合には問題ないです。体重も長い期間かけて落としていて、体重は1回戻したけれど割とスムーズに落ちました 脂肪は落としているので」と、連戦も問題なさそう。
前回の対戦での反省点は「ミドルキックが効かないとか関係なく、蹴られちゃダメだなと再確認させられました。蹴らせた自分が悪いじゃないけれど納得はしています。7月(デッドゥアンレック)、10月(ゴントラニー)とタイ人にミドルの対処で負けて。ミドルを蹴られても効かなければいいでしょうと考えていたんですが、それはよくないなと。スーパーボンジムに行かせてもらって、トレーナーからムエタイを学び直しました。それがいい感じでハマってきていると思うので、去年7月の自分と全く違うと思っているので楽しみです。デッドゥアンレックは前回のイメージでめちゃ蹴って来ると思うけれど、楽しみですね」と、ミドルキックへの対処を変えてきたとのこと。
【写真】スーパーボンジムでムエタイの技術を磨き直した(C)内藤大樹
スーパーボンのジムには「10月の試合が終わって、11月後半から12月まで3週間くらいいました。年明けの1月にも3週間くらい行ってました」と言い、「目的はスーパーボンがいるからじゃなくて、ゲオサムリットのトレーナーさんと1年前に会って、それがよくてスーパーボンのジムに移籍していたのでそこに行きたいなと思ったからです。結果的にスーパーボン、ノンオー、ペッタノンとも手合わせして自分自身感じるものがあったのでプラスになりました。ジェンというトレーナーさんで、武尊選手も昔から交流があるなど日本人選手を何人も見ているそうです」と、自分に合うトレーナーと練習するのが目的だったとする。
「悪いところを矯正してくれるんですね。抑えつけるだけじゃなくて長所を伸ばしてムエタイにどうやって勝っていくかを見てくれます。前回もでしたし、今回もセコンドに入ってくれます」
【写真】前回のデッドゥアンレック戦はミドルをもらいすぎたのが敗因
前回はオープンフィンガーグローブ着用のムエタイルール、今回はキックボクシングルールで行われることには「ヒジがないのはデカいですね。ただデッドゥアンレックは前回ヒジを打ってきたかと言えばそうでもないので、戦い方自体は変わらないと思っています。いかに自分がミドルをどう攻略するか、そこだと思います」とするが、自分自身キックボクシングルールの方がやりやすい、とも。
「自分は正直、グローブの方がブロッキングがやりやすいのでキックボクシングルールの方がやりやすいです。ONEに出るまでヒジありでやったことがないし、練習もしたことがなかったので、ヒジありのトップとやるのは大変だと分かりました。どっちが先に目標(ONEの王者になること)を達成しやすいかはキックボクシングルールがいいのかな。武尊選手がONEに来てキックボクシングルールを盛り上げているので専念したいなと。ただ、ムエタイルールを避けるのは逃げだと思うので、目標を叶えたらまたムエタイにチャレンジしたいし、ムエタイルールでオファーが来れば受けるつもりです」と、キックボクシングルールでタイトルマッチまで行きたいが、ムエタイルールでもやるとする。