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【GLADIATOR】チェ・ドンフンが円満離脱、イ・スンチョルが負傷欠場でフライ級王座決定T準決勝中止、NavE vs.オトゴンバートルで決勝戦=王座決定戦に 5月5日(日)大阪

2024/03/26 17:03
【GLADIATOR】チェ・ドンフンが円満離脱、イ・スンチョルが負傷欠場でフライ級王座決定T準決勝中止、NavE vs.オトゴンバートルで決勝戦=王座決定戦に 5月5日(日)大阪

NavEと、ナラントンガラグの愛弟子オトゴンバートルが決勝で対戦(C)GLADIATOR

 2024年5月5日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催される『GLADIATOR 026』の対戦カードが発表された。

【決定カード】

▼GLADIATORフライ級トーナメント決勝 5分3R
NavE(N★TRUST/第3代GLADIATORフライ級王者)
オトゴンバートル・ボルドバートル(Shandas MMA Fitness Center
/モンゴル)

 同大会では本来、2月16日の『GLADIATOR CHALLENGER SERIES 01』と3月3日『GLADIATOR 025』で実施された「GLADIATORフライ級王座決定トーナメント準々決勝」を勝ち上がったチェ・ドンフン、イ・スンチョル、オトゴンバートル・ボルドバートル、NavEの間で「準決勝戦」が行われる予定だった。

 未発表ながら、GLADIATORでは、準決勝としてイ・スンチョル×オトゴンバートル、チェ・ドンフン×NavEの2試合を同大会で実現させるよう動いていた。

 しかし、まず3月3日大会でツェルマー・オトゴンバヤルに勝利したイ・スンチョルより、「試合直後に肩の負傷があり、5月5日には治癒及び調整が間に合わない」という報告があり、この事態を受けたGLADIATORでは、準決勝に出場できる代替選手を新たに選考、または準々決勝で敗れた選手の再チャレンジも検討された。

 ただし、後者に関しては和田教良、オトゴンバヤル、藤沢彰博ともにTKO負け及びダウンを喫したうえでの一本負けを喫しており、5月5日の試合にオファーをすることはMMAという競技特性上、適切でないと判断。

 よって新たに準決勝より出場する選手を選考するか、オトゴンバートルは不戦勝で決勝進出となるのかを判断することとなった。

 代替選手については、他の出場選手の同意を得たうえで選考する予定だったが、3月3日大会後に時間を置くことなく出場の確認が取れていたチェ・ドンフンより、他プロモーションでのオファーがあり、そちらの戦いに専念したいという申し出を受けた。

 GLADIATORは、タレントリレーションズ長谷川賢代表と協議した結果、「チェ・ドンフン選手のトーナメント離脱は非常に残念ではあるものの、彼が次に戦う舞台(※正式発表前のために非公表)は、それこそGLADIATORが2023年より目指してきたアジアのナンバーワンフィーダーショーを目指すという方向性と一致しており、快く送り出すこととした」という。

 ドンフンの次なる舞台がもし『ROAD TO UFC』フライ級トーナメントであれば、Dolube GFCフライ級王者で、GLADIATORで久保健太、和田教良をいずれもKOに下しているドンフンの参戦は、日本人選手を含むほかファイターたちにとって脅威となるだろう。それともドンフンはほかプロモーションにステップアップを果たすか。

 スンチョル負傷、ドンフン離脱により、準決勝は中止となり、オトゴンバートルとNavEの了承のうえ、5月5日に両者の間で「フライ級王座決定トーンメント」=第5代GLADIATORフライ級王座決定戦を行うこととなった。

 王座決定戦に向け、NavEは主催者を通じて、「次戦は、間接的にモンゴル人へのリベンジマッチと聞き心が燃えました! この燃えている熱い気持ちをグッと抑えて、今回もGLADIATORのケージ、そして強豪モンゴル人とのファイトを全力で楽しみたいと思います。勝敗はどうでもいいです。楽しんだ先に素晴らしい景色が待っていると思います。自分のキャリアも終盤が見えてきていると思うので、この試合が決まった瞬間のワクワク感……計量日までの減量や試合へ向けたトレーニング……そして試合当日の熱いファイト、試合直前におこるアクシデント……(笑)。今回もこれら全て全力で楽しむ事に注力します! ただの田舎のサラリーマンだった自分の人生を変えてくれた『格闘技』に感謝! 格闘技ライフ最高です! 押忍!!」とコメント。

 オトゴンバートル・ボルドバートルは、「今回、GLADIATORフライ級王座決定トーナメントの準決勝が無くなってしまい、いきなり決勝戦で戦うことになりましたが、素直にとても嬉しいです。相手のNavE選手は元フライ級チャンピオンで、経験豊富な組みの強い選手という印象を持っています。NavE選手、お互いに頑張りましょう。5月5日、ケージでお会いしましょう」との意気込みを主催者に伝えている。

 また、GLADIATORを卒業するチェ・ドンフンも、「チームMAD浦項所属、チェ・ドンフンです。今回、GLADIATORフライ級王座決定トーナメントの途中ですが、私の試合を見た他の団体から良いオファーがあり、受ける事を決意致しました。よって、非常に申し訳ございませんが、フライ級のトーナメントには出場が出来なくなりました。素晴らしい機会を下さったGLADIATORの関係者の皆さまとファンの方々には申し訳ないと同時に、感謝の気持ちを伝えたいと思います。他の団体に行ってもGLADIATORでの貴重な経験を活かして、頑張る自分をお見せ致しますので応援宜しくお願い致します。向こうでも暴れてきます。本当にありがとうございました! 」とのコメントを寄せている。

 負傷欠場のイ・スンチョルは、「こんにちは、DKジム所属イ・スンチョルです。3月3日のGLADIATORの試合で肩を負傷してしまいました。現在、肩の回旋筋腱板を少し損傷した状態です。この負傷で5月に予定されていたフライ級トーナメント準決勝に向けて練習ができない状況になってしまいました。5月には戦うことが難しいです。今回、自分の試合に期待して下さった方々も多く、GLADIATORから素晴らしいチャンスを頂いたにも関わらず、怪我で試合ができない状態になってしまい本当に申し訳無い限りです。しっかりと回復して、次の試合はもっと華のあるファイトをしますので、その時まで少し時間を頂けると幸いです。もっと良い試合ができるよう頑張ります」と、怪我を治しての参戦に意気込みを語っている。

 決勝進出を「素直にとても嬉しい」というオトゴンバートルは、ジャダンバ・ナラントンガラグの愛弟子。3月の前戦では、レスリングベースながら回転系の打撃からギロチンで久保健太を仕留めており、粗さは残るものの、極めどころで行けるファイターだ。

 一方のNavEは、2023年3月にニャムジャルガル・トウメンデムベレルに1R KO負けでベルトを失って以来、9月のPROGRESS組み技戦で前田吉朗に一本勝ち。さらに3月の前戦で約11カ月振りのMMAマッチとしてトーナメント準々決勝を戦い、元ONEの藤沢彰博を左ヒザで詰めてバックマウントからパウンドアウト、盤石の組みの強さを見せている。

「すべてを楽しむ」という円熟の境地の3元王者NavEが王座返り咲きなるか。それともIMMAFで活躍したオトゴンバートルがプロ3戦目にして戴冠なるか。

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