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【RIZIN】殊勲の勝利・久保優太「カーフをカットして“ブッ壊したぞ”って」「フェザー級で一番打撃力のあるケラモフ選手と、GLORY・K-1王者だった僕がやったら面白くないですか」×高橋遼伍「“RIZINの洗礼”を受けた」

2024/03/26 12:03
【RIZIN】殊勲の勝利・久保優太「カーフをカットして“ブッ壊したぞ”って」「フェザー級で一番打撃力のあるケラモフ選手と、GLORY・K-1王者だった僕がやったら面白くないですか」×高橋遼伍「“RIZINの洗礼”を受けた」

(C)ゴング格闘技

 2024年3月23日(土)兵庫・神戸ワールド記念ホールで開催された『RIZIN LANDMARK 9』の第4試合・フェザー級(66.0kg)で、元K-1&GLORY王者の久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)が、ONEから初参戦の高橋遼伍(KRAZY BEE)にスプリット判定勝ち。「次は元王者クラスと」と、ヴガール・ケラモフを相手に指名した。

 試合は、元修斗元環太平洋フェザー級王者にして、ONE Championshipでも活躍した実力者・高橋に対し、ストライカーからBRAVEやFIGHTER’S FLOWで組み技を磨いてきた久保が、喧嘩四つからの高橋のアウト・インカーフキックを、アップライトの構えでチェック。高橋の蹴り足にダメージを与えて蹴りを止めさせると、組みに対しても首相撲を活かしたテイクダウンディフェンスで応戦。スタンドで三日月蹴りやミドルキックで優位に立ち、大晦日の安保瑠輝也戦での一本勝ちに続く4連勝をマークした。

 試合後、久保は高橋が得意とする外・内のカーフキックを、相手にダメージを与える硬いスネやヒザでカットしたことについて、「“ブッ壊したぞ”って。僕のスネって“電信柱”なんですよ。めちゃくちゃ硬くて、いくらローが強い選手でも、今までK-1ファイターでもいましたけど、僕がカットするとみんな嫌がってロー蹴ってこないです。試合中に『僕にはカーフ効かないよ』って言いました」と、組みを強化したうえでの立ち技技術が活きていると語った。

 また、これまで苦しんで来たテイクダウンを、今回はMMA首相撲でディフェンスした組み手について、「僕が他のK-1ファイター出身の選手と違うのは、ムエタイがベースのNJKFでやっていてタイでも試合していて、首相撲が出来ること。BRAVEでも宮田代表から『久保くんは首相撲で対抗しなさい』と常々言われていて、その形がやっと出来て来た」と独自のムエタイMMAが奏功したことを明かしている。

 最後は、次戦で前フェザー級王者のヴガール・ケラモフを指名。

「格闘家の人たちが事前予想で、みんな僕が絶対負ける、と評価していたんですけど、僕が高橋選手に勝ったということは本当にトップクラスに挑戦出来ることを証明したと思う。RIZINフェザー級で一番打撃力のあるケラモフ選手と、GLORY・K-1のチャンピオンだった僕がやったら面白くないですか。その発言権は正直得たと思っている。僕はイロモノ扱いされがちで、自分自身に原因があるけど、ただ今回高橋選手に勝ったことで、本格派というか、周りの評価は変わるんじゃないか」と、強力なフィジカルと打撃・組み力を持つ元王者に挑戦したい、とした。

 一方、敗れた高橋は、久保について「すごくカーフキックに敏感に反応してたし、“これ、蹴り続けると自分が不利益を被るな”と思って。タックルに行くのがプランなのに足が壊れていたら話にならないので、カーフ蹴るのを2Rから止めたんです。ディフェンスが上手かった。それにタックルも研究されていた。タックル入っても前腕でフレーム張って首掴んでヒザ蹴り打ってくるのでタックルに入りにくかった。ディフェンスが上手かった」と進化を称え、「もっと泥臭く、生き様勝負をしていくしかない」と再起を誓っている。

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