悔しそうな表情を隠さなかった木村
2024年3月23日(土)兵庫・神戸ワールド記念ホールで開催された『RIZIN LANDMARK 9』の第3試合RIZIN KICKルール(74kg契約)3分3Rで、ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)に2R1分10秒、KO負けを喫した木村“フィリップ”ミノル(Battle-Box)が試合後インタビューに答えた。
「今はシンプルに悔しいですね。やり返したいと思います」と声を振り絞った木村。
1Rにはブアカーオを防戦一方にさせる猛攻を見せたが「絶妙に外されていたり、急所をずらされているなというのはありました」と、ブアカーオの防御能力に舌を巻いた様子。「身体の頑丈さとか距離の詰め方とか経験したことのない圧力とか、そういうものがあったので悔しいですね」と世界の頂点に立った歴戦のベテランの強さを称える。
試合前のアンチからSNSで浴びせられた言葉は試合に影響があったかと聞かれると、「気になってないので。どうなってもいないです」と苦笑。
コンディションは「メチャクチャ良かったです。試合が急に決まったのがあっていろいろ満足してない部分はありますが、それはブアカーオ選手も一緒なので」と条件は一緒だったとする。
試合後、木村との対戦を熱望していた安保瑠輝也がケージインし、ブアカーオとの再戦をアピールした感想を聞かれると「(そのやり取りは)聞いてないです。何とも思わないです。やられた側なので」と敗者に口を挟む権利はないとした。
「ブアカーオが強かっただけです。だからもう一回頑張りたい気持ちです」と言う木村は、今後のことを聞かれると「このレベルにこういう負け方をしてしまったのは、自分がいるレベルはそういう位置だと思うので、徐々にまた強くなってやり返せるところまで行きたいですね」と、自分の今の実力を認めてここから強くなっていきたいと語った。