引退は自分で決めるので。あなたが決めることではない
「高身長で2年のデータがないのが気がかりではありますけれど、大して動きは変わらないのかなと思うので、距離感さえ間違わなければ問題ないかなと思っています」
――シン・ユリ選手はヒザ蹴りが得意だとのこと。試合映像を見てどう思った?
「私はそこは注意する部分ではないと感じているので、自信があるって言ってくれたならそこで勝負してもいいですし、試合で受けて強いんだ、得意なんだと思うような情報をいただけたってことですかね」
――体力面では自分の方にアドバンテージがあるとも言っていたが?
「シン・ユリ選手は2年試合してないので、そう思うと別にそこに説得力を感じないというか。クロスフィットと試合は違うので。何も言うことない。そうですか、と思うくらいです」
――どんな試合展開になるとイメージしている?
「お互い打撃が得意なので打撃戦になると思っていますけれど、嫌がって組んでくるという想定もしているので、MMAなのでいろいろな展開で圧倒できたらいいなと思っています」
――大晦日で発表された時、シン・ユリ選手が「時代を終わらせる」と挑発してきた。それを聞いてどう思った?
「でも私を終わらせたら女子格終わっちゃうよ、と思うんですけれど。冗談ですよ(笑)。でもまあ、意識をしてもらっているというのはまだトップに立てているんだな、作って来れているんだなと感じるのでそれは嬉しいですね」
――「負けたら引退してもいいのでは」とも言われていたが?
「この60戦になって引退は自分で決めるので。それはあなたが決めることではないと思いますけれど、試合で黙らせたらいいかなと思っています」
――「小さい頃からRENA選手の試合を見ていて、芸能人に会ったような気持ちになった」とも言っていたが?
「過去にもたくさん、そうやって言ってくださっていた選手もたくさんいたので。別に何も変わりはしないかなと思いますね。ただ純粋に一人の人間としてシン・ユリ選手を倒すことしか考えてないです」
――8cmの身長差は大きいのではないか。そこの距離感もイメージ出来ている?
「上体だけでも体感する距離感は変わって来るので。前重心なのか後ろ重心なのか、肩を入れて手を伸ばして来るのか。それは体感してみないと分からない距離なので。そこさえ間違わなければ大丈夫かなって。でも、トーナメントの1回戦でやったアナスタシア選手とかも身長が高かったので、そういうのも含めるともう60戦やっているのでそういう選手もいたので、1R30秒やれば慣れるかなと思います」
――今回はケージ。2試合やって2試合とも負けている。苦手意識は?
「そろそろ勝ちたいですね。そろそろ勝って、ケージに登りたいですね。多分、一人で降りれないけれど(笑)。そこまでのイメージは持っているんですけれど、誰かに降ろしてもらわないと。高いところ怖いので(笑)。あまり深く考えずに、今回は勝ちに徹したいです」
――日韓美女対決と煽り映像やSNSで使われているのは?
「私、自分で可愛いと思っていないので。可愛くなろうと努力しているだけであって、別にそこは(笑)。言ってもらえるのはありがたいので、化粧頑張って良かったなっていうくらいですかね。まあ、そう言ってもらえるのはありがたいので。そこでの注目度をもらえるのであればラッキーなことなので、そこを入り口に来てもらって、全然。ただ激しい試合を見せることにはなりますけれど。それで格闘技の魅力に気付いて、女子格闘技につながるのであれば、全然その入り口でいいなと思います」