平本推薦の剛毅會ファイター、そして岡見勇信&中村倫也推薦は『格闘DREAMERS』のあの男に
平本推薦の向坂準之助は、既報通り、剛毅會・T-Grip Tokyo所属の極真出身ファイター。18歳で空手道場に入門したのをきっかけに格闘技を始め、大学卒業後は広告代理店に就職したものの、2023年6月に脱サラして格闘家への道を歩み始めた。
極真空手歴4年で、2021年の極真会館東京城西国分寺支部時代に秋季関東大会一般新人戦70kg級で優勝。2023年12月の「アマチュアMMAコンペティション#07」にも出場し、フェザー級で1R TKO勝ちを収めている。
平本は向坂について「極真の(近い)蹴りと遠い距離からの打撃もすごく上手い。総合にめちゃくちゃアジャストすると思う」と期待を寄せている。
そして、岡見勇信&中村倫也というUFC師弟コンビが推薦するのは、ABEMAの秘蔵っ子、「反則」ものの強豪・中村京一郎だ。
北海道日本ハムファイターズジュニアから千歳リトルシニアに進むなど野球出身で、元海上自衛官という経歴を持つ中村は、『格闘DREAMERS』に出演し格闘技の道へ進むと、サウスポー構えの左の打撃と強いハートを武器に、プロMMA4勝1敗。
『POUND STORM』でのデビュー戦こそ狩野優と3Rを戦い、一本負けも、EX FIGHTで樋沼朝光に1R TKO勝ちすると、2023年3月のGRACHANでテコンドーベースの石塚将也に1R TKO勝ち。J-MMAルーキーズカップ準決勝では怪我によりリングに上がることができなかったが、10月には強豪・大搗汰晟の腕十字をかわして、パウンドアウトのTKO勝ち、さらに12月のGRACHANでも村田俊を左の攻撃で1R TKOに下しており、4連勝をいずれも1R フィニッシュしている。
試合後、中村は「4試合連続1R KOの京一郎です。僕の名前を知らないとちょっと時代遅れですよ。僕はほかの選手と違ってバックボーンも無いし、やんちゃしてきて、格闘技やってきて今年で4年目。もしかしたらこの会場にも俺より格闘技歴が長い人もいるかもしれない。でも俺はバックボーンなんか無くても、日本でチャンピオン獲って海外で誇りを持って日本人として戦うと決めているので、今日の試合で僕のことを覚えてくれると嬉しいです」とアピールしていた。
2024年2月の『UFC 298: Volkanovski vs. Topuria』に出場した中村倫也は、中村京一郎を米国に帯同。「彼の取り組みを身近に見ていて、“あっ、行くな、これ”みたいなものを感じるし、ファンの皆さんもぜひチェックしておいたほうがいいですよ」と、注目だと推薦している。
事前番組で「タフファイターですね」と自身を紹介する中村は、「ケージ入ったら生身の男2人ですから、技術以外も大事なものは岡見さんから言われている。動物として強いかどうかは大事。バックボーンが無くても本気でやれば世界へ行けるぞというところをちゃんと見せたい。『格闘代理戦争』で優勝するのもいいですけど、そこ(世界)が目標なんで、ここはしっかり獲らせてもらいます。(通過点?)そうですね。必ず僕が優勝するので楽しみにしていてください」と優勝を宣言している。
ここまでの6選手のなかではもっとも試合経験値が高い中村は、『格闘DREAMERS』からプロを経ての『格闘代理戦争』出場で、トーナメントを制するか。
また、15日の放送では、トーナメントの残り2枠を発表。「一般公募枠、そして日本格闘界の超新星にして次世代を担う“天才”とされる“ミスターX”」とは一体誰なのか? その発表選手を含めたトーナメント1回戦が、夜7時よりABEMAで生中継される。