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【MMA】平良達郎、鶴屋怜、扇久保博正、浅倉カンナ、太田忍らが所属する新チーム『THE BLACKBELT JAPAN』が発足!「世界で活躍する日本ファイターを育てていきたい」(鶴屋&松根)

2024/03/13 16:03

岡田「米国のように強いプロ選手を輩出する「プロ」コーチがつくような環境になれば」

 リオ五輪グレコローマンレスリング59kg級銀メダリストで、『RIZIN.46』でバンタム級転向初戦の牛久絢太郎を迎え撃つ太田忍は、「4月29日に試合が決まっているので、帯を締め直して新たな気持ちで頑張っていきたいと思います」と抱負。「平良選手と鶴屋選手の2人はUFC、僕はRIZINバンタム級で負けないように存在感を出せていければ」と、これまで通り、RIZINではチャンピオンベルトを目指すと語った。

 2023年4月の前戦『RIZIN LANDMARK 5』でV.V Meiに判定勝ちして以来、次戦が待たれる浅倉は、「新しい気持ちで頑張ります。(重田)ホノカ、KARENと後輩が出来て嬉しいですし、2人にも強くなってもらって、一緒に強くなっていければ。自分も先輩としてしっかりいい姿を見せていければと思います」と意気込み。

 3月31日の『PANCRASE 341』で女子フライ級王者の端貴代に挑戦する同級1位の重田ホノカは、「新しい風を吹かせたい。新チームの試合第一号として、ベルトを獲ることが大切。いい風を吹かせられるようにして、チームに勢いをつけたい」と語り、元PANCRASEストロー級王者のKARENは「チーム全体でさらに上を目指していくと思うので自分も勝ち続けて年内にはベルトを獲っていきます」と、重田に続き、チームにベルトをもたらしたいとした。

 また、DEEP王座戦で青井人と大熱戦を繰り広げたばかりの神田は、「いま柔術茶帯なのでしっかり黒帯になること、もう1本ベルトを獲れるように頑張りたい」と再起を誓った。

 元修斗世界バンタム級王者で、RYO OKADA TOKYO INSTITUTE主宰の岡田は、これまでの海外修行の経験から、日米の練習環境の違いを「米国にはプロファイターを育てるプロのコーチがいます。強いプロの選手を輩出するようなプロコーチがつくような環境になればいいと思います」と語り、自身について「ちょこっとだけ選手として、あとは裏方として頑張っていきたいと思います。『THE BLACKBELT』なだけに黒幕として──いつからとは言いませんが──でも、最後に必ず試合をしたいと思っています」と、今後について語っている。

 また、岡田は6月2日(日)に柏の『THE BLACKBELT JAPAN』本部(旧パラエストラ柏)にて、アマチュア大会の開催も発表。初心者向けの大会で、「もしこの会見を見て、『出たい』という方は挑戦していただければ。きっと扇久保さんが、『扇久保博正賞』を出してくれると思います(笑)。6月2日、アマチュアキックと柔術、グラップリング。MMAは希望者がいれば」と、出場選手を募った。詳細は今後、発表していくとのこと。

「『THE BLACKBELT JAPAN』に加盟したいジムとは話し合う」とする鶴屋代表は、まさしく「トッププロ」が集まり大所帯となる新チームにおいて、「チャンピオンシップ」や「ランキング戦」などの避けられない試合での同門対決について問われ、「これまでもパラエストラ時代にも同門対決はおそらく2回ほどありまして、まずは選手に聞いて、お互いがやるのであれば、やらせる方向で行きます。今後もその方針は変わらないと思います」と、チームの中でチームを分けて同門試合に臨むことは可能とした。

 また、昨年末、トライフォース赤坂から『JAPAN TOP TEAM(JTT)』に名称を変更し、チーム編成を変えているJTTについて問われると、「ケージを導入し、コーチを招聘するなど行動は素晴らしい。私たちも負けていられない。JTTに負けないような施設やコーチ陣のいる環境を作って互いに盛り上がっていければ」と語った。

「現時点では平良がUFCランカーで、我々がこれまでやってきたことは間違っていなかった」という鶴屋代表に、松根副代表も「今後も海外と沖縄を行ったり来たりし、海外のいいところを採り入れて日本のいいところも組み合わせることを継続していくこと。なおかつ新たないいものを採り入れていけばいい」と呼応。『THE BLACKBELT JAPAN』は、さらなる選手を育成し、真に日本の黒帯トップチームとして、世界を席巻するか。

 なお松根は、チーム名の定冠詞について、「チーム名の最初の『THE』は、僕の希望として鶴屋浩代表にお願いし、入れさせていただきました」と明かし、修斗時代の松根の髪型から続く『TSURUYA HIROSHI ENTARTAINMENT(THE)』の名残を残したかったといい、その松根から『THE』の剃り込みを引き継いだ扇久保は、「これからもあるかもしれません」と笑顔を見せている。

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