キックボクシング
レポート

【KROSS×OVER】實方拓海が盤石の強さでTENKAICHI王者に完勝、ヘビー級対決あり、初回KOが5試合も(キックボクシング部門)

2024/03/06 21:03
KROSS×OVER -EXTRA.5-/-NEXT.7- (※MMA・グラップリングリポートはこちら)2024年3月3日(日)東京・GENスポーツパレス▼メインイベント(第22試合)KROSS×OVER PRO-KICK WELTERWEIGHT(-67.5kg)FIGHT 3分3R〇實方拓海(TSK japan/元J-NETWORKスーパーライト級王者・他3冠)[判定3-0] ※30-28×2、30-27×剣夜(SHINE沖縄/TENKAICHIスーパーライト級王者)  RISEを主戦場としながらもKROSS×OVERに参戦し、昨年6月には森本一陽、11月大会ではオーガニック菊崎に勝利を挙げている實方は、沖縄の名門ジムSHINEから初参戦し、現TENKAICHIスーパーライト級王者である剣夜と対戦。  1R、互いに左右のロー、ミドルキックでの探り合いから始まる。サウスポーに構える實方は右のジャブを的確にヒットさせると、重い左ミドルまで繋げ試合のペースを掴む。剣夜はまだ距離が合わずに攻め難そう。  2R、リング中央を支配し、左ミドルで剣夜の腕を潰すのは實方。剣夜は實方の攻撃にノーモーションの右ストレートを合わせる。ラウンド終了間際には實方が距離を詰めてヒザ蹴りからパンチまで繋げ、剣夜の顔が大きく跳ね上がる場面も。  3R、實方は力強い左ストレートを的確に当て、更に圧力をかける。實方がパンチで倒しに来る時のみオーソドックスに戻るが、その際に剣夜の左フックからの右ストレートも当たり始める。  しかし大きな決定打を当てる事は出来ずにそのまま試合終了。終始ペースを握り続け、的確な攻撃と確実な防御で試合をコントロールした實方が実力通りの判定勝ちを収めたが、實方相手に剣夜も負けじ劣らずポテンシャルの高さを発揮した。 [nextpage] ▼セミファイナル 第21試合 KROSS×OVER PRO-KICK BANTAM WEIGHT(-53kg)FIGHT 3分3R△中澤誠弥(PITBULL)[判定0-1 ドロー] ※29-30、29-29×2△大久保峻(修徳会)    1R、前後にステップしながら左右の前蹴り、カーフキックを放つのは大久保。中澤は出入りに左フックを合わせたい様子。大久保はバックブローから細かいワンツー、大きなフックも多用し持ち前のスピードで相手を翻弄する。一方中澤もピンポイントにヒザ蹴りと右ストレートを合わせ応戦する。  2R、飛び込んで左右のフック、バックスピンキック、関節蹴りによるストッピングまで見せるのは大久保。多彩な攻撃に単発返しの中澤の攻撃は空振りが目立ちはじめる。このラウンドは大久保が優勢か。  3R、圧力をかけ続ける中澤だが、大久保も簡単には攻撃を当てさせない。接近戦で大久保のヒザ蹴りがローブローになり中断する場面も。中澤はコンパクトなワンツー、左フックで大久保をKOすべく襲い掛かる。それに対して最後までカウンターを合わせていく大久保。  試合は最後まで一進一退の攻防の末、結果は痛み分けのドローとなった。 [nextpage] ▼第20試合 KROSS×OVER PRO-KICK HEAVYWEIGHT FIGHT 3分3R×針谷 耕(RTG)  [判定1-2] ※29-30、28-29 30-28〇加賀 丞(battle field kickboxing gym)   1R、ファーストコンタクトで針谷が放ったローブローによる中断後、加賀は長い脚からの前蹴り、ミドルハイキック。針谷は構わずインローを多用する。まだパンチの数は少なくお互い様子を見た。  2R、距離が近くなると、お互いにパンチを叩きつける。加賀は前へ出る針谷にヒザ蹴りを合わせ、蹴りの数も増やして来た。針谷も下がらずに圧力をかけながらローキック→ワンツー→左ミドルまで繋ぐ。  3R、お互いにヘビー級らしい重い一発を放ち、観客をどよめかせる。大きなヒットは見られないが、加賀の左フックで一瞬だけ針谷がグラつく場面も。迫力のあるヘビー級対決は僅差で加賀が競り勝った。 [nextpage] ▼第19試合 KROSS×OVER PRO-KICK SUPERBANTAM WEIGHT(-55kg)FIGHT 3分3R×朝日彗仁(TARGET SHIBUYA) [判定0-3] ※27-28×3〇小暮一輝(リーブルロア)   1R、オーソドックススタイルで構える両者の試合は、ローキックの蹴り合いから始まる。前へ出る小暮に対し、朝日はカウンターの右フックを合わせ、いきなりダウンを奪う。小暮は立ち上がると、巻き返すために前へ出てワンツー。朝日は深追いせずパンチからローで削る。小暮も終盤はダメージが抜けてきたのか、力強いパンチから左ミドルを放って行く。  2R、小暮は右ストレートからの左ミドルでペースを掴む。朝日もブロックから返しのフック。ローブローで止まる場面もあったが、中盤から激しい打ち合いとなる。若干、朝日の身体が流れ始めたか。残り5秒、小暮の右ストレートが朝日の顔面に直撃し、ダウンを奪い返す事に成功。  3R、小暮は右ストレートからヒザ蹴りも織り交ぜると、朝日は更にペースを上げて左右のパンチを小暮のガード上から叩きつけて行く。最終ラウンドらしく最後まで出し切った打ち合いに会場からは大きな声援が鳴り響くが、クリーンヒットはお互い当てさせずにそのまま試合終了。  互いにダウンを奪い合う激戦は、僅差で小暮が制した。 [nextpage] ▼第18試合 KROSS×OVER PRO-KICK SUPERFEATHER WEIGHT(-60kg) FIGHT 3分3R〇一輝(MtF MUGEN GYM)[1R 2分07秒 TKO] ※右ストレート×森本直哉(フリー)  1R、一輝はパンチを上下に散らし、森本は距離を取って蹴りを放っていく。ラウンド中盤、一輝が打ち合いを仕掛けると、森本もそれに応じるが、一樹の右ストレートで森本がダウンを喫する。森本は何とか立ち上がるが、ダメージが深い様子を見てレフェリーが試合をストップ! KROSS×OVER初参戦の一輝の衝撃的なKO勝ちとなった。 [nextpage] ▼第17試合 KROSS×OVER KICK -66kgFIGHT 3分3R〇ヤン・マイケル(ルーマニア/ウエストスポーツ)[判定3-0] ※30-29×2、30-28×村松寛昌(TSK japan/KROSS×OVER KICK Aクラストーナメント-65kg級優勝) [nextpage] ▼第16試合 KROSS×OVER PRO-KICK -59.5kgFIGHT 3分3R〇智史(teamCheme) [1R 1分20秒 TKO] ※左ストレート×熊谷大輔(GTジム)  1R、開始直後から激しい打ち合いとなるが、智史がヒット数で上回ると、熊谷が智史の右フックでダウン! 再開直後、熊谷も負けじと前に出るが、智史の左ストレートの直撃を受けて後方に倒れた熊谷を見てレフェリーが試合を止めた。 [nextpage] ▼第15試合 KROSS×OVER GIRLS KICK -48kg FIGHT 2分2R〇内藤 未宇(タイフーンクラブ)[判定2-0]※20-19、20-18、20-20×村田 萌衣(team NOVA) ▼第14試合 KROSS×OVER KICK Sクラス -60kg FIGHT 3分2R 〇吉見晋徳(フリー)TKO 1R 2分56秒 ※右フック×シオチャイ FJ KICK ASS(FJ KICK ASS) ▼第13試合 KROSS×OVER KICK Sクラス -65kg FIGHT 3分2R×山口ジャックハンマー(BRING IT ON)TKO 1R 0分31秒 ※右ストレート〇おりょう(野原道場) ▼第12試合 KROSS×OVER KICK -52kg FIGHT 3分2R〇東山 廉(Club TOSHI)判定3-0 ※20-18×3×桐生 颯(ロデオスタイル) ▼第11試合 (株)イサミpresents ジュニアムエタイスペシャルマッチ4大決戦 -48kg FIGHT 2分3R ※肘なし、防具なし〇髙橋琉真(ウォーワンチャイプロモーション/ノーナクシン東京)判定2-0 ※30-29、30:30×烈海王(MIYABI GYM) ▼第10試合 (株)イサミpresents ジュニアムエタイスペシャルマッチ4大決戦 -33kg FIGHT 2分3R ※肘なし、防具なし〇田中春翔(WIVERN)TKO 1R 2分00秒 ※有効打による負傷ストップ×HARU(MIYABI GYM)▼第9試合 (株)イサミpresents ジュニアムエタイスペシャルマッチ4大決戦 -32kg FIGHT 2分3R ※肘なし、防具なし〇川野獅童(クロスポイント大泉)負傷判定3-0 ※30-29、30-28、30-27×岩佐 昌(D-BLAZE)※岩佐がローブローにより負傷した為、3R1分19秒の時点での判定。▼第8試合 (株)イサミpresents ジュニアムエタイスペシャルマッチ4大決戦 -29kg FIGHT 2分3R ※肘なし、防具なし×幸志(OZジム)判定0-2 ※29-30×2、30-30〇武内 太陽(D-BLAZE) ▼オープニングファイト第2試合 JUNIOR-MUAYTHAI -50kg FIGHT 2分2R ※肘なし、レガースのみ着用〇渡部 惺(クロスポイント大泉)判定3-0 ※20-18×3×平野 功樹(修徳会) ▼オープニングファイト第1試合 JUNIOR-MUAYTHAI -35kg FIGHT 2分2R ※肘なし、レガースのみ着用×須賀博喜(FACT MMA)判定0-2 ※19-20、20-20〇平野裕典(修徳会)
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