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2024年2月18日(日)ゴールドジムサウス東京アネックスにて、第4回『XSTREAM 1』アマチュア大会が開催された。
全127試合、総勢240名の参加者で賑わった同大会にて、オリジナル競技「1分間高速ミドルキックチャレンジ」にはプロ選手である所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)、笠原友希(シーザージム)、そしてテコンドー全日本王者・三留空也(岡澤道場)が参戦。歴代最高記録に迫る熱いパフォーマンスを繰り広げた。
毎回プロのゲスト参戦が話題の完全オリジナル競技「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」は、今回も豪華な顔ぶれとなった。
大きな歓声に迎えられた所英男だが、「ミドルキックは試合でも出したことがない」というくらい苦手というが、「多くの方にチャレンジする姿を見せたいと思い」参戦を決めたという。
緊張の面持ちでスタートした所は、開始20秒ですでに苦悶の表情を見せながらも歯を食いしばり果敢にミットにキックを連打。途中、蹴りが止まってしまうシーンもあったものの、会場の拍手に背中を押され1分間を全うした。結果は「70回」。
所は「練習のときは1分間もたなかったんですけど、途中止まってしまったものの、1分間やれてびっくりしています。めっちゃ嬉しいです。練習では50回も蹴れてなかったので。やはり皆さんから応援してもらえて頑張ることができました。キックは苦手なのですが“チャレンジしたいな、チャレンジしなきゃな”って。自分みたいにキックができなくてもチャレンジすることが大事なんだと今日思うことができました」とコメント。
そして、もう一人のスペシャルゲストはシュートボクシングスーパーフェザー級王者の笠原友希。一週間前のSBで韓国のソン・ジェミンにハイキックで逆転KO勝利を収めたばかり。
チャレンジ前から笠原が「歴代最高記録保持者・ RISE大﨑孔稀選手の記録を塗りかえる」とSNSで宣言すれば、大﨑も応戦するなど、出場前から舌戦で盛り上がっていた今回の参戦。
自信をのぞかせる笠原のミドルキックは、正確な蹴り位置とリズムをキープと好調な滑り出し。難局である後半戦になるとさすがの笠原も苦笑いを隠せずも、プロの意地を最後まで見せつけた。結果は最高記録「114回」に肉薄する「110回」。あと4発差に残念そうな笠原だったが、1週間前に試合を終えたばかりの疲労もあり、「またぜひチャレンジしたい!」と力強い言葉を残した。
挑戦後、笠原友希は、「めちゃめちゃしんどいというか、後半足が動かなくなるので。自分的には感覚で120回は蹴れていたけれど、最後の方は足が上がらなくて“こんなんなるんだ”って初めて思いました。昨日練習したときは104回だったので、それを上回って嬉しい気持ちと、もうちょい完璧に仕上げれば(大﨑選手の記録超えが)いけたなって。言い訳みたいになっちゃうんですが、試合1週間後だったので、リベンジできるなら仕上げてチャレンジしたいなって思っています」とあらためて記録更新に意欲を見せた。
また、テコンドー全日本王者の三留も「記録を狙う」と宣言。練習で最高記録130回を叩き出したというが、本番は練習通りには行かず、本人も「緊張した」と言いながらも僅差の「111回」を記録した。悔しそうな表情で「次は必ず最高記録を出します」とリベンジに燃える三留は、「めっちゃ疲れるんですけど、“やっぱりいけるな”って思っています。“次は絶対に超えられるな”って。またやりたいです。正直なことをいうと練習では130回いけたんです。でも緊張しちゃっていかなかった。次は必ず超えます、絶対!」とリベンジを誓った。
一般部門ではキッズからグラマラス・ウーマン、ジェントルマン・クラスの大人まで17名が参加。25kg部門(幼年・キッズ・ジュニアクラス)に出場した6歳の斎藤瑛菜(チームドラゴン)は、「121回」という部門最高記録、大会新記録を叩き出した。記録を出すために週3回ジムで、自宅でも練習をコツコツを積み重ねてきた成果が出たという。
「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」では、続々と新記録が打ち出されており、誰でもチャレンジできる格闘技競技として進化し続けている。