葛西がジャブ・ヒザで木村をカット、セコンドがタオル投入
▼ライト級 5分3R
〇葛西和希(マッハ道場)70.70kg 10勝3敗
[2R 終了時 TKO]
×木村俊也(BLOWS)70.25kg 7勝3敗
ライト級5位の葛西の2023年は、4月に粕谷優介に判定負けも、9月の前戦で松岡嵩志に判定勝ち。今回は大阪初見参となる。
地元で迎え撃つ木村は、1年8カ月ぶり復帰戦。2022年4月の前田吉朗引退興行で林“RICE”陽太にスプリット判定で勝利後、2022年8月のDEEP大阪で大野“虎眼”賢良に判定勝ちで2連勝中。
葛西「明日はフィニッシュしていい試合をします」
木村「葛西選手、根性あると思うんですけど、僕もアグレッシブに行ってフィニッシュしたいと思います」
1R、ともにオーソドックス構え。葛西は声を上げながら左右を打つ。木村も左右を突いて左ハイをガード上に返す。
左ジャブを当てる葛西。そこに右から左を強振する木村。互いにジャブの刺し合いも、木村の右に左ヒザを合わせて突く葛西。
オーソから左ジャブを打って左に回って、左ミドル。木村のフックに葛西はヒザを突いて中に入らせない。さらに右の打ち下ろしを当てる葛西。木村は左フックをヒット!
葛西は左ミドルハイ。一気に詰める木村はワンツー。右フックから右アッパーを突くが、葛西のジャブを浴びて右目周辺を赤くさせる。右から左アッパーは空を斬る木村。間合いを取ってさばく葛西。3者10-9葛西支持。
2R、左右の蹴りから入る葛西は左ミドルをヒット。木村は大きな左を振る。ワンツーの木村。右ミドルを蹴って間合いを保ってジャブを突く葛西。右ストレートに葛西は左の蹴り。さらに左回りで左ジャブをこつこつと突いて自身のペースに。もらって下がる木村に左フックの打ち合いで打ち勝つ木村。一瞬下がる葛西は木村の入りに垂直跳びの跳びヒザを当てる。
右瞼をカットした木村。ドクターチェック後、再開。
後が無く勢いよく前に出る木村は右ミドル、左ボディ、右フック、ミドルで前に。大きな右オーバーハンドを振って、左アッパーも突くが、しさばく葛西は首相撲ヒザ、左ジャブを返し押し込み。左右で詰めて四つに組んで2R終了のホーン。
2Rも3者10-9でジャッジは葛西を支持。
コーナーでのインターバルで木村の額と顔面のカットが大きく、BLOWSの中蔵隆志代表が「タオル」とコール。試合ストップで葛西のTKO勝ちとなった。
ケージの中で葛西は「大阪で地元で木村選手と組んでいただき、木村選手もすごい根性あって、最後まで戦いたかったと思いますけど、そこは仕方ないです。今年タイトルにからんでいけるように頑張るので、また大阪も自分、すごい好きなんでまた試合をお願いします」と語った。