UFC(Ultimate Fighting Championship)は2019年1月19日(現地時間)に米国ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターにて"UFCファイトナイト・ブルックリン"を開催した。
2019年最初のUFCイベントは「UFC on ESPN+1」として開催され、フライ級王者ヘンリー・セフード(米国 13勝2敗)とバンタム級王者T.J.ディラショー(米国 17勝3敗)が、フライ級タイトルマッチで激突した。
セフードは、11回の連続防衛記録を打ち立てるなど6年にわたり絶対王者として君臨し続けたデメトリアス・ジョンソンを2018年8月に下し、史上初の五輪金メダリスト(北京五輪男子フリースタイル55kg級金メダリスト)にしてUFC王者の称号を手に入れ、今回が初防衛戦。
セフードの挑戦アピールを受ける形で階級を落とし、王者対決に臨んだディラショーは、減量に苦しんだか、試合では後手に回る。セフードの圧力、プッシングに尻餅を着くと、立ち際に左右のフックを浴び、TKO負け。UFC史上4人目の同時2階級制覇はならなかった。新しいデザインとなったUFCベルトを腰に巻いたセフードは、ディラショーにバンタム級での再戦をアピール、同時にダナ・ホワイト代表にフライ級の存続も訴えた。
◆UFCファイトナイト・ブルックリン現地時間2019年1月19日(土)、日本時間20日(日)バークレイズ・センター(アメリカ・ニューヨーク州ブルックリン)
【メインイベント】
▼UFC世界フライ級選手権試合 5分5R○ヘンリー・セフード(米国)[1R 0分32秒 TKO]×T.J.ディラショー(米国)※セフードが初防衛に成功
1R、向かい合うと身長では小柄なセフード。左構えから入るディラショー。セフードはオーソに構え、右ミドルハイを先に打つ。左手を前に出すセフード。左インローを当て、返しの右ローも当てるディラショー。
圧力をかけるセフードは左手を前に立て、右ハイ。かわすディラショーはオーソから右で飛び込むが、ブロックしたセフードは前に出した左手で押し込むと、減量してきたディラショーは後方に崩れて尻餅をついてしまう。
その立ち際に右ハイを狙うセフード。さらに追い足で右フック! テンプルにかすめたか、またもディラショーは頭からマットに着いてダウン! 左でパウンドをラッシュするセフードにディラショーは左足にシングルレッグで立とうとするが、回って切ったセフードは右フック! さらにディラショーの立ち際に右フック! これで腰から崩れたディラショーを見て、レフェリーが間に入った。
2018年8月にデメトリアス・ジョンソンからフライ級王座を奪取したヘンリー・セフードは初防衛に成功。T.J.ディラショーは同時二階級制覇ならず。新しいデザインとなったUFCベルトを巻いたセフードは、ディラショーにバンタム級での再戦をアピール、同時にフライ級の存続も訴えた。
◆勝者ヘンリー・セフード「TJ、バンタム級でもう一度、チャンスをやる。ダナ、この階級を潰すなんて考えないでくれ」「人生をかけてがむしゃらにやってきた。史上最強の1人を倒したんだ。現実離れしている。向こうがダメージを食らったのは分かった。ヘッドキックを食らわせてふらついているのを感じたんだ。そこから後は歴史さ。この試合はフライ級の将来を左右する重要なものだった。階級のみんなを代表して戦ったよ。階級を落としてまで試合をしてくれたTJに感謝したい。TJ、もう一度できるだろ。今度はバンタム級でやろうぜ。バンタム級でもう一度、チャンスをやる。フライ級の名誉をかけて戦った試合だった。この階級を潰すなんて考えないでくれ。ダナ、しっかり話し合おう」
【セミメインイベント】
▼ヘビー級 5分3R○アレン・クラウダー(米国)[2R 2分28秒 反則]×グレッグ・ハーディ(米国)※グラウンド状態で反則のヒザ蹴り
NFL出身、ATT所属のハーディは「DW's Contender Series 2018」「Xtreme Fight Night 352」をすべて1Rで制してUFCデビュー。9勝3敗のクラウダーは「Bellator」から「DW's Contender Series 2017」を経てUFCで1敗。
1R、オーソのハーディに左構えのクラウダー。グローブタッチせず前進、右を当てるハーディ。金網詰まるクラウダーは右を差して体を入れ替えるが組みも強いハーディは体を入れ替え、左ジャブ。クラウダーはシングルレッグもいったんは切るハーディ。しかしクラウダーはシングルレッグでテイクダウン。ついにハーディは下になる。ハーフから金網背に立とうとするハーディだが、左で差しているクラウダーは再びテイクダウン。サイドを奪う。ハーディは金網を歩き立つことに成功。がぶるクラウダーはギロチン狙い。しかし頭抜くハーディが上に。クラウダーは三角絞めを狙うが、かついだハーディ。クラウダーはサイドから立つとハーディは離れ際に右ヒジを打つ。
2R、肩で息をするハーディ。左ジャブ、右ストレートが伸びるが単発。ノーガードのクラウダーは左右で前進。ダブルレッグに入るが、がぶるハーディ。片ヒザをついたグラウンド状態のクラウダーにハーディは右ヒザ! 反則の蹴りにクラウダーは後方にもんどりうって倒れる。ドクターチェックも続行不可能。ハーディは失格、クラウダーの反則勝ちとなった。
【メインカード】
▼ライト級 5分5R○グレゴール・ガレスピー(米国)[2R 4分59秒 TKO]×ヤンシー・メデイロス(米国)
ガレスピーがメデイロスを降し、13勝無敗に。
1R、共にオーソから。両手を前に出すメデイロスにガレスピーはシングルレッグからボディロック、煽って脇潜りバックからサイドコントロール。いったん引き込むが、メデイロスも立つ。ガレスピーはボディロックしたままついていくと背後からヒザ。メデイロスはマットに両手をついて防御。メデイロスはスクランブルからガレスピーの左手首をコントロールするが、これを外したガレスピーは再び脇を潜りバックへ。立つメデイロスはアームロックを狙うが、ボディロックを外さないガレスピーが再三崩してコントロールする。立つメデイロスは力を温存する。
2R、左前蹴りはメデイロス。左から右を当てるガレスピー! さらにシングルレッグに入るが、メデイロスは足を後方に飛ばすがかまわずドライブしてバックにつくガレスピー。リストコントロールからアームバーを狙うメデイロス。手首外すガレスピーにメデイロスはガードを選択。ハーフガードからパスするガレスピーは肩固めへ。その圧力でマウント、さらにマウントから再度肩固め狙い。外すメデイロスの上体をはがし、ガレスピーはメデイロスの左腕を右手で縛りパウンド。しかしメデイロスも立つと両手をマットにつけてヒザを防ぐ。またもメデイロスを崩してバックマウント、身体を伸ばすガレスピーはパウンドラッシュ! レフェリーが間に入り、2R残り1秒でガレスピーがフィニッシュ。地元でレコードを13勝無敗、UFC6連勝とした。
◆勝者グレゴール・ガレスピー「あれで疲れることはないし、相手が弱る」
「相手を弱らせていたのは分かったし、3ラウンドはもたないだろうと思っていた。2ラウンド目でフィニッシュだ。フィニッシュできたし、フィニッシュが決まればいつだってうまくやれたってことだ。ここまで負けずにきた。最近の試合の問題は興奮があったかどうかだけ。ちょっと退屈だったと思うけど、ヤンシーはこれまで戦ってきたどの相手よりも優れたファイターだ。やらなきゃいけないなら、2連続のタイトルマッチであのバックポジションを取れる。あれで疲れることはないし、相手が弱る。その後のフィニッシュに向けたお膳立てさ。フィニッシュはフィニッシュだし、勝ちは勝ち。結果がすべて。フィニッシュを狙いたいだけだ。今は戦うことすら考えたくない。戦いたい相手の名前を告げたり、挑戦状をたたきつけたりする人もいるけど、俺はとにかく肩の力を抜きたい。自分自身にかけたストレスだからね。自分以外の誰でもない。自分の中からくるプレッシャーだから、肩の荷が下りる。誰のことも恐れていないけど、ただ今は試合のことを考えたくない」
▼フライ級 5分3R○ジョセフ・ベナビデス(米国)[判定3-0(29-28×3)]×ダスティン・オルティス(米国)
1R、共にオーソ。中央を取るオルティスは右を振りながら前に出るが、ベナビデスはギロチンからがぶりへ。頭抜くオルティスは右ミドル、ベナビデスは右ロー、さらにオルティスが前がかりになったところにボディロックからテイクダウン。金網で立ってくるオルティスにダブルレッグで再度引き出すが、オルティスはスイッチ狙いながら立つ。スタンドで左フックはベナビデス! ダウンしたオルティスは亀に。バックのベナビデスはヒジを1発入れてホーン。
2R、シングルレッグでテイクダウンを狙うオルティス。差し上げるベナビデスは左フックも頭下げたところにオルティスは右ハイを合わせる。圧力をかけていくオルティス。かわしてシングルレッグはベナビデス。小手に巻きバランス保つオルティスは逆にシングルレッグへ。ここは切るベナビデスだが、運動量落ちないオルティスが差してテイクダウン。バックに回ろうとするが、そこで正対したベナビデスが脇潜りバックへ。右足を左腕で胴に巻こうとするが、そこでオルティスも正対して立つ。ベナビデスは大きな左右を振るが、潜るオルティスはボディロックから持ち上げスラム。バック奪い、すぐにパームトゥパームでアゴ上からチョークを狙うもホーン。
3R、打ち合いに持ち込み、迎え撃つオルティスにカウンターのダブルレッグはベナビデス! しかしスクランンブルからバック狙うオルティスに際で正対するベナビデスがバック奪うと引き込みから4の字ロック。リアネイキドチョークを狙う。片手で足を解いたオルティス。ともにスクランンブルから左で差して立つのはオルティス。休まずシングルレッグへ行き、そこで脇を潜りにいくが、そこを巧みにすかしたベナビデス。オルティスは動き止めずバック狙い。突き放すベナビデスにオルティスは右ハイを打ち、ホーン。かわしたベナビデスは両手を挙げる。判定へ。
判定は3-0でスクランブル合戦を制したベナビデスが勝利。3連勝中だったオルティスを止め、2連勝とした。
◆勝者ジョセフ・ベナビデス「俺はこの階級に最初からいる。セフードとTJの勝者とやりたい」「前回はかなり圧倒して勝ったけど、スタンディングの腕をかなり磨いたみたいだ。だから、グラウンドで打ち負かせると思った。前回の対戦でも思ったし、それから何度か思うことがあった。スタンディングを改善してきたことを考えると、たぶん、前回の試合を見てきたんだろうから、グラップリングのペースをもっとプッシュして、スペースを見つけるようにした。今回も落とすことはできたけど、前回の試合から全力で打ち込まないと彼は倒れないと学んだから、別のやり方でいったんだ。セフードとTJの勝者とやりたい。誰がフライ級のベルトを持とうが、俺の狙いはそいつだ。すでにセフードとは戦って勝っている。TJが勝っても、防衛する気はなさそうだ。大事なのはベストな相手と戦うこと。俺はこの階級に最初からいる。最強の相手と戦いたいだけだ」
▼女子フライ級 5分3R○ペイジ・ヴァンザント(米国)[2R 1分50秒 腕十字]×レイチェル・オストビッチ(米国)
※グレイシーバッハポートランドに移籍したヴァンザントが足関節、バックに回るオストビッチを前に落とし、バックマウントから腕十字
◆勝者ペイジ・ヴァンザント「次に戦う夫をサポートする」「まだやらなきゃいけないことがたくさんあるのは間違いないわ。彼女(オストビッチ)は本当に才能があって、テイクダウンを仕掛けるのもマウントを取りに行くのも上手い。だから、私はそこを頑張らないといけない。こんなに素晴らしいグラップラーに技を仕掛けられたことがうれしい。いい感じでヒールフックを狙っていけたけど、うまく抜けられてしまった。私のサブミッションゲームは本当にトリッキーなの。上手く見せる必要はない。自分を下に置いているから。でも、巧妙なサブミッションゲームはあるし、私がどこからでも仕掛けていけるってことを知ってもらえたら嬉しいな。今回の試合はレッスンとして受け止めて、もっとうまくなりたい。次は夫(オースティン・ヴァンダーフォード・MMA6戦無敗「Dana White's Tuesday Night Contender Series - Season 2, Episode 5」出場)が戦う番だから、それを支えるつもり。また次のファイトキャンプが始まるけど、次は彼の番よ」
▼ライトヘビー級 5分3R○グローバー・テイシェイラ(ブラジル)[1R 3分21秒 肩固め]×カール・ロバーソン(米国)
ダブルレッグで金網までドライブするテイシェイラだが、頭を外に出したところをロバーソンの打ち下ろしのヒジの連打を受け下に。シングルレッグから立ち、テイクダウンすると、肩固めで逆転勝利。
◆勝者グローバー・テイシェイラ「心からの尊敬を込めて、ブラジルでショーグンと戦いたい」「実は“こいつに俺を打ち負かせるはずがない”と思っていたんだ。びっくりした。とんでもないエルボーを食らわされた。やられたけど、調子は良かったから。巻き返せて本当にうれしい。俺はベテランだ。初めての新人ではないし、乗り越えられた。相手のアグレッシブさには驚かされたし、自分にミスもあった。相手の足に(ダブルレッグで)長くしがみついてしまった。よくあるミスだ。だから、たくさんの人があそこでノックアウトされる。でも、俺はあそこからパンチが見えていたし、自分がどこにいるかも見えていたから、テイクダウンを仕掛けてフィニッシュした。心からの尊敬を込めて、ブラジルでショーグン(マウリシオ・フア)と戦いたい。もう一度、ブラジルで試合がしたいんだ」
【プレリム】
▼ライト級 5分3R○ドナルド・セラーニ(米国)[2R 3分43秒 TKO]※右ハイ×アレクサンダー・ヘルナンデス(米国)
◆勝者ドナルド・セラーニ「魂でMMAを愛している」「ライト級に戻って調子がいい。古株だが、まだいける。カウボーイの復活を告げたかったんだ。(ライト級を)離れた時はナンバー2だった。今回、戻ってきて青コーナーでの出場だ。もう何年も青コーナーはなかったんだけどね。ケージに入ってからも“青コーナーだってよ、変な感じだな”と思っていた。出直しが必要だったし、のし上がるためならなんだってやる。ずっといろんな人から『なぜプレリムの試合なんだ?』と聞かれたけど、プレリムで出られてよかったと思っている。世界中の人に見てもらえるからな。ESPNはでかいし、ESPN放送のメインイベントだったから。最高だろ。ここにいられて光栄だ。数年前はネイト・ディアスのことで頭がいっぱいで、あの時は怒り狂った試合をしてしまった。あいつの言うことは気にしていなかったし、あいつを痛めつけてやろうなんて思わずに臨んだ。ああいうのは俺には通用しない。笑っていたくらいさ。40試合やって、これ以上のところはない。魂でこれ(MMA)を愛している。今度はトップ5とやりたい。コナーが同意してくれるならヤツとやる。ベルトを取りにいくぞ。絶好調だからな。やってやるぜ」 ▼女子フライ級 5分3R○ジョアン・コールダウッド(スコットランド)[判定3-0(30-26×2,30-27)]×アリアネ・リプスキ(ブラジル)
◆勝者ジョアン・コールダウッド「MMAには(自分を)嫌う人も必要」「UFCにやって来て最初が私だなんて彼女に申し訳なく思ったわ。でも、かなりタフな試合だったと思う。勝ててよかった。フィニッシュはできなかったけど、勝ちは勝ちよ。彼女は私ほどの相手と戦ったことがない。みんな、私のことを疑うけれど、MMAには嫌う人も必要。プレッシャーがかなりかかるけれど、自分のことを信じている限り、それが何よりも大事なことだと思っている。数日間はゆっくりして、その後、ジムに戻るわ。ジェシカ・アイの名前を挙げたけど、でも、UFCに従うわ」
▼ライトヘビー級 5分3R○アロンゾ・メニフィールド(米国) [1R 3分56秒 TKO]※右フック→パウンド×ヴィニシウス・カストロ(モレイラ)(ブラジル)
◆勝者アロンゾ・メニフィールド「マトリックスみたいにスピンしていたけど、あの回転じゃ遅い」
「オクタゴンでもうちょっと過ごすつもりだったんだけどね。最初の10秒はゲームプランに沿えていなかったけど、そのあとは相手がおかしな動きをしているのが分かったから、それでスキが見えたし、フィニッシュを狙えた。マトリックスみたいにスピンしていたけど、あの回転じゃ遅い。それでもまたやってきたから、そこを狙ったのさ。今回の勝利はでかいし、自分に光があたっていることを願うよ。用意してくれる相手なら誰でも受けて立つ。一歩一歩進むつもりだ」
▼バンタム級 5分3R○コーリー・サンドヘイゲン(米国)[1R 3分31秒 腕十字]×マリオ・バティスタ(米国)
◆勝者コーリー・サンドヘイゲン「ただ2人の人間が戦っているだけじゃない。芸術だ」「これはただ2人の人間が戦っているだけじゃない。芸術だと思っている。いろんなテクニックが関わっているんだ。ただ騒々しいと思って大したことないとか言う人がいるけど、これでもうちょっと理解してくれたらいいな。そういう人たちが、マジでカッコいいじゃん、とか言ってくれることを願うよ。俺の試合をもう一度見たいと言ってくれたらいいね。今回の試合を見た誰かが、刺激を受けてくれていれば嬉しい。今回が3試合目で、俺はまだ26歳だ。焦ることはないと思っている。時間をかけて経験を積んでいきたい。UFCが誰かを用意してくれれば、いつだっていく。ここにいる人は世界トップクラスだけど、自分はそれより少し上だ。ベストなファイターと戦えると思っている」
【アーリープレリム】
▼ライト級 5分3R○デニス・バミューデス(米国)[判定3-0(30-26×3)]×ティー・エドワーズ(米国)※バミューデスは引退を表明
◆勝者デニス・バミューデス「これが俺の最後の試合だ。最高だった」「これが俺の最後の試合だ。最高だった。4敗を喫して、いろんなことを考えたし、いろんなことを乗り越えてきた。逆境に立ち向かわないといけなかったけど、子供たちが振り返って、俺がトップにいたってことを覚えてくれていればいい。叔父がガンでよくないんだ。でも、バミューデスの名を持つ者は、悪い時も必ず復活して勝つんだ。もし負けていれば間違いなくこれが最後になっただろう。5連敗したヤツと再契約するとは思わなかったからね。自分自身を必死にプッシュしてきた。中学生の頃からやってきた。今は2人の息子がいる。格闘技の試合はタフだし、孫の成長を見られるようにしていたい。今はただ、自分のことをやりたいんだ。自分のことができると思うと最高だ。人生で自分が考えたことは絶対にやめたりしない。何かをやると言ったら必ずやる。できないなら言わない。子供たちと叔父には彼らが求めるもののために戦ってほしいと思っている」
▼ウェルター級 5分3R○ジェフ・ニール(米国)[判定3-0(30-27×2,29-28)]×ベラル・ムハマッド(米国)
◆勝者ジェフ・ニール「左ストレートは誰が相手だろうといつでも思い通りに打てる」「最高の気分だ。判定は嫌いだけど、ベラルはタフな相手だからな。彼がタフなのは分かっていたし、判定も覚悟していた。ヤツが痛めつけられてもカムバックした試合を見てきた。フィニッシュしたかったけど、判定を受け入れる。勝ててとにかく嬉しい。左ストレートは誰が相手だろうといつでも思い通りにいける技だと思っている。なんだって受けて立つ。トップ15の相手でもいいし、自分の腕磨きを続けるでもいい。UFCが望むなら、俺はなんでも来いだ」
▼ウェルター級 5分3R○チャンス・レンカンター(米国)[1R 2分25秒 リアネイキドチョーク]×カイル・スチュワート(米国)
◆勝者チャンス・レンカンター「これまでフルタイムでトレーニングできなかった」「試合に臨んで相手とのレスリングに挑むつもりだった。自分にアドバンテージがあると思っていたから。テイクダウンして、フィニッシュしたかった。サブミッションなら何でもよかったし、マウントを取り続けてグラウンド&パウンドを浴びせていくつもりだった。思っていたよりも早くリアネイキドチョークが決まった。時間をかけて学んでいきたい。これまでフルタイムでトレーニングできなかった。いつも仕事とトレーニングの掛け持ちだったんだ。少し時間をかけて、知識を増やしたい。自分にできる限りすべての知識を吸収したいんだ」
※イベントや選手の詳細情報はUFC公式サイトにて