2024年2月7日(水)都内にて『K-1 AWARDS 2023』が開催された。『K-1 AWARDS』はK-1 JAPAN GROUPが開催したプロイベント(K-1・Krush・Krush-EX)と、K-1アマチュアのすべての大会を対象にした年間表彰式。
最優秀選手賞(MVP)に輝いたのは金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)。金子の2023年は4戦全勝(1KO)、9月に行われた玖村将史との3度目の対決は大いに話題となり、激闘の末に延長戦で金子が制した。
イベント終了後、魔裟斗、ゆうちゃみと共に囲み取材を受けた金子は「去年やってきたことが、率直にこういう形で評価されたのが嬉しいと思います」と受賞の喜び。
魔裟斗は「金子はシルバーウルフの後輩でもあるので。真面目に練習をたくさんするのが強さにつながっているんだろうなと思っています」と金子の練習に取り組む姿勢を評価し、「(鈴木真彦に)借りを返さないといけないな」と言うと、金子は「RISEに乗り込むので、MVPとしても負けられない」と改めて気を引き締める。
「1回負けている相手なので、前の僕とは違うところを見せたい。この1年半が経って、試合に対する覚悟が相手にも見ている人にも伝わればいいかなって」と、覚悟が伝わる試合を見せたいとした。
ゆうちゃみは「どの試合も迫力ある、全部の試合が印象に残る試合を見させていただいて。胸に刺さる、私も頑張らないといけないなって刺激を受けました」と金子の試合の感想。
金子が「世界でも通用するところを見せて行ければと思っています」と今後の目標を語ると、記者からは来年のMVPは誰だと思うかとの質問が。魔裟斗は「来年も金子が獲ることを願っています」としたが、ゆうちゃみは「え――、考えてなかったですね。でもK-1が大きくなっていくところなので大きいサッタリ選手で」と答える。
記者が望んでいる答えと違う答えをしたゆうちゃみ。隣にいるのが別な選手の方が良かったのでは、と意地悪なことを聞かれても「いや、とんでもございません。金子選手にお会い出来てめちゃハッピーです。イケメンです」とはぐらかして笑いを起こした。
その玖村将史からは、金子との4度目の対決を実現させたいとのコメントがあり、金子は「僕が王者なので、そういうのもひとつあるんだろうなとは思っていますが、そこは正直考えてないかな」と今は考えていないとする。
「リベンジがあるのがK-1」と発言していた魔裟斗は「4度目もいいですし、日本人は軽量級で世界のトップだと思うので、日本のトップ同士で対戦していって欲しい。日本のトップは世界のトップなのでトップ同士の試合が見れれば面白い。そこに外国人が入ってくれば魅力的なカードになって来る」とした。
そして最後に、3月の鈴木真彦との再戦へ向けての意気込みを改めて聞かれた金子は「僕がやってきたことを、信じてくれたファンのためにも覚悟を見せるので楽しみにしていてください」と力強く締めくくった。