（C）ゴング格闘技
2024年3月23日（土）神戸ワールド記念ホールで開催される『RIZIN LANDMARK 9』（ケージ使用）の追加カードが1月31日、都内会見にて発表された。
▼RIZINウェルター級（77.0kg）5分3R
ストラッサー起一（総合格闘技道場コブラ会）
イゴール・タナベ（セラヴィー）
ストラッサーは、UFC3勝2敗からRIZINに参戦し、3勝2敗。Bellatorではエド・ルース、現Bellator世界ウェルター級王者のジェイソン・ジャクソンに敗れている。
RIZINに戻り、2021年11月に川中孝浩を肩固めで極めるも、2022年3月に阿部大治に判定負け。2023年4月に中村K太郎に2R TKO負けで連敗中。42歳のベテランとなり、地元で23歳の若手のプロスペクトの壁となるか。
対するイゴールは、柔術世界選手権ですべての帯色でメダルを獲得。黒帯で全日本を制し、グラップリングでも活躍後、MMAに転向し、5連勝中。巌流島でメルヴィン・マヌーフにヒールフックを極め、RIZIN初参戦時はミドル級（84kg）で元DEEPウェルター級王者の阿部大治もヒールフック葬。2023年10月にはANIMAL☆KOJIを三角絞めで仕留めると、大晦日に元UFCのレスラー・安西信昌を1R リアネイキドチョークで極めている。安西と練習仲間のストラッサーをも下し、一気にウェルター級でワールドクラスに名乗りを挙げるか。
会見での両者のコメントは以下の通りだ。
──それぞれ対戦相手の印象と、自分が相手より優れているというポイントを伺いたいと思います。
起一 イゴール選手は、柔術からMMAの世界に来て、飛び抜けて寝技が強いという印象で、下になっても何でも対応できる選手だと思っています。イゴール選手よりも自分が優れているところは、MMAの総合的な部分で、あとは打撃とタックルを切ったりという部分で潰していくというところ。あとフィジカルの面でも自分のほうが上かなと思っているので、そこらへんの攻防をしっかりやりたいなと思っています。
イゴール ストラッサー選手は、さっき本人も言った通り、すごいやっぱり総合が強いんですよね。MMAが強いんですけど、今回の試合で僕は本当に総合、MMAでも僕のほうが全てに関して上回っているところを見せたいですね。
──イゴール選手にお伺いします。今、RIZINで3連勝していて、MMAに適応してきていますか。
イゴール どんどんすごく楽しくなってきましたね。最初はけっこう、前も言ったんですけど、奥さんが妊娠したときにMMAやるって決めて、金銭的なことを考えて。最初はやっぱりその考えだけだったんですけど、やるにつれてどんどん楽しくなってきて、自分の中では、さっきも言ったんですけど、世界一になりたいですね。なります。
──ストラッサー選手、「28歳のときと42歳の今も情熱は変わらない」というお話がありましたけど、どうしてその情熱が変わらないまま保てているのでしょうか。
起一 一番は格闘技が大好きというところはあるんですけど、本当に自分がRIZINのチャンピオンを目指して今ずっと取り組んでて、周りの方々にも応援してもらって、みんなの思いとかも背負いながら、自分の使命感として、RIZINで絶対にベルト取るという、その熱い気持ち、それは一日一日の、自分に対していかにどんだけ勝っていくかというところで気持ちを作って毎日やっていますね。
──モチベーションが落ちたりすることはない？
起一 試合で負けたら、それは落ちたりするときはありますけど、絶対に僕はマイナスをプラスに変換していく人生できているので、今回絶対に今までのマイナスをプラスに全部勝って、全部ひっくり返そうと思っているので、そこを見てもらいたいなと思います。そしてイゴール選手、すごい強い選手なので、最高の相手を用意していただいて、本当にありがとうございます。
──イゴール選手、以前からサトシ選手に対するリスペクトを語っておられますが、こうしてまた同じ大会に出られて、会見で一緒にいることについてはどう思われますか。
イゴール めっちゃ嬉しいですね。ちょうどさっきサトシ先生にも見せてたんですけど、12年前くらいの写真を見つけて、僕とサトシ先生のツーショットで、こうして僕が憧れてきたサトシ先生と一緒にRIZINという大きい舞台で出られるのは本当に夢のようですね。本当に嬉しいです。
──サトシ選手は、そういうリスペクトしてくる後輩が活躍していることについてはどう思われますか？
サトシ もちろん嬉しいね。イゴールがいつも子どもの頃からすごいリスペクトとか、優しさを感じています。柔術のポテンシャルがすごいあるから。でも今、私も分かるね。彼がMMAに出るのは、彼の家族のことも良く考えるから、もちろんいいですよね。人生が面白いからね、はい。
