2019年10月6日(日)名古屋国際会議場イベントホールにて開催されるムエタイのビックマッチ『Suk Wanchai MuayThai Super Fight vol.6』の追加対戦カードが発表された。
出場が発表されていたラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級6位・福田海斗(キング・ムエ)の対戦相手は、なんと現役のルンピニースタジアム認定スーパーフライ級王者ルンナライ・ギャットムー9(タイ)に決定。
ルンナライはブリラム出身の24歳で、過去『Suk Wanchai Muaythai Super Fight』に出場しているスーパーレックなどが在籍する名門ギャットムー9ジムに所属し、現在ルンピニースタジアムスーパーフライ級王者に君臨する。
昨年度は11戦9勝1敗1分けの好成績を収め、タイで最も権威が高いとされる「タイ・スポーツマスコミ協会」の選出する2018年度ムエタイMVPに選ばれたものの、受賞翌日の試合でヨーティン・FAグループ(両スタジアムバンタム級ランカー)に体格差もあってKO負けし、受賞が取り消されたことで大きな話題となった。
しかしながら、その後8月9日(金)のルンピニースタジアムでは現ラジャダムナンスタジアムフライ級王者ペットソムマーイ・ソーソムマイと対戦、左フックでダウンを奪い判定勝利。あたらめて軽量級No. 1であることを見せつけた。
一方、福田は7月31日(水)のラジャダムナンスタジアム興行「スック ワンギントーン」セミファイナルで、一度敗れたジャルンリットにリベンジを果たしラジャダムナンスタジアムバンタム級のランキング入りを確実にしている。
過去80戦近くのうちほとんどがタイでの試合で、なおかつ結果を残してきている福田だが、関係者の話ではルンナライとは格が違いタイではマッチメイクされない(それほどの格の違いがあり、賭けが成立しないため)対戦だという。
とはいえ、日本国内に数多くのトップムエタイ選手を招聘している「Suk Wanchai MuayThai Super Fight」の興行ということで、両選手をプロモートしているペッティンディープロモーションが実現に向けて動き、今回の試合が成立した。当然のことではあるが、福田にとっては厳しい戦いとなるであろう。しかし、タイ国内とは違い、賭けの無い試合のためギャンブラーの動向を気にせずに伸び伸びと戦うことが出来る点は有利に働く。
福田の師であるキング・ムエ佐藤会長も「ルンナライの戦い方は手に取るようにわかるし、秘策もある。これまでの経験の集大成を海斗とともに見せたいと思う」と自信ありげだ。
タイで“危険なサムライ”と呼ばれる福田の必殺ヒザ蹴り 福田は「ムエタイ軽量級最強のルンナライ選手と戦えることを光栄に思います。9歳の時からムエタイを始め13歳の時に初めてルンピニーのリングに上がり、それ以来ずっとタイで会長と一緒に戦ってきました。何連敗もして勝てなかった時期、辛いときもありましたが、それでも会長と2人諦めずにタイで試合を続けてきました。
そして今回、追いかけていた事に1つ手をかけるチャンスをいただきました。ルンナライ選手とは格の違いもありますし、彼もルンピニー王者としての意地があるでしょう。でも、僕も目指す姿があり地元名古屋での試合、負けれらない意地がある。絶対に勝ってみせます。歴史が変わる瞬間を見に来てください!」と必勝を誓っている。
<決定対戦カード>
▼日タイ国際戦 バンタム級 3分5R福田海斗(キング・ムエ/ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級6位)vsルンナライ・ギャットムー9(タイ/ルンピニースタジアム認定スーパーフライ級王者)