ブアカーオと同じくSBでも世界タイトルを獲りたい
【写真】日本で行われたトヨタ・ムエマラソントーナメントで優勝
――今回勝って日本で継続的に試合をしたいと思いますか?
「そうだね。海人に勝って今後チャンスがあればシュートボクシングにも参戦していきたい」
――シュートボクシングでは過去に、同じムエタイファイターのブアカーオ選手が2010年のS-cup世界トーナメントで優勝してチャンピオンに輝いています。
「ブアカーオは好きな選手だから、私も同じくシュートボクシングでも世界タイトルを獲りたい」
――試合までにどういう調整をして臨みますか?
「もちろんハードな練習をして、海人の動画を見てキッチリ研究して彼に勝てる状態を作っていきたい。タイとは違って2月の日本は寒いと聞いているから、気候に慣れないといけないので早めに来日できたらいいなと思う」
【写真】海人に勝ったチャムアトーン(右)にも2016年7月に日本で勝利している
――研究の仕方としては、相手の動きのどういうところを見ていますか?
「選手の1つ1つの技を見て、その選手が得意としているところ、そうでもないところや、強い部分やそうでもないところを注目して見ている」
――海人選手はヒジ打ちを得意としていますが、そのテクニックをどう評価していますか?
「そこに関してはやってみないと分からない。私は過去にヒジで斬られたことが1度だけありますが、斬られない自信がある。お互いにヒジが強いということだから試合も面白い試合になると思う」
――倒してダウンを取るヒジとカットするヒジのどちらが得意ですか?
「自分のヒジはもちろんKOできるものだ。海人がヒジの打ち合いを挑んできたら、凄く面白いことになると思う。接戦というか力は拮抗していると思うので。どちらがいいタイミングで出せるかの勝負になるだろう」
――今回はヒジありの試合ですが、ヒジなしの試合経験もありますか?
「2~3試合はあります。ずばりヒジがあることで私は何倍も強くなる。自分が一方的に勝つことになれば、海人は自分がヒジありを選んだことを後悔することになるだろう」
――ちなみにリングネームのペットモラコットにはどういう意味がありますか?
「ペットはダイヤモンドで美しいという意味。モラコットはエメラルドという意味で磨き上げた怖さという意味も含んでいます。私のヒジ打ちはダイヤモンドのように硬いから、かすっただけでも海人は倒れるか斬れるだろうね」
――試合を楽しみにしている日本のファンにメッセージをお願いします。
「ぜひ私の試合に注目して応援よろしくお願いします。海人に勝って日本のファンの皆さんにもっと知ってもらいたいですし、愛される存在になりたいと思います」