(C)DEEP/BLACK COMBAT
BLACK COMBAT 10 速報
▼フェザー級 5分3R
-キム・ミンウ(韓国)
[ノーコンテスト] ※延長Rにスヨンがローブロー
-ユ・スヨン(韓国)第10代DEEPバンタム級王者
朝倉海と1勝1敗のムン・ジェフンを相手に2勝1敗と勝ち越しているミンウ。2017年4月にキム・スーチョルに判定負けも、ジェフンに一本勝ちで再起すると、2019年11月のRoad FCバンタム級王座戦では、ジャン・イクファンを延長R判定で下して戴冠を果たしている。
その後、UFCを目指し、ROAD FC王座返上後の2022年6月に『Road To UFC』バンタム級参戦も、1回戦で対戦予定のシャオ・ロン(中国)の欠場により、体重を作るも不戦勝に。続く、2022年10月の準決勝・風間敏臣戦が2年11カ月ぶりの復帰戦になるはずだったが、今度はミンウが139.5ポンドとまさかの体重超過で欠場となり、UFCへの道が断たれていた。
ブランクの間も『Road To UFC』『RIZIN』参戦のキム・ギョンピョやチャ・ジョンファン、パク・ヒョンソンらと練習を続けて来たといミンウは、フェザー級へ転向し、BLACK COMBAT参戦。2023年2月のDEEPとの対抗戦で中村大介を破り、今回はユ・スヨンと戦うことになった。
スヨンは、サンボとBJJ黒帯がバックボーン。現BLACK COMBATバンタム級王者で、元Naiza FCバンタム級王者。元BLACK COMBATライト級&フェザー級と、BLACK COMBAT3階級制覇王者に。2023年9月に石司晃一を1R TKOに下し、DEEPバンタム級王者に。12月のNAIZA FCでは、ダスタン・アマンゲルディに3R TKO負けで同バンタム級王座から陥落。今回、ノンタイトルで「フェザー級」でミンウと対戦する。
1R、ともにオーソドックス構え。中央を取るミンウに、スヨンは右ロー。左ボディストレートを見せるとそこに右フックを狙うミンウ。スヨンはダブルレッグに差し上げるミンウが金網背にして突き放す。
左ジャブを突くスヨン。ミンウが一瞬バランス崩すが立て直す。オーソから左ミドルハイをガード上に当てるスヨン。ミンウも左ハイをガード上に返す。スヨンの左に下がるミンウ。右から左を突き、左ミドルのスヨンに、ミンウは右! ヒザをマットに着いたスヨンに詰めるミンウだが、バックテイクに前転したスヨンが上に! 苦しい時間帯に上を取ったスヨンは、ミンウのクローズドの中でゴングを聞いた。
2R、ジャブを突くミンウに右ハイをガード上に当てるスヨン。圧力をかけて右ストレートを突く。しかし、ワンツーで押し戻すミンウ! スヨンは右アッパーを突いて、左を振ってダブルレッグでケージまで押し込むとシングルレッグに切り替えるが、ミンウも崩されず。離れた両者。左右入れ替えるスヨンは左の三日月蹴り。ケージを背にするミンウはジャブ&ロー。スヨンも右ストレートを当てると、ミンウは左ロー、歩いて左ヒザ。スヨンの前進に左を返す! スヨンはサウスポーにスイッチ、右ジャブを当てる。大熱戦。
3R、オーソから左ハイを打つスヨン。中央を取り圧力も、ミンウも右ロー。スヨンも右ローを返す。ジャブ、右ストレートから左ミドルのミンウ。互いに1発を警戒し慎重になるなか、カーフを効かせているミンウ。
左から右ハイのスヨンの蹴り終わりに右ローを返すミンウ。詰めるスヨン、左ハイもガードし押し返すミンウも右ハイ。ブロックするスヨンに右ローをこつこつ突くミンウ。スンヨはついに組むが差し上げるミンウ。前に出るとジャブ&ローを突いてゴング。本戦判定はドロー。延長へ。
延長1R、先に中央を取るミンウ。右回りのスヨンは右ロー。しかし詰めるミンウがサウスポー構えに。互いに手が出ないなか、サークリングするスヨンは右ハイ。ブロックするミンウも左の蹴り。右ローを打つスヨンに、ローブローに。長い中断。
アクシデントによるインターバル規定が長いのか、長時間ミンウの回復を待つスヨンは座って待つが、ドクターやセコンドに囲まれたミンウは動けずもストップの裁定が下されない。長い中断の末、試合はノーコンテストとなることがアナウンスされた。